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中村桂子の検索結果1 - 26 件 / 26件

  • 2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ

    2011年7月15日にオープンしたノンフィクション書評サイトHONZ。本日2024年7月15日をもちまして13年間のサイト運営に終止符を打つこととなりました。 2011年の東日本大震災から、記憶に新しいコロナ禍まで。はたまたFacebookの時代からChatGPTの到来まで。その間に紹介してきた記事の総数は6105本。 発売3ヶ月以内の新刊ノンフィクションという条件のもと、数々のおすすめ本を紹介する中で、様々な出会いに恵まれました。信じられないような登場人物たち、それを軽やかなエンターテイメントのように伝える著者の方たち、その裏側で悪戦苦闘を繰り広げていたであろう版元や翻訳者の皆さま。さらに読者へ届ける取次会社や書店員の皆さま、そしてHONZを愛してくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。 サイトを閉じることになった理由に、明快なものは特にありません。こんなサイトがあったら

      2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ
    • 核共有を問う 「第二のウクライナに…」と持ち出す議論の卑劣さ | 毎日新聞

      ロシアによるウクライナ侵攻が始まるやいなや、安倍晋三元首相が米国の核兵器を日本国内に配備して共同運用する「核共有」について議論を行うべきだと発言、日本維新の会が議論を政府に提言するなど一部の政治家が声を上げ始めた。これまでは声高に語られることはなかったが、夏の参院選に向けて、さらに主張が活発化する可能性もある。非核三原則を掲げる日本にメリットはあるのか。長崎大核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授に聞いた。【聞き手・森口沙織】 核共有、新しい話ではない ――「核共有」とは、どのような政策ですか。 今回初めて核共有という言葉を聞いた人もいるかもしれないが新しい話ではなく「冷戦の遺物」といっていい。NATO(北大西洋条約機構)加盟国のオランダ、ベルギー、ドイツ、トルコ、イタリアの5カ国に核兵器が配備され、平時はアメリカが管理し、戦争になるとアメリカの同意を得て配備国が自分たちの戦闘機に核弾頭を

        核共有を問う 「第二のウクライナに…」と持ち出す議論の卑劣さ | 毎日新聞
      • 「誰も何も言わない世界と、読まれなくても誰かが何か言う世界は、多分違う」──山形浩生さん(後編)|就活サイト【ONE CAREER】

        山形浩生の喋(しゃべ)る姿というのは、テレビやYouTubeではあまり見たことがない。最近はラジオのコメンテーターもされているから声は知っている。そんな相手が、目の前で楽しそうに喋っている。会うことなんてないだろうと思っていただけに、僕はフワフワとした現実感のない、けれどインタビューを成立させるために必死な様相で会話を続けていた。 山形といえば毒舌の書評が有名なのだが、目の前にするととても優しそうな、そして真面目な人だ。ユーモアも彼のブログで目にするそれと変わらなくて、会話の途中でしょっちゅう笑いが起きる。僕にとっては想像通りの格好のよい著作家であった。 しかし、まだインターネットの話も、経済の話も聞いていない。時間は半分以上過ぎている。どの話も中途半端に切りたくはない。そんな緊張感を持ちながら、就職後の話を聞いた。 大学院での研究が発端になって、野村総合研究所への就職を選んだ山形。修士研

          「誰も何も言わない世界と、読まれなくても誰かが何か言う世界は、多分違う」──山形浩生さん(後編)|就活サイト【ONE CAREER】
        • 【一般の人向け】新型コロナウイルスを試験管内で人工進化させまくって変異株をたくさん作ったという論文を読んだので解説してみた話。 - sun_ek2の雑記。

          目次。 文字数が4万字以上あるので、ご注意ください。コロナ自粛でヒマな人におすすめ。 目次。 注意(必ず読んでください)。 はじめに。 読んだ論文。 題目。 著者。 論文をまとめると…。 どういう利点があるの? 導入。 新型コロナウイルスの感染メカニズム。 前提知識。 DNAと遺伝子の違い。 セントラルドグマと遺伝子発現。 ゲノムDNAとプラスミドDNA。 PCR。 遺伝子導入。 酵母ディスプレイ。 進化実験。 前提知識。 進化とは。 変異―Error-prone PCR。 選択―FACS(fluorescence-activated cell sorting)。 遺伝子型と表現型の紐づけー酵母ディスプレイ。 進化実験の詳細。 発現量(合成量)の高いRBD変異体を取ってくる。 ACE2とよくくっつくRBD変異体を取ってくる。 ACE2と速くくっつくRBD変異体を取ってくる。 解析。 前提知

