6年前に地球に帰還した探査機、はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの微粒子を詳しく解析した結果、微粒子の表面で確認された合わせて4種類の模様から、イトカワのもとになる、より大きな小惑星ができた45億年前から現在までの歴史の一部が分かりました。46億年前に誕生した太陽系の成り立ちを探る重要な手がかりになると注目されています。 その後、はやぶさは地球との交信が一時途絶えるなど、トラブルが続きましたが、6年前の2010年、微粒子が入ったカプセルを地球に持ち帰ることに成功しました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構の研究グループは、イトカワの微粒子26個を電子顕微鏡などで詳しく解析した結果を22日に発表しました。それによりますと、微粒子の表面には合わせて4種類の模様が確認されたということです。 1つ目は棚田のような階段状になった模様で、イトカワがより大きな小惑星の一部だった45億年前のものとみられてい