それにしてもモーターショーでの二輪の位置づけは、正直なところ「おまけ」。来年にモーターサイクルショーが控えているとはいえ、国内4メーカーの出展数はほんのわずか。プレスカンファレンスの会場設営があり展示場所が一時的に狭くなっていたこともあったが、二輪ファンにとっては物足りなさが募る。四輪が主戦場のショーだけに致し方ないのだが。そもそも縮小している二輪市場にどれだけ力を入れたらいいのか、メーカーも測りかねているように感じる。 まずはカワサキ。今回も「ニンジャ」ブランド推し。H2に導入されているスーパーチャージドエンジンは、H2のフォルムと相まって目を引く。カワサキのエンジン開発に対するこだわりを押し出す。ただ、すでに市販されていることもあり、鮮度は若干落ちる。 展示には、往年の名車「Z1」の姿も。オヤジ層への訴求として、雑誌とコラボしてのノスタルジー路線だ。H2にみられる価格帯(300万円前後