            【一般の人向け】新型コロナウイルスを試験管内で人工進化させまくって変異株をたくさん作ったという論文を読んだので解説してみた話。 - sun_ek2の雑記。
          • ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら

            ※2024年6月をもってnoteでの本リストの新刊の更新は終了させていただきます。 今後の更新ははてなブログにて継続いたします。 2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢

              ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら
            • 『魚食の人類史: 出アフリカから日本列島へ』(NHK出版) - 著者:島 泰三 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

              著者:島 泰三出版社:NHK出版装丁:単行本(238ページ)発売日:2020-07-27 ISBN-10:4140912642 ISBN-13:978-4140912645 脳を育て氷期を乗り越えさせた魚料理は大好きだが、狩猟採集から農耕へと移行する人類史の中で、重要な食べものとして魚をイメージしたことはなかった。人類史は、最近数多くのデータが出され、正解を求めてのさまざまな物語が提案されている分野である。本書は、霊長類で積極的に魚を食べるのはH(ホモ)・サピエンスだけであり、そこに大きな意味があるという視点が、興味深い。 2000万年前に始まる大型類人猿の時代には魚食の記録はなく、人類でもそれが確認されるのは、H・エレクツスからである。アウストラロピテクス属からヒト属への移行の際の脳容量の増大を促したのが食物の変化、つまり魚食の始まりだったのではないかという説が出始めている。脳のはたらき

                『魚食の人類史: 出アフリカから日本列島へ』(NHK出版) - 著者:島 泰三 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
              • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

                1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

                  大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
                • 2021.7.2 初夏の花 - カメキチの目

                  写真を撮るのはホント、楽しくおもしろい。 天気がいいと、陽の光が射しこんで被写体に陰影ができ、撮りたいものが増える。 たまには写真展に出してみようかと思うくらい、自分では芸術性を感じるような 「上出来」がある。 上出来とはあくまで主感で「」付きだけど、自己満足できる。 (写真を撮るとき、前々から感じてはいたのですが言葉にまで昇華できなかった思いが最近よんだ本に 書かれてありました《この本のことはいずれ書くつもり》。 『「生きもの」感覚で生きる』 中村桂子・著 といいます。 【引用】「自然にはなにかわからないこと、新しいことがたくさんあります。 テレビやコンピュータのなかにあるものは、たとえ自然を扱ったものでも誰かが取り出した情報です。 自分で直接自然に接し、興味深いことを切り取ってくることで、想像力、創造力ができあがっていきます こうして、ほかの誰のものでもない私の一生ができていくのではな

                    2021.7.2 初夏の花 - カメキチの目
                  • 『未知なる地球 〔無知の歴史18-19世紀〕』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:築山 和也 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                    「無知」から描き出す、人間の想像力の歴史。「人間が『何を知らなかったのか』を見極めなければ、過去の人間を知ることなど不可能である」――人間は自らの足元の大地(地球)について何を知ら… 「無知」から描き出す、人間の想像力の歴史。「人間が『何を知らなかったのか』を見極めなければ、過去の人間を知ることなど不可能である」――人間は自らの足元の大地(地球)について何を知らず、どのような世界像を抱いていたのか。18世紀以来の南北両極・氷河・火山・深海など「人間の知の及ばない場所」に焦点を当て、科学・文学・詩を自在に結びつけながら、「知らないこと」の陰画としての人間の想像力の歴史をたどる、「感性の歴史」第一人者のスリリングな意欲作。 【目次】 本書関連地図 序 包括的な歴史は、無知の歴史を前提とする 第Ⅰ部 啓蒙時代における地球知識の乏しさ 第一章 リスボンの「大惨事」(1755年) 第二章 地球の年齢

                      『未知なる地球 〔無知の歴史18-19世紀〕』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:築山 和也 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                    • 2021.8.6 人間も生きものの一つにすぎない(前) - カメキチの目

