並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 80件

新着順 人気順

バートランド・ラッセルの検索結果1 - 40 件 / 80件

  • 「焼き立てパン買ってきたよ」「逮捕」~ブリテン島から自由が消えた日 戦時下のイギリス①第一次世界大戦編~|枢密院勅令

    「緊急事態」と聞くと、何を思い描きますか? 2020年コロナ禍以前なら、自然災害を思い描いた人が多かったのでは無いだろうか。皆様もご存知の通り伊邪那岐命と伊邪那美命が不動産屋に騙されて以来、我が日本はスナック感覚で自然災害に見舞われる立地にあり、我が国の緊急事態法制も概ね自然災害を想定したものが多い。自然災害の発生には「人間の悪意」は介在しない。阪神淡路大震災にしても、東日本大震災にしても、誰かが願って起きたわけではない。大自然は平等であり、一連の経済制裁に激怒した習近平国家主席がトランプ大統領のズラを吹き飛ばすようなハリケーンの発生を願ったところで聞き入れてはくれない。 人間の悪意が介在する緊急事態は大変厄介な存在である。何故なら人間は自然とは異なり、知性があり、何処を攻撃すれば相手に致命的なダメージを与える事ができるかを理解しているからである。特に「戦争」という緊急事態では人間の悪意は

      「焼き立てパン買ってきたよ」「逮捕」~ブリテン島から自由が消えた日 戦時下のイギリス①第一次世界大戦編~|枢密院勅令
    • バートランド・ラッセルと東浩紀氏 - 🍉しいたげられたしいたけ

      書きたかったことはピンポイントだが、ブックマークコメント100字やツイッター140字の制限には収まらなかったので、自ブログにまとめる。 問題の背景は あままこ(id:amamako)さんのエントリーにソースが追跡できる形でまとめられているので、ブログカードで紹介させていただきます。 amamako.hateblo.jp 東浩紀 氏のnoteによる弁明で、とても気になる部分があった。 note.com ぼくはそもそも、統一教会がカルトであるかどうかを判断する立場にありません。 英国の数学者、哲学者、社会活動家であるバートランド・ラッセルは「私には民主主義がナチズムより優れていることを証明できない」という有名な言葉を残している。 だがラッセルがナチズムを擁護したことは絶無である。それどころか反ナチズムの筋金入り闘士であったことは、ウィキペディアをチラ見しただけでもわかるのではないだろうか。 j

        バートランド・ラッセルと東浩紀氏 - 🍉しいたげられたしいたけ
      • Objective-C小史

        Mediumより。 BY ハンセン・スー これまでに、ユーザがダウンロードしたiPhoneアプリは1,400億を超えています1。iPhoneの成功は、サードパーティ製アプリのエコシステムに関係しています。2008年にApp Storeがデビューしたとき、すべてのアプリは、Apple以外のコミュニティではほとんど使われていなかったプログラミング言語Objective-Cで書かれていました。それ以来、Objective-Cの使用は爆発的に増加し、アプリを作る開発者たちのゴールドラッシュとなりました。Appleは2014年に新しい言語Swiftを導入しましたが、AppleのiOSオペレーティング・システムのほとんどは今もObjective-Cで書かれており、今後何年もAppleのデバイスで使用されるでしょう。 多くのプログラマがObjective-Cを知ったのは、iPhoneアプリ革命の時でした

          Objective-C小史
        • 知識がない人ほど過激な意見をふりかざすのはなぜか? 各界の著名人が絶賛した『知ってるつもり』が文庫化【本文試し読み】|Hayakawa Books & Magazines(β)

          知識がない人ほど過激な意見をふりかざすのはなぜか? 各界の著名人が絶賛した『知ってるつもり』が文庫化【本文試し読み】 『知ってるつもり:無知の科学』への絶賛コメント!(敬称略、50音順) 池谷裕二(脳研究者・東京大学教授)「知的生物たるヒトはその高度な知性ゆえに無知の罠から逃れられない。気の毒すぎて「私」という生物がますまず愛おしく感じられます」 佐渡島庸平(株式会社コルク代表) 「中学生のときからずっと「無知の知」について考えてきた僕にうってつけ」 竹内薫(サイエンス作家)「AI時代に人間の「知」はどう進化するのか。常識を覆し、ぐいぐい読ませる本」(日本経済新聞 2018年4月19日) 橘玲(作家)「「賢さ」のパラダイム転換。「賢い」ひとは「賢さ」を拡張する方法を知っているのだ」 見慣れた自転車の仕組みを説明できると思いこむ、政治について極端な意見を持つ人ほど政策の中身を理解していない―

            知識がない人ほど過激な意見をふりかざすのはなぜか? 各界の著名人が絶賛した『知ってるつもり』が文庫化【本文試し読み】|Hayakawa Books & Magazines(β)
          • 読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

            読書の質を高めたいなら、読書記録がおすすめ。要約、感想、心に残った文章などを書き残せば、より深く記憶に刻めますよ。 有識者が推奨する読書記録テンプレートや書き方のコツ、便利なツールなど詳しくご紹介します。 読書記録のメリット これまで読んだ本を振り返れる 本の内容を整理できる 本の知識を活用しやすい 記憶が定着しやすい 読書記録の書き方1:ひとこと読書ノート 自分に必要な情報だけ 気取らず本音で 感想だけでなく理由も 思い出の品を貼る 読書記録の書き方2:A4用紙記録法 ひとこと要約 図解 自分なりの意見 読書記録の書き方3:K-W-L表 K:すでに知っていること W:本から学びたいこと L:本から学べたこと 読書記録の書き方4:本の余白を使う テーマに沿った重要な情報 テーマからは逸れるが有益な情報 著者独自の主張 スタイルについて気づいた点 引用された本 読書記録の書き方5:引用ベスト

