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ハイデッガーの検索結果1 - 40 件 / 46件

  • 本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

    哲学・思想プラトン『饗宴』 アリストテレス『詩学』 アウグスティヌス『告白』 レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 マキァベッリ『君主論』 モア『ユートピア』 デカルト『方法序説』 ホッブズ『リヴァイアサン』 パスカル『パンセ』 スピノザ『エチカ』 ルソー『社会契約論』 カント『純粋理性批判』 ヘーゲル『精神現象学』 キルケゴール『死に至る病』 マルクス『資本論』 ニーチェ『道徳の系譜』 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ソシュール『一般言語学講義』 ヴァレリー『精神の危機』 フロイト『快感原則の彼岸』 シュミット『政治神学』 ブルトン『シュルレアリスム宣言』 ハイデッガー『存在と時間』 ガンジー『ガンジー自伝』 ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』 ポランニー『大転換 市場社会の形成と崩壊』 アドルノ&ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』 ア

      本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100
    • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

      先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

        1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
      • 東大現役合格→原子力エンジニアの父が語る糸谷哲郎八段 「1、2歳で“頭の出来が違う”と」【父子の母校秘話も】(沢田啓明)

        糸谷哲郎八段が棋王戦(渡辺明棋王)に初挑戦する。圧倒的な早指しで竜王を獲得するなど将棋ファンに強烈なインパクトを残すとともに、将棋界では初となる“プロ入り後、国立大に進学した棋士”となり、大学院にも在籍した異色の棋士だが、その父・康宏氏に愛息のこれまでの歩みや教育法を、中・高校時代の同級生だった筆者と語らい合ってもらった(全3回の1回/第2回、第3回はこちら) 広島市の中心部と日本三景の一つ宮島の中間あたりの小高い丘に、広島学院というカトリック系の中高一貫教育の私立男子校がある。一学年が180人程度で、生徒のほぼ全員が大学へ進学する。 2月6日に始まる棋王戦五番勝負で渡辺明三冠(36)に挑む糸谷哲郎八段(32)は、この学校の出身だ。 1998年、小学校4年で日本将棋連盟関西奨励会(大阪)に入って以後は毎月2日、新幹線で通って将棋の修行をした。その一方で、受験勉強をして競争率数倍の広島学院中

          東大現役合格→原子力エンジニアの父が語る糸谷哲郎八段 「1、2歳で“頭の出来が違う”と」【父子の母校秘話も】(沢田啓明)
        • 技術の本質について - KAKEHASHI Tech Blog

          みなさんは、技術とは何か、考えたことはあるでしょうか。 ここでは、技術哲学の立場から考えるための参考として、ハイデガーの技術論を取り上げます。 技術論のタイプ A.フィーンバーグの技術: クリティカル・セオリーの分類によれば、 これまでの技術論は2つの立場に分けることができる、と考えられています。 道具説 自立的存在説 道具説は、世の中に広く受け入れられている見方で、 技術とは「中立的」であり、利用者の目的に奉仕する道具と考えます。 逆に、技術の中立性を否定する見方として、自立的存在説という見方もあります。 この説では、技術とはそれ自体が社会のすべてを管理の対象物として作り変えようとする、と考えます。 ハイデガーの技術論は、この説の代表的な考え方になります。 ハイデガーの技術論 技術への問い ハイデガーはその著書、技術への問いで、 技術について問うことを、以下のように述べています。 われわ

            技術の本質について - KAKEHASHI Tech Blog
          • ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら

            ※2024年6月をもってnoteでの本リストの新刊の更新は終了させていただきます。 今後の更新ははてなブログにて継続いたします。 2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢

              ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら
            • SF史に残る(べき)ゲームたち:第32回『ファイナルファンタジーⅦ』『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』――地球を守るために、電力会社にテロを起こすべきか?

              書こう書こうと思い、もうとっくにクリアしていたのに、何故か書き始める気になれなかった。何故書けないのか。おそらく原因は、この作品が思春期の自分に影響を及ぼし、行動や思想に大きな影響を受けた作品であるから、それを直視するのが怖いからだ。それでも、そのことを正直に認めながら論を書くしかないだろう。以下、オリジナルとリメイクの両方のネタバレをしていくので、気を付けてほしい。 世界的に高い評価を得た快作『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』をプレイして、その表現が高度化しているために改めて胸に刺さるように気付かされたことなのだが、これはほとんど原子力産業や工業社会に抵抗するテロリストの話であったのだ。魔晄を掘り出し、魔晄炉という発電所のようなところでエネルギーに変え、非常に栄えているミッドガルという都市。そこに君臨する神羅電気動力株式会社、通称・神羅カンパニー(Shin-Ra Electric P

                SF史に残る(べき)ゲームたち:第32回『ファイナルファンタジーⅦ』『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』――地球を守るために、電力会社にテロを起こすべきか?
              • 第13回 ハイデガーは本当に性格が悪いのか? – 傍流堂

                最近、SNSを見ていたら、ハイデガーの性格が悪いとか、人間として器が小さいとかという書き込みが目に飛び込んできた。ハイデガーの人柄に対するこのような非難はこれまでつねに繰り返されてきた。またこうした批判は昨日今日始まったものではなく、彼の存命中から、彼がナチスに加担したことへの非難と絡めて行われてきた。 本連載第4回から第6回で、ハイデガーがかつての弟子バウムガルテンについて否定的な所見を書いて追い落とそうとした一件について詳しく論じた。ヤスパースが最初にこれを取り上げてハイデガーを非難したのだが、その後、この一件はハイデガーの人格の劣悪さを示す象徴的な事例として扱われるようになった。ハイデガーはバウムガルテンの所見をゲッティンゲン大学のナチ教員団の依頼で起草したのだが、彼はそこでバウムガルテンがユダヤ人と親しい関係をもつことを指摘し、そのことによってナチズムへの不適合性をにおわせた。ナチ