                      (きょうは世界で初めて原子爆弾が使われた日。場所は広島。3日後には長崎で2回目が) そんなきょうは 『「生きもの」感覚で生きる』  中村桂子 (著者のことは何かで聞いたことがあった。 よくあるお名前ですが、「けい」が「桂」なので印象的で覚えていました。 「けいこ」という名前は古い世代にはなじみぶかい。 子どもだったとき、隣の家の子が「啓子」ちゃんで若くして病死したので忘れられない。 子ども心に「あんなに元気だったのに…いのちはわからない」とませたことを思った) ーーーーーーーーーー この本は一般読者(とくにお母さん向けに)に向けて書かれたものだから、 とてもやさしい口調で、語りかけるように書かれています。 中ごろ、第3章「生命を基本にした社会をつくろう」から主に引用し、 強く感じたことを書きます。 (2回に分けます) 【引用】 「〈正義‐バランスのとれた公平さ〉 バランスが生きものという視

                        2021.8.6 人間も生きものの一つにすぎない(前) - カメキチの目
                      • 福島第一原発事故の不都合な真実「巨大津波は想定されていた!?」(NHKスペシャル『メルトダウン』取材班)

                        3つの原子炉が相次いでメルトダウンし、原子炉や格納容器を納める原子炉建屋が次々に爆発するという未曾有の原発事故を描いた『福島第一原発事故の「真実」』(小社刊)が大反響を呼んでいる。 発売から2ヵ月あまりで、『朝日新聞』『毎日新聞』『東京新聞』『文藝春秋』『しんぶん赤旗』『公明新聞』など様々なメディアで取り上げられた。 「今になって明らかになった事実には、驚く他ない。背筋が寒くなり、とにかくこれは、皆が事実に向き合って考えるところから出直す課題だと強く思う」(毎日新聞書評、JT生命誌研究館名誉館長 中村桂子氏) 「厚さに圧倒されつつ、読み始めたらあっという間に読み終えてしまった。まさにドキュメンタリー・エンターテイメントともいえる読み応えのある一冊となっている」(公明新聞書評、長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長・教授 鈴木達治郎氏) といった高い評価を得ている。 当時の福島第一原発所

                          福島第一原発事故の不都合な真実「巨大津波は想定されていた!?」(NHKスペシャル『メルトダウン』取材班)
                        • 2022.6.7 バラ - カメキチの目

                          やっぱり、バラは美しかった。 (歩いていけるに市立の庭園があり、毎年、この季節にはバラなどが咲きほこるので観にいく。 記事にするつもりはなかったけど、そのとき写したものをパソコンに取りこみ見たら「おー、いい!」 おめでたい私は自己満足した。で、気に入ったのだけ載せた写真記事にします) これは前に散歩したとき近所の民家の庭でみたもの(オマケです) 現地に着く前の街路樹のイチョウの葉っぱに「撮って、撮って」と言われている 気がして ここからが現地でのもの この前、以前にも記事にした中村桂子さん(いのちのたいせつさを「生命誌」という言葉で 啓蒙されている)と内藤いづみさんという在宅医との対談本『人間が生きるって こういうことかしら』を読んだ。 一人でも多くの方に読んでいただきたいと絶対に感じさせるすばらしい本だった。 そこにこういうことが書いてあったのが強く心に残った。 いのちあるものすべての根

                            2022.6.7 バラ - カメキチの目
                          • 2022.6.24 『人間が生きているってこういうことかしら?』 - カメキチの目

                            写真(バラ)記事のとき、生きものの命をたいせつにする「生命誌」という研究、 啓発の活動をされている中村桂子さんと、死にゆく人の看取りをされる訪問医の 内藤いづみさんとのステキな対談本、 『人間が生きているってこういうことかしら?』 のことを書きます。 読んでいる最中は、お二人の温かな人柄が随所に感じられ、心が温められた。 読みおえたときは、「いのち」「生きている」ことのありがたさ、不思議を 深く感じた。 (すべてがよかったのですが、①「いる」だけでいい ②科学と倫理 二つのことだけ述べます) ーーーーーーーーーー ①「いる」だけでいい (「いる」=「生きている」。 「いる」だけでいい《読んで字の如し、ただそれだけ》 お二人の話にむずかしいことは何もなかった) ↓ 「ただ、あんたが生きてくれさえすればそれでいい」 「カネを出せ!」と刃物ですごまれたら、自分が金持ちでなくても ありったけのお金