              読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
            • みすず書房75年の本 | みすず書房

              敗戦からまもない1945年12月、「新しい出版社をやろう」と設立発起人となった山崎六郎(1889年生)・清水丈男(1902年生)・小尾俊人(1922年生)の三名は、1946年3月、焼け野原の日本橋の一角に事務所を設け社名を「美篶(みすず)書房」とし、若い小尾を中心に「まず紙、印刷と製本の設備、それからお金、そして企画」、と動き出した。みすず書房の歴史はそこから始まる。 それから数えて2021年で75年。1946年7月刊行の第一作、片山敏彦『詩心の風光』に始まり、これまで世におくった本の点数は、今年2021年2月には5000点を超えた。 総点数5000点余のうち、現在在庫のある本は約1700点。一年に数冊程度のものから『夜と霧』のように毎月1000冊以上動いているものまで、在庫といっても広い幅はあるが、75年間に刊行した本の三分の一以上が、いまも元気に読者の手許にわたっている。 出版した本が

                みすず書房75年の本 | みすず書房
              • 8月6日の広島における「ダイ・イン」とよど号メンバーは無関係だ - 電脳塵芥

                https://twitter.com/naito_yosuke/status/1688088755037696000 https://twitter.com/naito_yosuke/status/1688322654607200256 この話における出典は高沢皓司『宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作』における「ウィーン工作」という章*1。ここで田宮高麿にインタビューした高沢が下記の様に触れています。 ウィーン工作 ヨーロッパを舞台にした当時の「よど号」の活動の一つにウィーンを中心とした「反核」運動への工作がある。(略)「反核」運動へのかかわりは大衆的な政治宣伝、煽動活動といえるものだった。(略)ずいぶん後年になって、田宮高麿はこの「反核」宣伝煽動工作を「よど号」グループが担ったいくつかの工作活動の中で、もっとも成果を上げ成功した活動だったと自賛していた。 p.314 まずこの章の始ま

                  8月6日の広島における「ダイ・イン」とよど号メンバーは無関係だ - 電脳塵芥
                • あの頃は、誰もがエヴァに狂ってた|小山(狂)

                  始めに自分が「エヴァ」に触れたのはおそらく1998年ごろだ。 その時の自分は9歳で、まだ精通もしていなかった。 ある日、隣の家の引っ越しを手伝いに行ったとき、その家の子から「手伝ってくれてありがとう。好きな漫画をひとつあげる」と言われ、なんとなく目に留まった「新世紀エヴァンゲリオン」の4冊を選んだのだ。そのときはまだ4巻までしか出てこなかった。 両親はあまり本や漫画を買い与えるタイプの親ではなかったので、自分はいつも小学校の図書館にある本ばかり読んでいた。だから漫画といえば手塚治虫の「ブッダ」と「はだしのゲン」しかない。そういう環境で読む「新世紀エヴァンゲリオン」は鮮烈で、劇的だった。一気にハマった。 その半年後くらいに、「この漫画は元々はアニメらしい」、ということを知った。祖母からもらったお年玉貯金を使ってビデオをレンタルし、数日間で一気呵成に全話を観た。面白かった。そして意味がわからな

                    あの頃は、誰もがエヴァに狂ってた|小山(狂)
                  • 【メンタル】セルフアクセプタンスで心を楽に!!!(メンタル編3) - 脳機能向上チャンネル

                    メンタルと自己受容(セルフアクセプタンス) 前回の補足とまとめ ポジティブシンキングは、一般的に「不安、悩み、イライラ、葛藤」など負の感情が起きた時に気分をプラスの方向に持っていこうとして使われています。しかし無理にポジティブシンキングしようとすることで現実との乖離が起き結果、気分を低下させることがわかりました。 下記が負の感情の対策(前回のまとめ)です。(①③追記しました。すみませんm(_ _)m) ①無理にポジティブシンキングしない(さらなる気分の低下を防ぐ) ②今の自分を受け入れておく(負の感情に対する反応の改善) ③負の感情自体を受け入れる(負の感情のダメージを軽減) ①については、前回書かせていただきました。 ②について今から書いていきます。(③は、今度書きます。) 今の自分を受け入れる方法に下記の2つがあります。 ◯名言セラピー ◯セルフコンパッション どちらも科学的な検証によ

                      【メンタル】セルフアクセプタンスで心を楽に!!!(メンタル編3) - 脳機能向上チャンネル
                    • 高校物理の攻略法!「物理のエッセンス」を活用すれば高校物理は楽になる!物理は面白い! - 塾の先生が英語で子育て

                      塾を運営していると生徒、保護者の方から物理の勉強の仕方についてご相談を頂きます。 公式が覚えられません。 学校の問題集が難しすぎて解けません。 理系ですが、物理を捨てたいです。 などなど。 今回の記事では、物理の勉強の仕方と、おすすめの問題集についてご紹介したいと思います。 この記事を読んでいただければ、物理の勉強方法が分かって頂けるかもしれません。 物理の問題を解くとは 「物理のエッセンス」とは 本の構成 本のレベル 使い方 物理のエッセンスの次は? 物理に興味がある方におすすめの本 物理学は面白い 最後に 物理の問題を解くとは 物理の問題は、数学の問題同様、公式を使って解きます。 そのため、公式の理解がとても重要です。 どの条件でどの公式を使うのか。 公式を使えば何を求められるか。 それが分かれば、公式を九九のように使いこなせるようになります。 2×3を見て「にさんがろく」とすぐ思いつ

