やはり英語は必要なのか? 日本人にとっての壁:佐々木俊尚×松井博 グローバル化と幸福の怪しい関係(2)(4/5 ページ) 英語を使わざるを得ない状況に? 佐々木:この流れは変わらないと思うんですよ。グローバル市場でいえば米国、欧州、アジアの市場がある。しかし中国やインドには、人口が10億人以上いるので、国内だけで十分成り立ってしまう。 東南アジアには4億~5億人くらいいるので、日本の企業もその市場を狙っていて、グローバル化みたいなことは考えているわけですよ。ただグローバル化に乗れる企業と乗れない企業があって、日本のレガシーな企業がその流れに乗れるとはとうてい思えない。その時にどんどん崩壊していく状況を我々はどうやって見守ればいいのか。 松井:中途半端に東南アジアに進出しても、そこに欧米の企業がいずれどーんと来るでしょう。いずれにせよ、どこかのタイミングで米国や欧州のグローバル企業と戦わなけ