                • 限られた時間を有効に使う者としての人間哲学 ~時間的存在としての人間と死 - 日々是〆〆吟味

                  人間は限られた時間の中で生き、死ぬ存在であることを自覚することによって生きる 時間的存在としての人間 【ハイデガー『存在と時間』】 人間は必ず死ぬ 【キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』】 死を自覚することによって、生きる人間 【香山リカ『リカちゃんのサイコのお部屋』】 前回のお話 waka-rukana.com 人間は限られた時間の中で生き、死ぬ存在であることを自覚することによって生きる 時間的存在としての人間 ハイデガーの哲学は難しくてよくわかりませんし、また読んだのも随分昔なので大方忘れてしまってもいます。しかしハイデガーはあまりに大物ですので、他の哲学的な問題を扱ったような文章を読むと結構頻繁に名前が出てきます。するとよくわからないなりにおぼろげながらこんなもんかな、なんて思ってきたりもするのでした。 そしてそんなハイデガーの主著は『存在と時間』と言います。ここからも少しハイデガーの哲学

                    限られた時間を有効に使う者としての人間哲学 ~時間的存在としての人間と死 - 日々是〆〆吟味
                  • ハイデガーと日本人 ~ドイツに留学に行った日本人哲学者たち - 日々是〆〆吟味

                    ハイデガーと日本人 ドイツに留学した日本人哲学者 【ハイデガー『言葉についての対話』,福田和也『日本の目玉』】 和辻哲郎と『風土』 〜時間に対する空間 【和辻哲郎『風土』】 【小谷野敦『日本文化論のインチキ』】 前回のお話 waka-rukana.com ハイデガーと日本人 ハイデガーはとても偉くて、20世紀最大の哲学者なんて呼ばれたりもします。そんな偉い人ですから影響を受けた人たちはたくさんいるのですが、意外と日本との関わりもあったりするようです。 ドイツに留学した日本人哲学者 というのも、戦前日本の哲学者たちのうち、ハイデガーに教わるためにドイツまで行った人たちが結構いるらしいからです。 たとえば三木清とか九鬼周造といった人たちがドイツでハイデガーに教わったそうなのですが、この人たちは日本で偉い哲学者として名が通っています。 【ハイデガー『言葉についての対話』,福田和也『日本の目玉』】

                      ハイデガーと日本人 ~ドイツに留学に行った日本人哲学者たち - 日々是〆〆吟味
                    • 「非共産党員」も犠牲になった 治安維持法を廃止させた哲学者の獄死 | 毎日新聞

                      1945年10月15日、戦前・戦中の思想弾圧に猛威を振るった治安維持法が廃止された。命じたのはマッカーサー率いる連合国軍総司令部(GHQ)。指令の背後には、直前に発覚したある人物の死があった。 『人生論ノート』などの著作で知られる哲学者・三木清(1897~1945年)。京都大で西田幾多郎、ドイツに留学してハイデッガーに師事するなど、世界的に名高い哲学者のもとで学び、やがて独自の思想を展開したが、治安維持法違反容疑で逮捕されて東京・豊多摩刑務所の独房に勾留されると、劣悪な環境下で寄生虫感染症を患い衰弱死した。死亡日は、日本の無条件降伏からひと月半近くもたった45年9月26日。なぜ三木は敗戦後に亡くならなければならなかったのか。三木を慕う人たちからは、いまだその死を悔やむ声が聞かれる。 参政党「共産主義にとっては悪法」 「悪法だ、悪法だっていうけど、共産主義にとっては悪法でしょうね。共産主義を

                        「非共産党員」も犠牲になった 治安維持法を廃止させた哲学者の獄死 | 毎日新聞
                      • 【対談】髙城晶平 × okadada 『WALTZ』| 読書/ダンスフロア/連続性

                        11/18(土)に開催される渋谷Spotify O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE、AZUMAYAを舞台にしたサーキットパーティー『WALTZ』。2021年の11月に第1回が開催され好評を博した当パーティーは、今回もジャンルを越境した多彩な出演陣で発表直後から大きな話題を集めている。本稿では『WALTZ』に出演するceroのフロントマン、髙城晶平とDJのokadadaのふたりに話を訊く。テーマは“読書”。本とダンスフロア……一見、距離があるように感じるふたつのカルチャーにふたりはどのような関連性を見出すのか。 取材・構成 : 高橋圭太 撮影  : 寺沢美遊 - 今回は11月18日の『WALTZ』に出演するおふたりに本にまつわる対談をしてもらいたいなと思っていて。髙城さんもオカダダさんも読書家ですし、ダンスフロアやパーティーをイメージさせるような本を選んでいただき紹介できたら

                          【対談】髙城晶平 × okadada 『WALTZ』| 読書/ダンスフロア/連続性
                        • 【ほんとうのシンプル】=「単純であること」と「無駄を削ぐこと」。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