                              2022.6.24 『人間が生きているってこういうことかしら?』 - カメキチの目
                            • 1. 二つの世界 - 中村桂子 | トイビト

                              「どう生きるか」という問いは、人類の歴史上、幾度となく繰り返されてきたものでしょう。しかし今ほどこの問いが、切実になったことはないのではないでしょうか。暮らしの基盤たる共同体が解体し、宗教もかつての力を失った現代、多くの人びとが何の支えもないまま、競争と自己責任の日々を余儀なくされています。私たちはいったい何を間違えてしまったのでしょうか。そして、本当に生きるとはどういうことなのでしょうか。ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く「生命誌」の創出者、中村桂子先生にお聞きしました。 ――この社会の問題というのはいくつもあると思うんですけど、そのうちの一つに、多くの人が、どのように生きるかを見失っているということがあるように思うんです。インターネットやらAIやらで世の中はたしかにどんどん便利になっているけど、本当にそれだけでいいのかなって思う人が――私自身も含めて――最近やっと増えてきたよ

                                1. 二つの世界 - 中村桂子 | トイビト
                              • 京都大学大学院文学研究科 応用哲学・倫理学教育研究センター

                                ヒトクローンは法律で禁止されていますが、なぜなのでしょうか。 カズオ・イシグロが『わたしを離さないで』で描いたように、臓器提供を目的としたクローン人間作製はその個体の尊厳を傷つけ、許されるものではないと思います。しかし、子どもを産めない人が、生殖医療としてその技術の恩恵に預かることについても、完全に門戸が閉ざされているという印象です。 クローンは、多くの人がイメージしているような核ドナーと全く同じ個体(成体)になる、ということはないと聞きました。であれば、子を授かるための生殖医療としても、検討されていいように思うのですが、そういう検討もなされているのでしょうか。 人のクローンが作られることへの漠然とした恐怖感は私も持っていますが、あまりに漠然としているので、根拠への理解を深めたく、質問をさせていただきます。 ご多忙のところ恐縮ですが、どうぞ、よろしくお願いします。 ご質問ありがとうございま

                                • 福島第一原発事故の「真実」…誰もが死を覚悟した壮絶な現場の全貌(NHKスペシャル『メルトダウン』取材班)

                                  3つの原子炉が相次いでメルトダウンし、原子炉や格納容器を納める原子炉建屋が次々に爆発するという未曾有の原発事故を描いた『福島第一原発事故の「真実」』(小社刊)が大反響を呼んでいる。 発売から2ヵ月あまりで、『朝日新聞』『毎日新聞』『東京新聞』『文藝春秋』『しんぶん赤旗』『公明新聞』など様々なメディアで取り上げられ、 「今になって明らかになった事実には、驚く他ない。背筋が寒くなり、とにかくこれは、皆が事実に向き合って考えるところから出直す課題だと強く思う」(毎日新聞書評、JT生命誌研究館名誉館長 中村桂子氏) 「厚さに圧倒されつつ、読み始めたらあっという間に読み終えてしまった。まさにドキュメンタリー・エンターテイメントともいえる読み応えのある一冊となっている」(公明新聞書評、長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長・教授 鈴木達治郎氏) といった高い評価を得ている。 NHKメルトダウン取材

                                    福島第一原発事故の「真実」…誰もが死を覚悟した壮絶な現場の全貌(NHKスペシャル『メルトダウン』取材班)
                                  • 2022.7.15 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』-前- - カメキチの目