                        高校物理の攻略法!「物理のエッセンス」を活用すれば高校物理は楽になる!物理は面白い! - 塾の先生が英語で子育て
                      • 「インテリ的暴力性マシマシ」ウィトゲンシュタイン特攻服にシビれる皆さん「この特攻が倫理学である」

                        リンク Wikipedia ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ヴィトゲンシュタイン(独: Ludwig Josef Johann Wittgenstein、1889年4月26日 - 1951年4月29日)は、オーストリア・ウィーン出身の哲学者。イギリス・ケンブリッジ大学教授となり、イギリス国籍を得た。以後の言語哲学、分析哲学に強い影響を与えた。 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのバートランド・ラッセルのもとで哲学を学ぶが、第一次世界大戦後に発表された初期の著作『論理哲学論考』に哲学の完成をみて哲学の世界から距離を置く。その後、オ 120 users 97

                          「インテリ的暴力性マシマシ」ウィトゲンシュタイン特攻服にシビれる皆さん「この特攻が倫理学である」
                        • どのようにして世界について考えるべきか──『哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史』 - 基本読書

                          哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史 作者:ジュリアン・バジーニ発売日: 2020/02/11メディア: 単行本この『哲学の技法』は英国の哲学者兼哲学系著述家であるジュリアン・バジーニによる、西洋をはじめとして、東洋やインド哲学が世界をどのようにしてみているのか、その違いはどこにあるのかを紹介していく、比較哲学といったおもむきの本である。 西洋哲学の識者が東洋やインド哲学を学んでみました! という本だと、章ごとに日本はこうで、中国はこうで、インドはこうで、と国ごとに分かれている構成が最初に思いつくはずだが、本書の構成は「洞察」、「時間」、「カルマ」、「言葉にできないこと」と哲学でよく問われるテーマごとに、「西洋ではこう、東洋ではこう、インドではこう」とすべての哲学&宗教がごたまぜにして語られているのがおもしろい。 まそうした地域の哲学の違いに注目するだけではなく、固有の哲学が、その地

                            どのようにして世界について考えるべきか──『哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史』 - 基本読書
                          • 関数としてのテーブル - 写像と命題関数|ミック

                            拙著の一つに『おうちで学べるデータベースのきほん』というデータベース初心者向けの入門書がある。2015年刊行なのでそれなりに年月が経っているのだが、ありがたいことに今でもコンスタントに読んでいただいている。 この本の中で「リレーショナルデータベースのテーブルは関数として捉えられる」という話をしているのだが、ある読者の方からそこがよく分からなかった、という質問をいただいた。ちょうどよい機会なので、少しこの点を補足説明しておきたいと思う。 テーブルが関数だと言うとき、二つの含意がある。一つは集合から集合への写像としての意味、もう一つが述語論理における命題関数としての意味である。一般的にテーブルが関数だという場合は、前者の意味で言われることが多い。こちらは関数従属性や正規形の概念にも繋がっていくから、関係モデルの理解という点でも広がりのあるオーソドクスな解釈だ。拙著でもこの意味で説明している。し

                              関数としてのテーブル - 写像と命題関数|ミック
                            • [書評] 戦後フランス思想(伊藤直): 極東ブログ

                              私は66歳にもなって自分を大人気なく思う。本書『戦後フランス思想』を読んで、ああ、こういう解説は簡素によくまとまっているけど、あの時代の日本の空気が感じられないなあ、と思ってしまった。ということを書くのも、大人げないが、本書はそんな郷愁をもたらした。と、いうのも、あまり正確ではない。後で触れるが、本書は実はとても現代的でもある。 もう少し、大人げない話をしたい。本書を読みながら、十代の自分が今も自分の中にいることに気がつく。アルベール・カミュは私の少年期そのものだったからだ。なんかもう自殺しようかなと思っていた中二の私は、確か、白井浩司の書いた、フランス哲学風人生論で、カミュを知った。曰く、『シーシポスの神話』を読みなさい、というのだった。読んだ。哲学の問題は今、自殺するかしないかだとする、本書にも引かれているが、その基調は、中二の心を掴んだ。不条理(なんですかコレという笑っちゃうね状況)

                              • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                  ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                • ネコに学ぶ「自然体で生きる方法」を哲学者が語る

                                  イギリスの政治哲学者であるジョン・グレイ氏は、古美術商である妻のメイコさんとともに、自宅で4匹のネコを飼っていたことがある愛猫家です。2020年の初めに、4匹のうち最後の1匹だったネコを23歳で亡くしてしまったグレイ氏が、かつて飼っていたネコから得た知恵を1冊の本にまとめて発表しました。 John Gray: 'What can we learn from cats? Don't live in an imagined future' | Books | The Guardian https://www.theguardian.com/books/2020/oct/25/john-gray-what-can-we-learn-from-cats-dont-live-in-an-imagined-future 人類の歴史の中で、多くの学者や哲人たちがネコに魅了されてきました。理論物理学者のエ

                                    ネコに学ぶ「自然体で生きる方法」を哲学者が語る
                                  • レイ・ブラッドベリ『華氏451度』を物語を創る側から分析する―――第3回物語の探求読書会レポート