                          芸術は【引き算】から生まれる、といわれます。建築、文章、写真、家づくりにも同じことがいえそうです。毎日の仕事、家事だって、引き算の繰り返し。過剰さで価値を計るのではなく、無駄を省き、主題を浮き彫りにすることは至難の業です。そのあとに【余韻】を醸すことができれば、ほんもの、なのですが。 Contents. 足し算の人と引き算の人 無駄を削いだ日本の文化 変わらないことのすごみ 単純なものとエネルギー 簡潔・省略・余韻のこと 足し算の人と引き算の人 ポスターやパンフレットのデザインとは異なり、雑誌や書籍のデザインはエディトリアルデザインの分野に入ります。 専門的にいうと、書籍の場合は装幀という専門分野が存在し、雑誌などのデザインとも一線を画します。 限られた誌面に過剰なケイ線、必要以上に大き目の活字、そこまで大きく、増やさなくてもいい写真――など、とにかく多くの情報を詰め込むタイプのデザイナー

                            【ほんとうのシンプル】=「単純であること」と「無駄を削ぐこと」。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
                          • 名古屋城再建なぞに興味は無いが。 - うちのふうふとエイトのこと。

                            不断は記事の内容を直截に題号に纏めることはしないのですが、今回は種種胸糞悪かったので斯様な結構となりました。名古屋市が進める「名古屋城の復元計画」の討論会に於いて、エレベーターの設置を意見具申する障害者の男性に対し、別の参加者が「我慢せいよ」だの、或いは差別用語を用いた発言に拍手が起きるだの、極めて不快でした。「それ、あなたの感想でしょ」と謂われるかも識れませんが。 討論会の参加者は、事前に市側が5,000人から選出した36名だそうです。或る意味名古屋市を代表する者としては程度が低すぎる。市長の対応も波紋を拡げたようですが「民度の低い市民にして此の市長あり」だと思います。まあ、愛知県は2022年都道府県別全国学力テスト小学生正答率ランキング40位。2003年から16年間連続で交通死者数全国最多と謂う素晴らしい記録を打ち立てています。結句、地頭の悪い、煽り運転常習者ばかりが棲む集落なのでしょ

                              名古屋城再建なぞに興味は無いが。 - うちのふうふとエイトのこと。
                            • 危機の危機 - 内田樹の研究室

                              『新潮45』という雑誌が以前存在した。ある時期から極右的な論調に変わって、質の悪い記事を掲載するようになってそのうち廃刊になった。まだまともな雑誌だった頃にはよく長いものを書かせてくれた。これもその中の一つ。2012年の2月に書いたので、もう10年前になる。朴東燮先生が「読みたい」と言うのでHDの筐底を探して見つけ出した。10年経ってもリーダブルなような気がしたので、再録する。 先日、哲学者の鷲田清一先生と「3・11後の日本の危機的状況」について対談する機会がありました。僕がホスト役で、鷲田先生から話を聞き出すという趣向の会でしたので、冒頭で僕が「われわれは今、ポスト・グローバリズムの世界という、前代未聞の歴史的状況に投じられています。さて、これから、いったいどうやって、この危機を生き抜くべきなのでしょうか?」というようなよくある定型的な問題提起を不用意に口にしてしまいました。すると、鷲田

                              • 責任と欲望を生み出すために──國分功一郎×東浩紀「哲学にとって愚かさとはなにか」イベントレポート(標準語ver.)

                                旧知の思想家からの批判に、闘う哲学者はどう応答するのか――。 東浩紀は、今年9月に刊行した『ゲンロン11』の巻頭論文「悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶」で、國分功一郎の議論を重要な参照項としている。しかし、そこには國分に対する批判も多分に含まれる。 同論文を読んだ國分からの申し出によって実現した三年ぶりの対談は、どのように展開したのか。イベントレポートをお届けする。 なお、東の論文についての議論をひととおり終えたのちに交わされたイベント後半の対話については、関西弁ver.として別のレポートが執筆された。そちらもぜひお読みいただきたい。(ゲンロン編集部) 帰責性と責任 イベントは國分による応答プレゼンをもとに進行した。結論から述べると、意外にも國分と東の問題意識はかなり近いということが明らかになり、意外なほど生産的な議論が交わされることとなった。その一部を紹介したい。 「

                                  責任と欲望を生み出すために──國分功一郎×東浩紀「哲学にとって愚かさとはなにか」イベントレポート(標準語ver.)
                                • 東大現役合格→原子力エンジニアの父が語る糸谷哲郎八段 「1、2歳で“頭の出来が違う”と」【父子の母校秘話も】(沢田啓明)

                                  糸谷哲郎八段が棋王戦(渡辺明棋王)に初挑戦する。圧倒的な早指しで竜王を獲得するなど将棋ファンに強烈なインパクトを残すとともに、将棋界では初となる“プロ入り後、国立大に進学した棋士”となり、大学院にも在籍した異色の棋士だが、その父・康宏氏に愛息のこれまでの歩みや教育法を、中・高校時代の同級生だった筆者と語らい合ってもらった(全3回の1回/第2回、第3回はこちら) 広島市の中心部と日本三景の一つ宮島の中間あたりの小高い丘に、広島学院というカトリック系の中高一貫教育の私立男子校がある。一学年が180人程度で、生徒のほぼ全員が大学へ進学する。 2月6日に始まる棋王戦五番勝負で渡辺明三冠(36)に挑む糸谷哲郎八段(32)は、この学校の出身だ。 1998年、小学校4年で日本将棋連盟関西奨励会(大阪)に入って以後は毎月2日、新幹線で通って将棋の修行をした。その一方で、受験勉強をして競争率数倍の広島学院中

