北海道大学の教授とその夫の特任教授が同じ研究内容で国からの補助金を二重に申請して1550万円を不正に受け取っていたとして、大学は2人を停職10か月の懲戒処分にしました。 大学は不正が2人で示し合わせて行われていたとして、それぞれ停職10か月の懲戒処分にしました。2人は「研究費を確保して研究環境を整えたいと思った。よい研究成果を出せば問題ないと考えていた」などと話しているということです。 記者会見で北海道大学の三上隆副学長は「誠に遺憾で、深くおわび申し上げます。倫理教育を徹底し再発防止に努めたい」と述べました。 北海道大学では、おととしから去年にかけて、59人の教員が関与して5億3400万円余りに上る不適切な経費の処理が明らかになり、2人もそれぞれ2700万円余りを不適切に処理したとして停職2か月の懲戒処分を受けていました。