                                    小説、漫画、映画、舞台、ゲームなどジャンルの垣根を越えて、「物語」について考えるオンライン読書会。 今回は、SFの古典レイ・ブラッドベリの傑作を俎上に、脚本家タケハルさん、文学系Youtuberスケザネさん、そして私ことDainでとことん語り合った。 書物を焼く意味とは? 本を殺す洗練されたやり方や、焚書に抗う究極の対策を始め、ブラッドベリの創作技法など、盛りだくさんでお届けする。 以下、ブラッドベリ『華氏451度』の内容に触れており、ネタバレをしています。 <目次> 本を焼く者は、やがて人を焼くようになる 華氏451の根源「多様性を殺していく」 時代を超える本の条件:a passionate few 本の殺し方 本はカジュアルに焼かれてきた イマジネーションを喚起させるSF作家 焚書への究極の対抗策:暗記 他の芸術と比較した文学の強みとは 思想小説とサスペンス性 この世ならざる世界にいか

                                      レイ・ブラッドベリ『華氏451度』を物語を創る側から分析する―――第3回物語の探求読書会レポート
                                    • 書評:「囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論」 W・パウンドストーン著 | タイム・コンサルタントの日誌から

                                      第2次大戦終了の4年後、1949年8月に、ソビエト連邦はシベリアで核実験を行い、原子爆弾の保有国となったこ。これにより米国による核兵器の独占体制は(西側諸国の予想よりもずっと早く)終わり、世界は東西の核軍拡競争時代に突入した。 翌1950年の時点では、「アメリカや西ヨーロッパの相当数の人々が、アメリカはただちに、理由などどうでもいいから、対ソ核攻撃を考えるべきだという気持ちになって」いたという。そして、この考え方は「『予防戦争』という遠回しな名で知られ、アメリカが時機をとらえ、核の脅しと奇襲攻撃を通じて世界政府を樹立すべきだというものであった」(P.15-16) この動きを支持した知識人は、当時たくさんおり、その中に著名な数学者も二人いた。バートランド・ラッセルと、本書の主人公ジョン・フォン・ノイマンである。ラッセルは後に平和主義に転じるが、フォン・ノイマンはよりタカ派的で、ソ連への先制核

                                        書評:「囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論」 W・パウンドストーン著 | タイム・コンサルタントの日誌から
                                      • 無数の橋をかけなおす──ロシアから届く反戦の声/奈倉有里|「新潮」編集部

                                        最初の衝撃 2022年2月24日、現地時間の早朝、日本時間の昼過ぎに飛び込んできた「ロシア軍がウクライナ各地を攻撃」という報道。慌ててロシアの独立系放送局「ドーシチ(雨)」をつけると、コメント欄は衝撃と恐怖と自責と絶望の叫びで埋め尽くされていた――「悪夢だ」「誰かあのクレムリンのクソ野郎を止めろ!」「みんな、いますぐ街に出て抗議しよう!」「戻れ、引き返せ!」「いっそここを、モスクワを攻撃してくれ!」「どうしよう」「もうおしまいだ」「私たちが悪いんだ」「誰か嘘だと言って」……。 このとき、まだ予想される被害の規模はわかっていなかった。ただ「ウクライナ東部のロシア系住民を助ける」という名目を耳にタコができるほど繰り返していた政府が、早朝五時に首都キエフ(キーウ)に攻撃を仕掛けるなど、決してあってはならない行為だ。ロシア政府の主張の通り「軍事施設だけ」で終わるとは思えない。あちこちで「6月22日

                                          無数の橋をかけなおす──ロシアから届く反戦の声/奈倉有里|「新潮」編集部
                                        • 累計57万部の「世界の知性」シリーズを創刊 PHP研究所・大岩央が語る、新書思想書の意義

                                          マルクス・ガブリエル、ジム・ロジャーズ、エマニュエル・トッドなど、海外の識者の語り下ろしを邦訳する「新しい翻訳書」が注目を集めている。PHP研究所が2020年に創刊した新書「世界の知性」シリーズだ。 これまでの国内累計発行部数は44万部。製作時から海外展開も視野に入れ、中国・韓国・台湾・タイなどでも翻訳刊行され、13万部のヒットとなっている。同シリーズを創刊したPHP研究所の大岩央氏に、立ち上げた経緯とコンセプト、取材で見えたマルクス・ガブリエルの素顔、さらには編集者を目指した理由についてうかがった。(小沼理) 一冊をつくるのに二冊分の作業が必要 ––––「世界の知性」シリーズはどんなコンセプトなのでしょう。 大岩央(以下、大岩):わかりやすく言うと、大学や「ゲンロンカフェ」などで識者に講義で教わっているようなものを目指しました。翻訳思想書は分厚く、高額で手が出しにくかったり、日本人には馴

                                            累計57万部の「世界の知性」シリーズを創刊 PHP研究所・大岩央が語る、新書思想書の意義
                                          • パブリックドメインの作品を高品質な電子書籍にするオープンソースプロジェクト「Standard Ebooks」の特徴とは?