                                    東大現役合格→原子力エンジニアの父が語る糸谷哲郎八段 「1、2歳で“頭の出来が違う”と」【父子の母校秘話も】(沢田啓明)
                                  • 平野啓一郎 著『文学は何の役に立つのか?』より。今の世の中で正気を保つためには? - 田舎教師ときどき都会教師

                                    一人の人間の中で分人化が起こりやすいというのが、近代の特徴だと思います。近代の特色の一つは、移動の自由でした。スタンダールやバルザック、フローベール、夏目漱石などは、中央集権化による上京物語を書いています。 地方からパリの町に田舎者の青年が成功を目指してくる『ゴリオ爺さん』のラスチニャック、熊本の高校から東京へ出る『三四郎』、逆に『坊っちゃん』のように、東京から地方に赴任する登場人物もいます。 生活環境が激変する彼らは、コミュニティに適応するために、どうしても分人化せざるを得ません。 (平野啓一郎『文学は何の役に立つのか?』岩波書店、2025) こんにちは。一昨日の夜に上京し、赤坂にある双子のライオン堂(書店)に足を運びました。今井楓さんの『いい子悪い子働く子』と、小田垣有輝さんの『お笑いを〈文学〉する』のW刊行記念トークイベントに参加するためです。イベントのタイトルは、 「働くを〈文学〉

                                      平野啓一郎 著『文学は何の役に立つのか?』より。今の世の中で正気を保つためには? - 田舎教師ときどき都会教師
                                    • 追憶 坂本龍一氏:原子力と、iPS細胞と、ハイデッガーと。

                                      坂本龍一(さかもと・りゅういち) 音楽家。1952年生まれ。78年「千のナイフ」でソロ・デビュー、同年YMO結成に参加。88年映画「ラスト・エンペラー」でアカデミー賞作曲賞を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。2006年には新たな音楽コミュニティー「commmons」をエイベックスとともに設立。また、2007年一般社団法人「more trees」を設立し森林保全と植林活動を行なうなど90年代後半より環境問題などへ積極的に関わる。東日本大震災後、「こどもの音楽再生基金」などさまざまな被災者支援プロジェクトに関わるとともに、脱原発を訴える活動をおこなっている。主な作品に「B-2 UNIT」「音楽図鑑」「BEAUTY」「LIFE」「out of noise」、著書に『音楽は自由にする』、共著に『縄文聖地巡礼』、『いまだから読みたい本――3.11後の日本』、『NO NU

                                        追憶 坂本龍一氏:原子力と、iPS細胞と、ハイデッガーと。
                                      • 一寸の蟲にも不死の魂。 - うちのふうふとエイトのこと。

                                        ふむ。入浴調髪を終えて、吾輩はとてもよい心持ちである。請われたドラキュラ伯爵の扮装も似合っておるであろう。ために、さらによい心持ちである。 さて、伯爵は人間の生き血を啜る吸血鬼として名が高いが、自然界にも吸血鬼は実在し実害が出ておる。中でも吾輩が最も難儀するのは「マダニ」だ。 物識らずの忠僕にマダニについて講じてやろう。まあユクスキュルの「生物から見た世界」の言を引いたものではあるが、この生物は実に興味深いぞ。此奴は人間であれ動物であれ獲物に取り憑くやその血を腹一杯吸う「不快な客」だ。目も見えず(と謂うか目を持たないのであるが)耳も聞こえない此奴の恃みは「嗅覚」である。どれ、吾輩も少し引用に恃むとしよう。 この目のない小動物は、表皮全体に分布する光覚を使ってその見張りやぐらへの道を見つける。この盲目で耳の聞こえない追いはぎは、嗅覚によって獲物の接近を知る。哺乳類の皮膚腺から漂い出る酪酸の匂

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                                        • 【考察】アマガミ討論会 第二夜 森島はるか編|んぱんて

                                          1. 丘の上の家 やわらか田山こと田山花袋です。 こちらクニキダー・ドッピオこと国木田独歩君です。 国木田です。 本日のアマガミ討論会は、国木田君のお宅からお送りします。いかがお過ごしでしょうか。 ライスカレーを拵えようと台所に行ったところ、田山君が勝手口に立っていました。何してるの。 それにしても好い処ですね、君。この佇まい、如何にも武蔵野っていう気がする。 はい、アマガミ討論会です。今夜は主に森島はるかについてフレッシに語っていきたいと思います。 アマガミ考は森島はるかに始まり、森島はるかに終わる。これは楽しみだね。 案外と型を気にするんですね。硯友社かな。 いやしかし、この討論会はぜひ永く続けていきたいね。まア、6回くらいかな。 えらく妥当な目標設定で何よりです。 ■ 国木田の家は六畳一間、そのつぎが二畳、その向こうが勝手になっていて、何でも東京の商人が隠居所か何かに建てたものである

                                            【考察】アマガミ討論会 第二夜 森島はるか編|んぱんて
                                          • 存在の意味への問い、あるいは、「ある」の衝撃について - イデアの昼と夜

                                            ハイデッガー自身の言葉から始めることにしよう。『存在と時間』はプラトン『ソフィスト』の一節を引用した後、次のように始まる(翻訳は、熊野純彦氏による岩波文庫版から行う)。 「『存在する』という語で、私たちはそもそもなにを意味しているのか。この問いに対して、こんにち私たちはなんらかの答えをもっているだろうか。まったくもっていない。だからこそ、存在の意味への問いをあらためて設定することが必要なのである。」 存在するということの意味が、覆い隠されてしまっている。これが、ハイデッガーが哲学者として公に書き言葉での活動を開始するにあたって、同時代の哲学者たちに突きつけた時代の診断であった。 存在するという言葉はおよそ何に対してでも使えるから、最も普遍的で、その意味を定義することさえもできず、きわめて当たり前のものであるように思われている。私たちはこの言葉の前をいわば通り過ぎてしまっており、そこに注意を

