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異性愛の検索結果1 - 40 件 / 234件

  • LGBコミュニティでは、昔っからそういう形で同性婚を批判する議論はありま..

    LGBコミュニティでは、昔っからそういう形で同性婚を批判する議論はあります。ぶっちゃけ50年以上前からあったし、今も同じ事を言ってる人たちはいます。 まずゲイ男性の同性婚批判について。ハッテン場とかをイメージしてもらうとわかるけど、ゲイ男性界隈というのはだいたい性的な交流・交渉に対してオープンで(享楽的ともいう)、短期間に多くのパートナーを持ったり、ワンナイトだけと割り切ってたりと、特定の相手との排他的な関係(モノガミーシップ)に拘束されたがらない人達が多かった(今でも多い)です。アクティヴィストも、基本的にはこういう行動パターンを自分たちが創り上げた独自のライフスタイル(ゲイ・ライフ)、異性愛主義から解き放たれたゲイ男性独自の文化的資産とみなし、肯定的に捉えてました。 もちろんそれは、同性との持続的関係を公にしつつ生きることが難しい時代背景ゆえの事情でもあったし、一方で60年代のヒッピー

      LGBコミュニティでは、昔っからそういう形で同性婚を批判する議論はありま..
    • パワーレズつらいので男と結婚した【追記有】

      旧帝から外資系の企業に就職して、少し前から産休中の20代後半。 物心ついてからずっとビアン寄りのバイで、交際相手の性別は6:4で同性の方が多い。 大学の人口比は男性に偏っていたので、彼女を探したい時は所謂レズビアンバーみたいなのに通っていた。 レズビアンと聞くと、男を必要としない強い女みたいな人物像をイメージするかもしれないが、実際はそういう女性の割合は少ない。(男性に稼ぎ手を期待しない分、ヘテロよりは多いのかも?) 最近はLGBTへの認知度が上がってきたせいか、「男が無理」「セックスが無理」だが精神・経済的拠り所として恋愛は必要、みたいなタイプの、言ってはなんだがテイカー気質の人間が増えたように思う。 私は所謂パワーレズで、学歴も収入もある程度高い。 外見はフェム(女っぽい)だけど、私みたいな人間はこういうテイカーレズ層に爆モテした。 私はアセクシャル?ではないバイなので、当然女体に性欲

        パワーレズつらいので男と結婚した【追記有】
      • 女性は理解できない非モテ男性の弱者性|88cmと8kg

        はじめに、例の事件に抗議します。今回またフェミサイドが起きてしまった。今日現在死者は幸い出ていないようですが、刺された人たちは今後周りの人間がいつ自分を待た刺しに来るか怯えながら暮らしていかないといけないのです。怪我をして治療して終わりの問題では決して無いのです。そして抑圧は恐怖となって伝播します。この国では歩いているだけで女性がその性別と言うだけで殺される可能性があるからです。こんな恐ろしい性差別聞いたことがありますか?この卑劣な犯罪を正当化する根拠は何一つありません。何一つです。 追加で、これがフェミサイドではないという方もいますが、女子寮を狙ったあの忌々しいエリオット・ロジャーの事件でさえ男女半々でした。あの事件をフェミサイドと認めるなら、この事件もそうだと言うべきでしょう。本人がそう狙ったと言ってる以上、そうです。 それと、確かに全体的に無差別殺傷事件の被害者は男女半々だし、全体の

          女性は理解できない非モテ男性の弱者性|88cmと8kg
        • 学校のLGBT授業、地獄だった(追追記あり)

          ずっと誰にも言えずにキレ続けていたことを最近落ち着いて思い出せるようになったので消化。 私が通っていた高校は県内でも有数の進学校と言われるようなところで、様々な人を外部から招いて講演を聞く授業なども定期的にあった。 その日のゲストはどこかの大学のLGBTサークル(記憶が曖昧。キレすぎて意図的に思い出さないようにしていたのでもはやわからない)で、サークルの中にもLGBTがいるし皆でフレンドリーに楽しく学ぼう!みたいな触れ込みだったと思う。 しかし、私は講演のため教室を移動する最中からずっと不安だった。 その頃の自分は性的指向をはっきりと自覚できていなくて、とにかく私以外の全員が当たり前のように共有している”異性愛”という概念を理解できず、同性愛者かも、いやアセクシャルかも、と悩む日々を送っていたからだ。 だから皆の前でグループトークとかあったら挙動不審になっちゃうかも、と心配していたのだが、

            学校のLGBT授業、地獄だった(追追記あり)
          • 面白かった本2023 - phaの日記

            今年もなんとか年末までたどり着きましたね。毎年書いている今年面白かった本を紹介する記事です。 今年は本屋(蟹ブックス)で働き始めたということもあって、今までよりも幅広い本を手に取った一年だったように思います。あと、去年はなぜか短歌くらいしか読めなくなっていたけど、今年はエッセイとかをまた楽しく読めるようになってきました。うれしい。エッセイを書く気力もわりと戻ってきたので、2024年はまたエッセイ本を出したいなと思っています。まあ、できる範囲でやっていきたいですね。無理せず、死なないように。 マンガ 鶴崎いづみ『私のアルバイト放浪記』(観察と編集) 大山海『令和元年のえずくろしい』(リイド社) 大白小蟹『うみべのストーブ』(リイド社) 坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社) 岩波れんじ『コーポ・ア・コーポ』(ジーオーティー) 新井英樹『SPUNK - スパンク!』(KADOKAWA)

