最近、こんなニュースが流れた。 車輪の部分を写真でみたがどうみてもカーブが曲がりきれる構造をしていない。技術的・原理的な課題も山積な上に、大掛かりな詐欺の疑いも浮上している。今後の展開が楽しみではあるが、この発想の原点は実はこの映画にあるのではないかと思う。 邦題は『弾丸特急ジェット・バス』。1976年のアメリカ映画である。当時、流行していたパニック映画へのオマージュともいえるコメディである。随所に名シーンがちりばめられている。ストーリーらしいストーリーはなく、ドタバタもの。そこに語るべきものはないのでここではバスそのものを中心に紹介する。 バスの登場シーン。BGMは『2001年宇宙の旅』と同じく『ツァラトゥストラかく語りき』。 ニューヨークでの出発シーン。実際に公道を走り去っていく。 目的地はデンバー。ノンストップ。時速150kmを超える速度でひたすら突っ走る。 風圧で割れる窓ガラス。沿