                                              存在の意味への問い、あるいは、「ある」の衝撃について - イデアの昼と夜
                                            • 8月25日は、パラスポーツの日、チキンラーメン誕生の日、東京国際空港開港記念日、川柳発祥の日、サマークリスマス、パステル和(NAGOMI)アートの日、新庄まつり等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                              おこしやす♪~ 令和3年(2021年)8月25日は何の日? 8月25日は、パラスポーツの日、チキンラーメン誕生の日、東京国際空港開港記念日、川柳発祥の日、サマークリスマス、パステル和(NAGOMI)アートの日、新庄まつり等の日です。 ●パラスポーツの日 2020年8月25日に開幕する予定だった東京パラリンピック。その日を「パラスポーツの日」にと、大阪府大阪市の障害者スポーツを支援する特定非営利活動法人「アダプテッドスポーツ・サポートセンター」が制定。障害者スポーツの振興と、障害者への理解を深める機会とするのが目的。 ●『チキンラーメン誕生の日・即席ラーメン記念日』 :1958年(昭和33年)の今日、インスタントラーメンの第1号「チキンラーメン」が日清食品より発売されたことに由来する。「おいしくて保存が利き、手間がかからず安くて安全」という5つの条件をクリアして、商業的に成功した即席麺の最初

                                                8月25日は、パラスポーツの日、チキンラーメン誕生の日、東京国際空港開港記念日、川柳発祥の日、サマークリスマス、パステル和(NAGOMI)アートの日、新庄まつり等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                              • 「"Resistance & The Blessing"のイメージ、その宇宙的断片」Text by Y.D (夢中夢)|world's end girlfriend Text

                                                「"Resistance & The Blessing"のイメージ、その宇宙的断片」Text by Y.D (夢中夢) world’s end girlfriend "Resistance & The Blessing" (Release:2023/09/09) LP/CD/DL https://virginbabylonrecords.bandcamp.com/album/resistance-the-blessing Spotify/AppleMusic/Streams https://linkco.re/rAz8g4Cv 「"Resistance & The Blessing"のイメージ、その宇宙的断片 」 text by Y.D (夢中夢) 音楽家は本人の中にどれだけ具体的なイメージがあったとしても、それを抽象化せずにはいられないパラドックスを抱える。それは音楽という表現の宿命でも

                                                  「"Resistance & The Blessing"のイメージ、その宇宙的断片」Text by Y.D (夢中夢)|world's end girlfriend Text
                                                • 実存主義の超大物!ハイデガーの哲学とおすすめの本7冊を紹介! - 生活百花

                                                  引用:File:Heidegger 1 (1960).jpg - Wikimedia Commons おはようございます!今回はハイデガーの哲学の解説と、おすすめのハイデガーの本を紹介したいと思います。 ハイデガーと言えばウィトゲンシュタインと並んで20世紀を代表する哲学者です。実存主義や大陸哲学を学ぶ上でも避けて通れないほどの超大物です。 しかしハイデガー哲学は超難解だと言われています。沢山いる著名な哲学者の中でも特に難解な人物の一人だとされています。 今回はそんなハイデガーの哲学を解説して行きます。もちろん他の哲学者もそうであるように、ハイデガー自身もいろんな事を言っているので全てはとても解説し切れないですが、その哲学の肝の部分をほんの少しでも伝えたいと思います。 目次 ・ハイデガーの哲学とは?何を言った人? ・ハイデガーのおすすめの本7冊! 1.ハイデガー入門 竹田青嗣 2.ハイデガ

                                                    実存主義の超大物!ハイデガーの哲学とおすすめの本7冊を紹介! - 生活百花
                                                  • 「詩とはなにか」という問いへの二百五十個くらいの答え

                                                    「詩とはなにか」という問いに対して、詩人や批評家や研究者はどのように答えているのか。そんな好奇心から、書棚にある詩論や詩にまつわる本から、それらしき「答え」を抜き出してみようと思いたった。 何冊かの本の頁をめくっていく中で、そこで紹介されていた別の本を買い求めたり図書館で借りたりし、そうこうしているうちに、その「答え」の数は膨れ上がった。 この記事では、その中からまず、私が気に入った十五の「答え」を並べている。その後、記事タイトルにあるように、おおよそ二百五十くらいの「答え」を含んだ引用部分を列記する(これはほぼ私にとっての膨大な備忘録となる)。 さて、「答え」を探して渉猟していくうちに、「答え方」にもいくつかのタイプがあることに気が付いた。雑駁だが、だいたい下の六つか七つくらいに類別できるように思う。 ●本質主義的な答え 地理的歴史的区分を超えた大きな概念としての「詩」について、「本質的

                                                      「詩とはなにか」という問いへの二百五十個くらいの答え
                                                    • 墓前報告、の報告 - ライターズブルース