                                            オープンソースプロジェクトの「Standard Ebooks」は、パブリックドメインの書籍を市販されている電子書籍と同等以上のクオリティで電子書籍化するという、ボランティア主導の非営利の取り組みです。Standard Ebooksは古典を電子書籍として残すことを目的としているというよりも、「一般的な読者を想定して、読みやすさの向上に努めた電子書籍化」を実施しています。具体的にどのような特徴があるのか、実際にEPUBリーダーを使って読むことで確かめてみました。 Standard Ebooks: Free and liberated ebooks, carefully produced for the true book lover. https://standardebooks.org/ 実際にStandard Ebooksで公開されている本にはどのようなものがあるのか、Standard E

                                              パブリックドメインの作品を高品質な電子書籍にするオープンソースプロジェクト「Standard Ebooks」の特徴とは?
                                            • Daily Life:ヒュームの帰納の問題の再発見

                                              April 14, 2024 ヒュームの帰納の問題の再発見 ヒュームの帰納の問題は現代の科学哲学で帰納をめぐる哲学的問題を紹介する際、必ずといっていいほど言及される。このように定番になっていることから、「ヒュームの帰納の問題」がヒュームが『人間本性論』を公にして以来一貫して哲学の大問題として論じられてきたような印象を持つ人も多いかもしれない。かく言う私自身も科学哲学の歴史について調べ始めるまで、当然のようにヒュームの帰納の問題が二百数十年来の大問題だったと想定してきた。 しかし、少し調べれば分かるように、19世紀前半から中頃にかけての「帰納」をめぐる論争(ハーシェル、ヒューウェル、ミルらによるもの)では、ヒュームが指摘した論点は全く顧みられていない(このあたりは『科学哲学の源流をたどる』でも少し紹介したし、以下でも触れる)。では、ヒュームの帰納の問題を哲学的問題圏の中央へと押し出したのは誰

                                              • 新書大賞に輝いた、マルクス研究者の「人生を大きく変えた本」とは…?(斎藤 幸平) @gendai_biz

                                                「新書大賞2021」の第1位に輝いた『人新世の資本論』の著者である斎藤幸平さん。NHKの番組「100de名著」で『資本論』の解説を担当されるなど、新進気鋭のマルクス研究者として大活躍されています。そんな斎藤さんに「人生を変えた本」を伺いました。 学生時代を彩った数々の名著 アメリカ同時多発テロやイラク戦争など、2000年代の初頭はグローバル化の矛盾が次々と噴出した時代でした。高校生だった私も憤りを感じ、問題解決のために研究者になりたいと考えるようになりました。 そんなときに出会ったのが、およそ100年前に書かれた『武士道』(新渡戸稲造著)です。欧米諸国と積極的な外交をするようになった明治期、新渡戸は日本人の道徳的な核心である「武士道」を欧米に知らしめるために、英語でこの本を執筆しました。 本の内容そのものよりも、そうした彼のスケールの大きな生き方に心がゆさぶられたのをよく覚えています。私自

                                                  新書大賞に輝いた、マルクス研究者の「人生を大きく変えた本」とは…?(斎藤 幸平) @gendai_biz
                                                • サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)

                                                  人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 そして、「脳」は、我々の世界への認知・接触手段となっているため、心の仕組みへの理解が進めば、哲学のあらゆる分野(認識論からメタ倫理学まで)に光を当てることになるだろう。そして、この件において、私の見解は、ノーム・チョムスキーとは正反対だ。チョムスキーは、大規模言語モデル(LLM)の成功からの、科学的・哲

                                                    サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)
                                                  • 冷戦期の平和運動は東側の情報機関にどれほど利用されていたのか?|武内和人|戦争から人と社会を考える

                                                    アメリカとソ連の冷戦構造によって東西に分断されたドイツは、両陣営が活発に情報活動を遂行した地域の一つです。近年、東ドイツの情報機関であり、対外工作も行っていた国家保安省(Ministerium für Staatssicherheit)、通称シュタージの史料が開示され、東ドイツが西ドイツの平和運動の組織化を支援していたことが分かってきました。トマス・リッドは、『アクティブ・メジャーズ(Active Measures)』でこの長期にわたるシュタージの対外工作について記述しています。 シュタージでは、西側の平和運動を支援する工作をフリーデンス・カンプ、つまり「平和戦争」と呼んでいました(邦訳、p. 273)。東ドイツ単独で実施していたわけではありません。これはソ連のKGBの指導の下で東ドイツとブルガリアが連携して実施した積極工作であり、ソ連の暗号ではマルス(MARS)と呼ばれていました(pp.

                                                      冷戦期の平和運動は東側の情報機関にどれほど利用されていたのか?|武内和人|戦争から人と社会を考える
                                                    • 読書メモ:『哲学人 生きるために哲学を読み直す』 - 道徳的動物日記

                                                      哲学人―生きるために哲学を読み直す〈上〉 作者:ブライアン マギー 日本放送出版協会 Amazon 著者のブライアン・マギーはオックスフォードやケンブリッジを学んだ経歴を持つが、アカデミシャンや職業的な「プロ哲学者」ではなく、あくまで在野の人間としてテレビ番組(とそれを書籍化した対談)などを通じて哲学や哲学者・思想家たちを大衆に紹介してきた人。しかし、それと同時に、本人は人生を通じて哲学的な問題について考えてきて、一部のプロ哲学者たち以上に「本物の哲学」の問題と取り組んできたり関わってきたりしたという自負があるようだ。本書では、著者が哲学に目覚めた経緯とオックスフォーで行われていた(当時の)「分析哲学」に対する失望、ケンブリッジで学んだりアメリカに行ったりカントやショーペンハウアーなどの著作を読み込んでいるうちに哲学への情熱を取り戻していったという経緯、テレビ業界に参入して哲学者たちを紹介

                                                        読書メモ:『哲学人 生きるために哲学を読み直す』 - 道徳的動物日記
                                                      • Amazon単行本売れ筋ランキングBEST100から厳選した本Part3【2019年8月】 - サボログ×てんログ

