藤野政策委員長を更迭=「人を殺す予算」発言への批判受け-共産 記者会見で政策委員長辞任を表明した共産党の藤野保史氏=28日夜、東京都渋谷区の同党本部 共産党の 藤野保史 政策委員長(46)は28日夜、党本部で記者会見し、防衛費について「人を殺すための予算」と述べた自らの発言は不適切だったとして、政策委員長を辞任する意向を表明した。政府・与党から批判が相次いだのに加え、参院選で共闘する民進党からも問題視する声が上がったのを踏まえ、共産党として事実上の更迭に踏み切ったものだ。 国政選挙の期間中に政党の主要幹部が辞任するのは異例。後任は当面置かず、 小池晃 書記局長が兼務する。 藤野氏の発言は26日のNHKの討論番組で出たもので、同日中に取り消した。これを受けて共産党は早期の幕引きを図る方針だった。 だが、政府・与党は発言をとらえて野党共闘への攻撃を強め、 菅義偉 官房長官は28日、横浜市