                                                      もっと実績を上げている人はたくさんいるだろうけど。誰かの何かの参考になれば幸いです。 なるべく定期的に読んだり書いたりする時間を設けようと思って、あとはわりと無目的にブログを始めて、地味にちまちまやってきた。昨年末、『ユリイカ』の依頼を受けて書いた原稿が不掲載となったことも、その原稿をここで公開したことも、偶発的な成り行きによるもので、昨日までに92人が購入(という名の投げ銭)してくれたことに驚いている。収支報告は以下のとおり。 販売金額:27,600円(300円×92人) 販売手数料:▲4,140円(27,600円×15%) 振込手数料:▲300円 手取り:23,160円 アクセス解析をしたところ、1月6日から7日にかけてX(旧ツィッター)上でリンクが拡散されていた様子を確認した。当該記事(2024年12月27日付)単独でのアクセス数は昨日時点で7,491件、結果的には『ユリイカ』臨時増

                                                        墓前報告、の報告 - ライターズブルース
                                                      • 【書評特別篇】宇宙を狂気から救う哲学──ユク・ホイ『再帰性と偶然性』評|石田英敬

                                                        2022年8月30日、ユク・ホイ『中国における技術への問い』がゲンロンより刊行されました。ユク・ホイの邦訳としては、『再帰性と偶然性』が青土社より2月に刊行されています。以下に公開するのは、石田英敬さんによる『再帰性と偶然性』の書評です。書籍の紹介をはるかに越え、ユク・ホイの哲学全体を、そして現代のサイバネティクス化したメディア環境を射程に収めた論考を寄せていただきました。ホイの哲学への入り口として、ぜひ『再帰性と偶然性』、『中国における技術への問い』とともにお読みください。(編集部) いまユク・ホイの仕事が世界の哲学に静かな熱狂をもたらしつつある。その波の拡がりは従来の西欧哲学の伝播経路とは少し異なっている。香港から出発し、ロンドン・ゴールドスミス・カレッジを経て、パリのポンピドゥーIRIで修行。その後、ドイツや香港、あるいは杭州で教えるという、本人の移動軌跡も型破りだが、受容の方も、ロ

                                                          【書評特別篇】宇宙を狂気から救う哲学──ユク・ホイ『再帰性と偶然性』評|石田英敬
                                                        • 5月26日は室根山つつじまつり、秋田県民防災の日、風呂カビ予防の日、東名高速全線開通記念日、源泉かけ流し温泉の日、ラッキーゾーンの日、ル・マンの日、竹内洋岳・8000m峰14座登頂の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                          5月26日は室根山つつじまつり、秋田県民防災の日、風呂カビ予防の日、東名高速全線開通記念日、源泉かけ流し温泉の日、ラッキーゾーンの日、ル・マンの日、竹内洋岳・8000m峰14座登頂の日、等の日です。 ●室根山つつじまつり【岩手県・一関市】 www.youtube.com 青い海と真っ赤な花の絨毯。 山全体にツツジが自生。特に車道周辺と山頂付近に群生し、山頂からは太平洋や奥羽山脈を見渡す大パノラマとツツジの絶景が楽しめる。 [日程]5月21日~6月5日(予定) [場所]室根山 ●『県民防災の日(秋田県)』 :1983(昭和58)年のこの日に「日本海中部地震」が発生し、津波などにより104名の犠牲者を出した事から、この日を県の「防災の日」として秋田県が制定。 この日は県内各地で防災訓練が行われています。 [山善] 防災リュック 30点 セット 【防災士監修】 一次避難用 給水バッグ 携帯用トイ

                                                            5月26日は室根山つつじまつり、秋田県民防災の日、風呂カビ予防の日、東名高速全線開通記念日、源泉かけ流し温泉の日、ラッキーゾーンの日、ル・マンの日、竹内洋岳・8000m峰14座登頂の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                          • SNSの「承認欲求」はバカバカしい?…米国の心理学者・マズローたちの「深い考え」 | ゴールドオンライン

                                                            <今回のお悩み> 相談者:ツイッターやインスタグラムで、「いいね」が少ないとつい気になってしまいます。承認欲求ってよくバカにされるけど、他人から認められたいと思うのはバカバカしいことなのでしょうか? ――「承認欲求」自体は昔からありますが、現代の人々はSNSの登場によって強烈に煽られているようです。こうしたものに翻弄されるのはバカバカしいことでしょうか? ドイツの大哲人・ハイデッガーさんとアメリカのマズローさんに聞きます。 周囲の目や声を「どのぐらい意識するのか」が重要 ■承認欲求に翻弄されて自分を見失うか、自己実現のスタートラインにするか マズロー:まずは人間の欲求についてご説明しましょう。私が提唱した「欲求の5段階説」はご存じの方も多いと思いますが、下から順に「呼吸・睡眠・飲食・性などの生理的欲求」「身体の安全の欲求」「集団への所属と愛情に満ちた関係の欲求」「他者による承認・自尊心の欲

                                                              SNSの「承認欲求」はバカバカしい?…米国の心理学者・マズローたちの「深い考え」 | ゴールドオンライン
                                                            • 新コロバブルの物語

                                                              新コロバブルの物語 どんな戦いにも戦後がある。 東京裁判2への準備書面。 大切なことほど後になってわかる。最も畏怖すべき審判員。それは時。 →このページを作った人、 私の職場紹介 私のHPの紹介、転載はご自由にどうぞ →このページの更新履歴 戦後、 ヒトラーを「怪物」と呼ぶことで自らの責任から逃げたユンゲやシュペーア、その他の側近たちだけを責めても、問題は解決しません。問題は、戦争がないとい う意味で当時よりは幸運な時代に生まれた者が、そこから何を考えるかということ。ユンゲらの責任逃れの論理も注目に値しますが、何よりも重要なのは、人間がこんなにも、愚かになれるということです。(藤肥孝幸 映画「ヒトラー~最後の12日間~」) 長期的な見通しも、確固たる戦略もない脇役が、つぎからつぎへと立ち現れ、ただ状況に翻弄されるなか、利己的に動き回り、筋を進めていく。彼らの行く先が、舞台中央に、ぽっかりと