                                                        いつも来ていただきありがとうございます。 サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。 Amazonの単行本の売れ筋ランキング上位100冊の中から独断と偏見で何冊かピックアップしてみました。 数が多いので4回に分けてそれぞれ10冊以内で紹介します。 www.saborite.com www.saborite.com www.saborite.com 選別は趣味・趣向が多分に入っていますが、やっぱりいずれも売れている本なので面白そうな本が多いです。 評価は平均で4以上と高評価なので間違いありません。※レビューが無いものもあります それではPart3スタートです。 成功する人が磨き上げている超直感力 内容 学び効率が最大化するインプット大全 ★★★★☆(4.5) 内容 出版社からのコメント 神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り ★★★★★ 内容 俺か、俺以外か。 ロー

                                                          Amazon単行本売れ筋ランキングBEST100から厳選した本Part3【2019年8月】 - サボログ×てんログ
                                                        • oldboy-elegy (33)テネシーワルツとストリップ劇場・当時の, ある法文系学生の生態と??、 IN KYOTO - oldboy-elegy のブログ

                                                          日記?雑文?よくわからない。ともかく自分の人生の時空を行ったり来たり、 ちょっ可笑しく,すこし哀しいが何故か懐かしい物語でもある。オールドボーイ 諸君に幸あれ。 今日のこの記事、およそ半世紀ほど昔、学生であったoldboy-elegy君たちの 日ごろのひとコマを切り取り活写したものである。 この記事、実は、ブログ開設初日に投稿したものをリライトしたものである。 日付は2019・04・10 となっている。 悲しいかな、初投稿から今日まで、読まれた形跡は殆んどない。 今なら、些少なりとも見ていただけるかも、との思いで再掲した次第である。 当時(ほぼ半世紀昔)の法文系アホ学生の日常をご覧あれ。 by oldboy-elegy ★ 「わたしは女友達に私の彼を紹介したんだ。 そしたら、その女に私の彼を 横取りされてしまったのよ」・意訳 テネシーワルツ by Patti Page (パティ・ペイジ)

                                                            oldboy-elegy (33)テネシーワルツとストリップ劇場・当時の, ある法文系学生の生態と??、 IN KYOTO - oldboy-elegy のブログ
                                                          • 「自分を不幸にする人」が陥りがちな思考のクセ

                                                            新型コロナウイルスのニュースが続くなか、SNSなどでは連日、誹謗中傷の言葉が飛び交っています。恐怖や憎悪、不安、絶望などは「情念」と呼ばれ、人間の意志で抑制することが難しく、暴走することもある。その情念のコントロール法を示したのが、20世紀の哲学者アランの『幸福論』です。 不幸の原因「ピン」を見つけなさい アランの『幸福論』は、カール・ヒルティ、バートランド・ラッセルと並ぶ「世界三大幸福論」の1つといわれています。この本を読み進めていくと、「幸福論」という書名とは裏腹に、書いてある内容は「不幸論」だということがわかります。「こういう考え方をしていると不幸になるよ。だからこうしましょう」というアドバイスをしているのです。 「赤ちゃんのエピソード」は、まさにその象徴です。泣き叫ぶ赤ちゃんに困り果てた乳母は、「これは未熟な性格のためだ」「きっと父親からの遺伝に違いない」と思い悩みます。 しかし、

                                                              「自分を不幸にする人」が陥りがちな思考のクセ
                                                            • チキチキ、クソデカ述語チキンレース

                                                              なんか「ないものはない」とかいう深淵からやって来た命題がホッテントリに上がってたけれど、ブコメ欄で言及されていた「語り得ぬものについては沈黙しなければならない」はオーストリアの哲学者ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの言である。我々が想定する哲学的真理の多くについて、我々は「ある」とか「ない」とかそのほか如何なる述語も設けずに、沈黙を守るべきなのだ――というのがこの発言の主旨だと思われるが、僕は学生時代、ヴィトゲンシュタインの代表著作である論理哲学論考を第四章だか第五章の論理式の辺りで投げ出してしまったので、正確な解釈がどうなっているかは分からない。もし貴方が正確な知識を求めるならば、岩波版の『論理哲学論考』を書店に探しに行こう。 ヴィトゲンシュタインは、ケンブリッジ大学にて当時の哲学の大家であるバートランド・ラッセルの元で学んだ後に、ラッセルへとこの『論考』のアイデアを書き送り、激賞を受

                                                                チキチキ、クソデカ述語チキンレース
                                                              • 平野啓一郎 著『三島由紀夫論』より。執筆開始から23年。670頁の大作。読まねばならない! - 田舎教師ときどき都会教師

                                                                本書は、三島が最後の行動に至る軌跡を、その作品に表現された思想に忠実に辿るものだが、では、その死が必然的なものであり、不可避であったかと言えば、必ずしもそうとは思わない。三島自身が政治思想の偶然性を強調している通り、『鏡子の家』に対する文壇の無理解など、本人は深く傷ついているが、今にしてみれば、くだらないと言えなくもない出来事の影響が大きく、彼の最も微妙なその第三期次第では、違った四期を迎えていたであろう。 (平野啓一郎『三島由紀夫論』新潮社、2023) こんばんは。国家が、とか、天皇が、とか、三島が、とか、おそらくそんなことは1ミリも考えずに、旅先の写真とともに「めっちゃ楽しんでいます!」なんてメッセージをくれる職場の若者たちって、 三島由紀夫よりも賢い。 そう思うのですが、どうでしょうか。平野啓一郎さんも《三島には一貫して、知性に対する軽蔑があり、行動家の無知・無学を純粋さの証明のよう