                                    コロナは感染が急激にふえてきて「第7波」に入ったようだ。 ニュースで東京や大阪では1万人をこえたと報じられても、以前のような緊迫感は 感じられない。 (その正体がよくわからず、感染力におびえていたころとは違う。 不明なことはたくさんあっても、いずれはインフルエンザのように落ちつくだろうと楽観している) 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』  内田樹  編著 を読んだ。 たくさんの方が書かれており、みんなよかったのですが、 とくに5人の方からは胸に響くような言葉を聞いた気がしているので それだけを紹介し、感想を述べます。 (2回に分けて書きます) ーーーーーーーーーーー 内田樹 ―まえがき― 【引用】 「中高生を対象に書くと、話が根源的にならざるを得ないからです。 大人同士だと、いろいろな専門用語について、「わかったつもり」になって話が進みますが、 中高生相手だと、その手が使えない。… だか

                                      2022.7.15 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』-前- - カメキチの目
                                    • 「あのね、ぼくは、そういう特別なきっかけで、動いたことがないんですよ」──伊藤守さん(前編)|就活サイト【ONE CAREER】

                                      新入社員として入社して数カ月たった2010年初夏、宮崎駿さんのアトリエへ向かった。私は手に、発売されたばかりのiPadを持っていた。 アトリエのカウンターで、宮崎さんの隣に座る。いそいそとiPadを見せる私に、宮崎さんは問うた。「それで、何ができるんですか?」。 私は、YouTubeのアプリをタッチし、「たとえば、こんな風に、動画が見られるんですよ」と伝えた。 すると、間髪を入れずに、宮崎さんは言った。「あなたの言う『動画』とは、どういう意味ですか?」 「え?」。私には質問の意味が分からず、会話は止まり、沈黙が訪れた。 宮崎さんにとっての「動画」とは、「動画マン(アニメーションにおいて、原画と原画の間の連続する動きを作画するスタッフ)」という意味の「動画」だった。アニメーション監督である宮崎さんの「動画」と、YouTubeを見続けたことで大学を留年した私の「動画」とでは、言葉の意味が違った

                                        「あのね、ぼくは、そういう特別なきっかけで、動いたことがないんですよ」──伊藤守さん(前編)|就活サイト【ONE CAREER】
                                      • 特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 「生命誌」提唱 理学博士・中村桂子さん ウイルス引きずり出した人類 | 毎日新聞

                                        新型コロナの出現は世界を一変させ、人間社会の脆弱(ぜいじゃく)性をもあらわにした。「ウイルスVS人類」といった二項対立の構図でとらえたくなるが、遺伝情報を扱うゲノム研究を経て「生命誌」を提唱する理学博士の中村桂子さん(85)の思いはまた違うようだ。 生命誌とは、人間を含むさまざまな生きものの関係や歴史を整理し、私たちが「どう生きるか」を探るための学問。地球上には数千万種もの生きものが生息するが、その共通性や多様性を「ゲノム」をキーワードに解き明かしていくのだ。私たちはどこから来て、どこへ行くのか――。それが課題である。 さっそく尋ねてみた。新型ウイルスは“悪者”ではないのかと。すると中村さん、苦笑しつつ、「感染したら困るのはもちろん困るのよ。“良い子”とは言わないけれど、生きものとウイルスは大昔からのお付き合い。細胞のあるところにウイルスあり。ならばお互いうまくやっていきましょうよって」。

                                          特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 「生命誌」提唱 理学博士・中村桂子さん ウイルス引きずり出した人類 | 毎日新聞
                                        • 今週の本棚:中村桂子・評 『リニア中央新幹線をめぐって 原発事故とコロナ・パンデミックから見直す』=山本義隆・著 | 毎日新聞

                                          (みすず書房・1980円) 技術と経済成長、戦後神話の呪縛 原発事故とコロナパンデミックという二つの体験から、多くの人が大量消費と一極集中に象徴される成長主義への疑問を持つようになったのではないだろうか。 物理学を学んだ科学史家として近代日本を科学技術を切り口として批判の眼(め)で見てきた著者もその一人である。そして今後の社会の構築にあたり、科学技術立国を謳(うた)い、世界での競争に勝つことを求めて進めてきた不合理なプロジェクトの見直しが重要であると指摘する。その象徴として取り上げたのが、リニア中央新幹線計画だ。評者も以前からこの計画には技術と発想に問題を感じていたのだが、本書で実態を知り多くを学んだ。技術、自然環境、経済、社会、政治と検討は多岐に渉(わた)る。 「超電導磁気浮上式高速鉄道」であるリニアは、時速500キロが可能な世界初の鉄道ということを唯一の利点とし、他は問題山積と指摘され