                                                              • ChatGPT誘発性精神病~人間同士の信頼関係が大事|精神科医 益田裕介

                                                                本日は、ChatGPT誘発性精神病というテーマでお話しします。 AIを使って長時間やり取りしているうちに妄想めいたものを持ってしまうもの、相手を人間だと思って恋愛してしまう、そういうもの、一連の精神症状を指すんですけど、正式な医学用語ではないんですけども、インターネット上で結構バズってたりしてるんです。 AI Induced Psychosisとか、ChatGPT-Induced Psychosisと呼ばれたりするんですけど、そこの話をします。 ◾️素因×AI AIが病気を起こすということではなくて、元々そういう素因があった人がAIというきっかけで病気を発症してしまったり、悪化させたりするというものがChatGPT誘発性精神病と呼ばれる現象であって、特別新しい病気が発見されたというわけじゃないんです。 人類がこれまで口にしたことがなかったLSDなど違法薬物があるじゃないですか。 そういうの

                                                                  ChatGPT誘発性精神病~人間同士の信頼関係が大事|精神科医 益田裕介
                                                                • 「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」メモと感想。三島由紀夫というスターと尖がっている学生たちの舌戦が理屈抜きで面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記

                                                                  前から観たかった「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」を見た。 最初にまとめ的な全体の感想を書き、次に個々のお題についての自分が興味を持った部分のメモと感想。 *各種話の内容や引いた思想の内容は、自分が理解した限りです。正確な内容は自分で見たり読んだりすることをおススメします。 *青字は引用箇所。読みやすいように、多少言葉に手を入れています。 *学生以外の登場人物は敬称略。 観終わった後の全体の感想 各部のメモと感想 第一章 七人の敵 第二章 対決 第三章 三島と天皇(1:08) まとめ 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 三島由紀夫 Amazon 観終わった後の全体の感想 結論を突然聞いたら驚いたと思うけれど、話を聞いてるうちに「そうか」とすんなり納得出来た。 三島と全共闘の(というより学生運動をしている)学生たちは、方向性も発想も実は一致している。 学生側の論客だった芥氏が

                                                                    「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」メモと感想。三島由紀夫というスターと尖がっている学生たちの舌戦が理屈抜きで面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記
                                                                  • バルバラ・カッサン - Wikipedia

                                                                    バルバラ・カッサン(Barbara Cassin, 1947年10月24日 - )は、フランスの文献学者、哲学者。1 ブローニュ=ビヤンクール出身。 ジャック・デリダが創設した国際哲学コレージュのディレクター、フランス国立科学研究センターの研究ディレクター(上級研究員)を歴任した[1]。2006年、ソルボンヌ大学レオン=ロビンセンターの古代哲学研究教育拠点ディレクターをジョナサン・バーンズから引き継いだ。 専門は詭弁とレトリック、及びそれらと哲学の関係である。 アラン・バディウは2007年に上梓した著書『諸世界の論理(Logic of Worlds)』の脚注にて、カッサンの仕事はハイデッガーの思想と言語論的転回の総合であると表現している。1991年から2007年にかけて、カッサンとバディウはル・スイユ出版の『哲学の秩序(L'Ordre Philosophique)』叢書のプロデュースを共同

                                                                      バルバラ・カッサン - Wikipedia
                                                                    • スタンリー・カヴェル - Wikipedia

                                                                      スタンリー・カヴェルはジョージア州アトランタでユダヤ系の家庭に生まれた。母は地元で有名なピアニストであり、若きスタンリーに音楽教育を施した[1]。不況期にカヴェル一家はアトランタとカリフォルニア州サクラメントの間で何度も引っ越した[2]。 十代の頃、カヴェルはアルト・サックス奏者として、サクラメントの黒人ジャズバンドの最年少かつ唯一の白人として活躍した[3]。16歳のとき、カリフォルニア大学バークレー校に入学し、ロジャー・セッションズやエルネスト・ブロッホのもとで音楽を学んだ[4]。卒業後、ニューヨーク市のジュリアード音楽院で作曲の勉強を始めたが、音楽への熱意はその頃には失われていた[5]。結局、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学して哲学の研究を開始し、その後ハーバード大学の大学院に転学した[6]。学生時代、客員教員として来ていたJ.L.オースティンから多大なる影響を受けており、その講

                                                                        スタンリー・カヴェル - Wikipedia
                                                                      • 文学、存在、フィクション / 市田良彦

                                                                        フーコーの著作に一定親しんで来られた方は、①と②の言い換えにはさほど違和感を持たれないでしょう。いきなり「スピーチ・アクト」という英米的語彙を持ち出すのはどうかと思われる向きもあるやもしれませんが、69年の『知の考古学』に至るプロセスでフーコーがオースティンからはじまる言語行為論、分析哲学に深く耽溺していたことは今日では周知の事実ですし、ヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」概念をフーコーが自分なりに変奏してその後自家薬籠中のものとしたことも同じです。こうした点については掘り下げれば興味深い論点も多々あるのですが、ここでは触れないでおきます。注目したいのは三番目です。存在論がフィクション?かなり唐突に響かないでしょうか。ハイデッガーは嘘八百を並べたとでも言いたいのでしょうか。フーコーがこのドイツ哲学者に深く影響されていたことも周知の事実ですから、ここでフィクションの語を持ち出す意味を、読者と