                                                                  平野啓一郎 著『三島由紀夫論』より。執筆開始から23年。670頁の大作。読まねばならない! - 田舎教師ときどき都会教師
                                                                • 【アフリカ】エチオピア内戦は攻守が逆転するが、報復により同じことを繰り返す - セカメカセ

                                                                  終わりなき報復の連鎖「アムネスティ・インターナショナルの報告書によると、ティグレ兵が、エチオピア・アムハラ州の都市を攻撃した後、女性達を暴行、レイプし財産を奪っていったという。この報告書は、ティグレ州において、エチオピア・エリトリア軍が、何千人もの女性や少女達をレイプしたとする報告書に続くものである。 報告書は、8月のティグレ人民解放戦線(TPLF)によるアムハラ州侵攻後に行われた人権侵害に焦点を合わせたもので、16人の性的暴行被害者に対するインタビューに基づいている。 この16人の内、14人がティグレ兵にレイプされたといい、銃を突きつけられ、子供達が見ている眼の前でレイプされたという証言もあった。女性達によれば、アムハラ人を蔑む言葉やディレイ人訛りから彼らがティグレ兵であると認識したという。 画像引用元:こちら レイプ被害を受けた28歳の女性は、『彼は、”アムハラ人は馬鹿野郎だ、俺たちの

                                                                    【アフリカ】エチオピア内戦は攻守が逆転するが、報復により同じことを繰り返す - セカメカセ
                                                                  • スポーツチームへの支持と政治的党派性の共通点、ほか(読書メモ:『反共感論:社会はいかに判断を誤るか』) - 道徳的動物日記

                                                                    反共感論―社会はいかに判断を誤るか 作者: ポール・ブルーム,高橋洋 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る この本のメインとなる論旨については、以前に別の記事で紹介しているので、今回は細かいところだけメモする*1。 ・効果的利他主義に対する「国際的な貧困は、資本主義やグローバリーゼーションの構造がある限り無くならない。対処療法的な慈善や援助は無意味で偽善だ」的な批判関しては、以前にもこのブログで取り上げたことがある*2。この本の中では、スコット・アレクサンダーという人による“「人間対自然」の問題と「人間対人間」の問題”(p.129)という区別が紹介されていた。「人間対自然」の問題(貧困国の子供たちの病気や飢餓など)は対策が明確で実施しやすい一方で、「人間対人間」(グローバル資本主義構造など)の問題はそもそも賛

                                                                      スポーツチームへの支持と政治的党派性の共通点、ほか(読書メモ:『反共感論:社会はいかに判断を誤るか』) - 道徳的動物日記
                                                                    • 毒親、親ガチャに嫌悪感を示す文化的おぼっちゃん共へ - ぴ

                                                                      続き(2ページ目です) 救われた演出の耐え難き辛さ…… 精神異常で成り立つビジネス 病みや発達障害は全階層へのフリーパス 余裕のなさが全てを薄っぺらくする 弱さは、あらゆる賞味期限を短くする 愚かな見栄ばかり張ってきた 福祉すらも不平等な社会 無敵の人になれなかった 気の触れた家庭崩壊 イジメとネグレクトで意識が溶ける イジメの最盛期と原因究明 最後の挨拶 僕はあと一歩間違えば、無敵の人になって新聞沙汰を起こしていた側の人間であります! なぜ幸せになりたかっただけの人間が、そこまで破壊的な精神性を持ち、社会への憎しみを剥き出しにするのか、一度ちゃんと考えた方がいいよ。 「無敵の人ですかね? 首は横だけに振れ。不敵の笑みを浮かべ、罪は残さずで進め。青ざめても顔を上げて混濁を叫べ。口数は散弾銃でも、武器は奈落へ捨てろ」と僕が思えたのは、専業YouTuberの4年間で、共感……共鳴、様々な視聴者

                                                                        毒親、親ガチャに嫌悪感を示す文化的おぼっちゃん共へ - ぴ
                                                                      • 『夫のちんぽが入らない』の覆面作家・こだま  「おしまいの地」で気付いた幸福のかたち | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                        「いきなりだが、夫のちんぽが入らない。本気で言っている」 そんな書き出しから始まる私小説『夫のちんぽが入らない』(2017年、扶桑社)で鮮烈なデビューを果たした覆面作家/主婦・こだま。 累計20万部を超える売り上げを記録したこの“問題作”の翌年には、エッセイ集『ここは、おしまいの地』(太田出版)を刊行する。辺鄙(へんぴ)な田舎町で自身や家族に起きた不幸な出来事を軽妙な筆致で綴(つづ)り、第34回講談社エッセイ賞を受賞。押しも押されもせぬ人気作家となった。 あれから2年。その続編となる『いまだ、おしまいの地』が今月、発売された。 タイトルの通り、こだまは、今も「おしまいの地」(おそらく東京から遠く離れた地)で暮らし、家族に伏せて作家活動を続けている。彼女が作家であることを知っているのは、ネットで出会った友人たちや、仕事で付き合いのある東京の編集者など、ごく一部の人たちだけだ。 これまでと変わ

                                                                          『夫のちんぽが入らない』の覆面作家・こだま  「おしまいの地」で気付いた幸福のかたち | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                        • 数学記号の由来について(3)-集合論で使用される記号(⊃、⊂、∩、∪等)-