                                            今週の本棚:中村桂子・評 『リニア中央新幹線をめぐって 原発事故とコロナ・パンデミックから見直す』=山本義隆・著 | 毎日新聞
                                          • デカルトの書簡からのダッシュの省略 津崎良典「真理とは何か?」 - オシテオサレテ

                                            現代思想2024年1月号 特集=ビッグ・クエスチョン ―大いなる探究の現在地― 作者:山極寿一,佐藤勝彦,中村桂子,永井均,三牧聖子 青土社 Amazon 津崎良典「真理とは何か?:神による永遠真理の自由な創造に関するデカルトの理説をめぐって」『現代思想』vol. 52-1, 2024年、203-212ページ。 デカルトの永遠真理創造説についての論文を読む。一箇所非常に気になる箇所があったので、記録として残しておく。 205ページには以下のように、デカルトのメルセンヌ宛書簡(1630年4月15日)が引用されている。 人はあなたに、もし神がそれらの〔永遠的とあなたが呼ぶ数学的〕真理を設定したのなら、神はそれらを、ちょうど王が自分の法に対して行うように、変えることもできるであろう、と言うでしょう。それに対しては、然り、もし神の意志が変えることができるなら、と答えなければなりません。―しかし、私

                                              デカルトの書簡からのダッシュの省略 津崎良典「真理とは何か?」 - オシテオサレテ
                                            • 私をオタクと呼ばないで | 竹内佐千子「沼の中で不惑を迎えます。 ~輝くな! アラフォーおっかけレズビアン!~」

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                                              • 「緑を守れ」は上から目線 中村桂子さん、問い直す感覚:朝日新聞

                                                スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが始めた若者たちの抗議運動「フライデーズ・フォー・フューチャー」や、昨秋に菅義偉首相が宣言した「2050年までの温室効果ガスの実質ゼロ化」で、気候変動問…

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                                                • 自分の言葉で書き残すことへの執着—なぜ人は文章を書くのか | 村井理子「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」

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                                                  • 2021.11.26 ムヒカ流生きかた - カメキチの目

                                                    中村桂子さんの本は「いのち」についてとても深く考えさせる。 自分の「いまあるいのち」「いのちを続けていくこと」が生きものにとっての 根本的な原理でだいじなことだという。 だけど、人間だけが「いのちよりだいじなもの」がある、という幻想を抱く。 なにかにいのちを賭けて死ぬ人がたえない。 (でも幸いなことに、大多数の人は「いのちよりだいじなものはない」とわかっているので、 人間はここまで続いてきた) そんな根底に立ちかえり「”生きている”を見つめよう」と著者はいう。 いのちをだいじにしようと中村さんはいう。 『こどもの目をおとなの目に重ねて』 中村桂子・著 を読んだ。 (グーグル画像より) 「生命誌」というのが著者の専門。 前にも読んで記事も書きましたがともかくていねい、わかりやすい言葉で書かれています。 これはエッセイ集のような本で、心の琴線にふれる話がいっぱいなのですが、 南米のウルグアイ大

                                                      2021.11.26 ムヒカ流生きかた - カメキチの目
                                                    • fastText と国立国会図書館のモデルを使って図書の分類に挑戦 - STORES Product Blog

                                                      STORES 決済 でバックエンドエンジニアをしています id:nhayato です。 STORES Advent Calendar 2022 の 14 日目の記事です。 本エントリーでは、以下について紹介します。 fastText / NDC Predictor を利用した図書の分類とその結果 職場内における図書管理のあり方について、私が考えていること 背景: 図書分野に関する個人的な関心 私は STORES に入社する以前より、図書、特に技術書についての職場内での扱いに関心がありました。 前職では図書委員のように、部署内の図書について、貸出管理システムの運用や購入依頼への対応、棚卸しなどの業務について関わっていました。 また、インターンシップ受入や新人研修のような教育の場で、たとえば、オブジェクト指向の説明を「図書管理システム」を題材に話すということもありました。 本業として「図書管理

                                                        fastText と国立国会図書館のモデルを使って図書の分類に挑戦 - STORES Product Blog
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