インターネットの一部界隈で職業差別について騒ぎになっていたので、そういった認知や差別に関する私的な見解を整理してみます。 今回の騒ぎの根源はよく見かけるような「ブルーカラーの職業に対する見下し発言」と「男性への統計的差別発言」でしたが、今回は話を単純にするため性差別に関しては取り扱いません。 職業差別の根底 職業差別は古来から現代まで連綿と続いている根深い差別の一つです。昨今では職業差別は悪いことだとした認識が広まりつつありますが、今でも世界中で次のような定型句がある程度にはブルーカラーの仕事を下に見る人がいます。 「ちゃんと勉強しないとマクドナルドで働くことになるぞ」 「勉強しないと、あなたの将来は掃除人よ」 「ちゃんと勉強しないとこういう所で働くことになりますよ」 また、アンチパターンとしてブルーカラーの価値を高く見積もった次のような意見も散見されます。 「学歴がない人が肉体労働に就く