                                                                        • 大岩雄典|ダンスホール ──「空間の(再)空間化」

                                                                          「インスタレーション・アートは嫌いです。嫌いすぎて、そういうわけでメディウム論を今書いていますよ。ただただ嫌い。ベリーダンスで腰振って誘ってくる立ちんぼにしか思えない。」(ロザリンド・クラウス)*1 I:いくつかの「演劇性」 ユリアーネ・レーベンティッシュの『インスタレーション・アートの美学』は、三章からなる*2。各章の見出しは、「演劇性(theatricality)」「間メディウム性(intermediality)」「サイト・スペシフィシティ(site specificity)」といい、いずれもインスタレーション・アートおよび20世紀後半以降の芸術作品の特徴を捉えるために使われてきた、代表的な概念だ。本書はこれらの概念について、従来の議論を批判的に踏まえつつ、レーベンティッシュの主張する「美的経験のプロセス」の美学を打ち立てていく。 まず「演劇性」といえば、美術批評家マイケル・フリードが

                                                                            大岩雄典|ダンスホール ──「空間の(再)空間化」
                                                                          • 週刊文春記事「“おひとりさまの教祖”上野千鶴子(74)が入籍していた」について雑感|Sho Kasuga

                                                                            文春の報道全文を読んだわけではないので、細かい点は知らんのですが…。上野千鶴子氏の「結婚」報道を受けて「上野に唆されて非婚を選んだ人かわいそう」みたいな反応が見られる。でも、別に上野はアイドルやロックスターなわけではないので「上野さんおひとり様するんだって。きゃー、私もおひとり様する〜」みたいに消費されることが望ましいわけではなくて、非婚を選ぶことの意味とかメリットデメリットとか、彼女の本だけでなくいろんな情報を参考にしつつ熟慮して選ぶべきだし、敢えて「法律上の結婚を選ばない」みたいな人だったら、そうしているのが大半だと思うんだよね。 例えば、ハイデッガーがナチを選んだからといって「彼の哲学は全部クズだったんだ」ってことにはならんでしょ。ハイデッガーが構築した理論をもとに自分がどう生きるべきと考え、それが実践できたかと言うことが重要わけです。念の為述べておくと、結婚することがナチの所業だと

                                                                              週刊文春記事「“おひとりさまの教祖”上野千鶴子(74)が入籍していた」について雑感|Sho Kasuga
                                                                            • 哲学と世界を変えるには――石田英敬 × ユク・ホイ × 東浩紀イベントレポート - Research Network for Philosophy and Technology

                                                                              哲学と世界を変えるには――石田英敬 × ユク・ホイ × 東浩紀イベントレポート 伊勢康平(ゲンロン編集部) @yisikp 東アジアの三人の哲学者が、通訳をまじえずに英語で議論をする。そんな日本ではかなり挑戦的と言えるイベントが、五反田のゲンロンカフェで開催された。二〇一九年八月二〇日、香港出身の哲学者であるユク・ホイ[☆1]を招き、石田英敬と東浩紀が彼を迎えるかたちで行なわれたトークショー “Is a Post-European Philosophy of/in Technology Possible?” である[★1]。 ぼくはゲンロン編集部に所属しており、中国近現代の思想や文学を研究するかたわら、ユク・ホイの『中国における技術への問い The Question Concerning Technology in China 』(二〇一六年)の全訳を仲山ひふみと進めている。また今回のイベ

                                                                                哲学と世界を変えるには――石田英敬 × ユク・ホイ × 東浩紀イベントレポート - Research Network for Philosophy and Technology
                                                                              • 屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ

                                                                                ひとりひとり見れば、人間は、多少とも理性的外見を呈しており、食べたり、眠ったり、頭を使って悪事を企んだりする。だが総体としての人間は、変わりやすく、不可解で、気まぐれで、愛嬌がある。つまり、人間ひとりひとりはまさに人間であるとしても、人間全体は女なのである。 G・K・チェスタトン『新ナポレオン奇譚』 僕が書こうが書くまいが、どうせ何か別の意味を探そうとするに決まってる。僕の沈黙のなかにだって。そういう連中なのだ。いくら理屈を言っても無駄、啓示には盲目なのだ。マルクートがどうしたと言うんだ。マルクートはマルクート、それだけのことさ。 ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』下 すべてを包括するキリスト教的態度――パウロの有名な言葉、「男も女も存在しない、ユダヤ人もギリシア人も存在しない」から必然的に出てくるのは、キリスト教共同体への編入を受け入れない者たちの完全な排除である。 親愛なる読者の皆

                                                                                  屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ
                                                                                • 子どもの間に読んでおきたい本を教えて : 哲学ニュースnwk

                                                                                  2024年05月15日07:00 子どもの間に読んでおきたい本を教えて Tweet 1: バックドロップホールド(京都府)@\(^o^)/:2014/06/02(月) 21:12:06.63 ID:I70mN2SE0.net 転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1401711126/ ニートを製造しやすい家庭「親が無趣味」「母親のプライドが高い」 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4698309.html 【画像】 これが赤色に見える奴wwwwww 3: アイアンクロー(やわらか銀行)@\(^o^)/:2014/06/02(月) 21:13:26.24 ID:3kwmJb6d0.net 学研まんがひみつシリーズ 4: パイルドライバー(チベット自治区)@\(^o^)/:2014/06/

                                                                                    子どもの間に読んでおきたい本を教えて : 哲学ニュースnwk