                                                                          AとBを集合とした場合、「A⊂B」は、「AはBに含まれる」又は「AはBの部分集合である」ことを意味し、英語では、「A is included in B」又は「A is a subset of B」と呼ばれる。 一方で、「A⊃B」は、「AはBを含む」又は「AはBを部分集合として含む」ことを意味し、英語では、「A includes B」又は「A is a superset of B(AはBの超集合(スーパーセット)である)」と呼ばれる。 初期の集合論を築いたのは、ロシアの数学者であるゲオルク・カントール(Georg Cantor)とドイツの数学者であるリヒャルト・デデキント(Richard Dedekind)、さらには彼らに続くイタリアの数学者であるジュゼッペ・ペアノ(Giuseppe Peano)等であるが、デデキントの1872年の著作「数について」において、「⊂」の記号が使用されている。

                                                                            数学記号の由来について(3)-集合論で使用される記号(⊃、⊂、∩、∪等)-
                                                                          • 数学記号の由来について(4)-論理記号(∀、∃、∴、∵等)-

                                                                            何回かに分けて、これまで慣れ親しんできた数学で使用されている記号の由来について、報告している1。 第1回目は、四則演算の記号(+、-、×、÷)の由来について、第2回目は、数字の関係を表す記号(=、≒、<、>等)について、第3回目は、集合論で使用される記号(∩、∪、⊂、⊃等)について報告した。今回は、数学あるいは論理学で使用される「論理記号」の由来等について報告する。 1 主として、以下の文献を参考にした。 Florian Cajori「A History of Mathematical Notations」(1928、1929)の冊子の再発行版(2012)(Dover Publications,Inc) 学生時代の数学の授業等で「すべての」という言葉を表すものとして「∀」という記号を使用していたのを覚えておられる方もいるのではないか。「∀x;P(x)」2と書いて、「すべてのxについてP(x

                                                                              数学記号の由来について(4)-論理記号(∀、∃、∴、∵等)-
                                                                            • 明日もサーフに行ってみます波が怖かったら、港に行ってアジング挑戦します。

                                                                              今日の朝は久しぶりの暴風と雨(T_T) いわき市では久しぶりに警報も発令! でも10時ごろになったらすっかり雨が上がって晴れ渡りました(^^♪ 夕方、仕事中通りかかった 永崎海岸 のいつもの場所で 写メ撮影!<(_ _)> 波がすごかったです(・_・;)明日はサーフに行くつもりなのですがどうだろ? まあ経験が一つ出来ると思って行ってみます! ライナー気味にキャストすることで風の中でも距離が出るらしいのでやってみます あと 糸ふけ に注意してやるぞ フェザーリング(サミング) という技術があるらしい 糸ふけ が出ないように投げた後 リールの先をちょっとブレーキかける感じかな? これで頻発する ライントラブル がでなくなれば最高ですね👍 まだ風が強く吹いているので明日の海は荒れてるんじゃないかな(@_@;) いわき市 強風 波浪 注意報 出てるし その時は 小名浜港 に移動して アジ を狙っ

                                                                                明日もサーフに行ってみます波が怖かったら、港に行ってアジング挑戦します。
                                                                              • 千思万考による戦死蛮行の回避。 - うちのふうふとエイトのこと。

                                                                                國分功一郎氏の「哲学の先生と人生の話をしよう」を読みました。書名の通り、哲学者の國分氏が34の人生相談に回答しているのですが、超凡なるは相談者の文面や言い回し、単語の選択までも具に眼光紙背に徹し、相談者が何を語り一方で何を「秘匿」しているかを明哲に分析します。時に鋭く厳しく但し相談者の悩みに真摯に寄り添い、実に合理的に問題を溶かしていきます。ために、悩乱にどう対峙するべきか、憂悶すら論理的に解題する学びを得られる内容です。哲学者の骨頂を大いに発揮されていると謂えるでしょう。 相談29「悲観的な夫に腹が立ってしまいます」を例に採ります。二度の脳梗塞を患い、何かと悲観的で物事を否定的に捉えるご主人に、プラス志向の奥様は腹が立って仕方がない、どう接して良いのか分からない、と謂う相談です。國分氏は「ご主人の気持ちになって理解を示すことが大切」と前提し、 何か大きな怪我をしたり病気になったりすると、

                                                                                  千思万考による戦死蛮行の回避。 - うちのふうふとエイトのこと。
                                                                                • 千葉雅也が選ぶ9冊。不透明な世界を生きる、武器としての“哲学”〜後編〜 | ブルータス| BRUTUS.jp

                                                                                  私たちは「新しさ」や「変化」を「是」と考えがちだが、社会が複雑化する中、それは常に正しいのか。一歩立ち止まり物事を深く考えるための「哲学」が今、呼び寄せられていると哲学者・千葉雅也は語る。「千葉雅也が選ぶ哲学入門のための4冊。不透明な世界を生きる、武器としての“哲学”〜前編〜」も読む 退行か、進化か、 現代社会はどこへ向かっている? 私たちが生きる社会を考えるためには、前段のニーチェやマルクスらに続いて発展していった20世紀後半の現代思想について知ることも重要です。哲学は先人たちの思考を引き継ぎ更新を繰り返していくものですから。 例えば私も執筆に携わった『世界哲学史』シリーズの第8巻では、ジル・ドゥルーズやジャック・デリダなどポストモダンと呼ばれるフランス現代思想の哲学者についてまとめられています。 こうした思想は、0か1か、革新か保守か、といった二項対立的な思考ですべてをはっきりさせるの

                                                                                    千葉雅也が選ぶ9冊。不透明な世界を生きる、武器としての“哲学”〜後編〜 | ブルータス| BRUTUS.jp