              面白かった本2023 - phaの日記
            • 「暴力的な男性にはより多くのセックスパートナーがいる」との研究結果

              男性の性的魅力には容姿や知能、性格などのさまざまな要素が含まれていると考えられていますが、「暴力的・攻撃的な行動」も一種の魅力となっている可能性も以前から指摘されています。合計で1万人以上の被験者を追跡したデータを分析した新たな研究により、「暴力的な傾向が強い男性はセックスパートナーが多い」との結果が示されました。 Brains, brawn, and beauty: The complementary roles of intelligence and physical aggression in attracting sexual partners - Seffrin - 2021 - Aggressive Behavior - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ab.21934 L

                「暴力的な男性にはより多くのセックスパートナーがいる」との研究結果
              • 宇多田ヒカルの同性愛ぽい歌一覧

                宇多田ヒカルがクィア的であるというのは、コアなファンやクィアのファンの間ではかなり昔からの共通認識でありました。 もちろん、宇多田ヒカル本人がしばしば口にするように、宇多田ヒカルの歌詞というのは大衆の誰にでも伝わることについて大変真摯に考え抜かれており、決してクィア的な読みが介在しなくても成立するものがほとんどです。ですから、当事者の人間がひっかかりを覚えて、ある種の確信や疑念を抱いて聴き込むというような経験がなければ、宇多田ヒカルのクィア的な側面について、その通底する感触すら意識することがなくても不思議ではありません。そして、そういう構成である作品だからこそ、当事者にとっては強く胸を打ち、強く励まされるものでもあるわけです。『ブロークバック・マウンテン』や『ムーンライト』がちょうど、ゲイに限らない、誰にでも共感できる恋愛感情そのものを描いているといった具合で高く評されている、というのと似

                  宇多田ヒカルの同性愛ぽい歌一覧
                • 『鎌倉殿の13人』とセクシャルマイノリティ表象〜大河での同性間の愛の表現の画期性とその限界 - Topaztan’s blog

                  ※論をわかりやすくするためにドラマのキャプチャ画像を載せていましたが、本文章が著作権法上の例外事項である「批評」に当たらない可能性があることを考慮し、削除させて頂きました。2022/1/8 ※「夢のゆくえ」のところで「画面からは千世がはけて実朝と泰時だけに」→「千世が右隅に行き顔が映らなくなり後ろ姿になり」に訂正しました。2023/2/14 2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』において、源実朝が異性に性的に接することができなく、かつ同性に想いを寄せる者であるという描写がなされました。しかも彼が恋する相手は、主人公義時の息子泰時。ガッチリとドラマの本筋に関係する人間関係です。練られた脚本はもちろん、演じた役者さんたちが大変見事に、繊細に演じてくれたおかげで、また凝った演出が行われたこともあって、本当に印象深いものになりました。 これは大河ドラマでの同性間の愛を描いたものとしては、大変意義

                    『鎌倉殿の13人』とセクシャルマイノリティ表象〜大河での同性間の愛の表現の画期性とその限界 - Topaztan’s blog
                  • <追記>フェミニストの欺瞞

                    https://anond.hatelabo.jp/20200919212538 この増田とそのブコメを読んでどうにも気持ちをぶちまけないと収まらなくなったので 関連してるようなしてないような話 最初に言っとくけど私も女性です 最近、「アップデートされたジェンダー観」とやらに基づいて一部表現を弾圧するフェミニストの言動が酷すぎる 正直我慢の限界にきている フェミニストは色んな方面に口を出しているみたいだけど、私個人としては「性別役割に基づいたモノガミー的恋愛描写」への弾圧について怒りを感じている 例えば新作映画で少しでも既存の価値観をなぞる男女の恋愛が出てきたときの反応といったらすごい また異性愛か、古臭い、女性差別だ、今どきこんなのありえない、やめろ、作品価値が下がった、見る気なくした…もうボロクソに言われる なあ、実際にそういう恋愛をしている人がそれを見てどんな気持ちになるかわかるか?

                      <追記>フェミニストの欺瞞
                    • 腐女子向け、非実在の戦争のきほん①|メキ

                      軍人キャラは好きだけど戦争がどう行われるのかはよくわからないという腐女子、結構いるのではないか。 そこで、あえて腐女子が腐女子向けに、「人間の集団同士の戦いの基礎」の説明を試みようと思う。うまくいくかどうかわからないが、BL・やおいの参考になれば幸いだ。当然、百合や異性愛、その他の繁殖形態のカップリングなどに転用してもらっても構わない。 一応中学の社会の授業を漠然と覚えているラインへの説明を目指した。なので、既に社会科科目ファンの腐女子には、めちゃくちゃ退屈な話だと思われる。「そんなもん知ってるわ」という人には申し訳ない。 戦争のフィクションの話をするときの、基本ルール この手の知識が役に立つジャンルに共通して言えることだが、実際の歴史・政治・軍事はセンシティブなジャンルである。 特に近代以降、遺族や関係者が存命の戦争の話題に触れるときは、気をつけなければいけない。 例えば、何かと随所で話

                        腐女子向け、非実在の戦争のきほん①|メキ
                      • 好きなポルノジャンルはリア充度と関連していた - ナゾロジー

                        恋愛ジャンル好きはリア充でレイプジャンル好きは非リア充ポルノは多くの成人の性的経験の重要な部分を占めています。 これまでの研究でも、ポルノと性的満足感と性的機能に関してさまざまな結果が示されていました。 たとえば、一部の人々にとって、ポルノの過度な使用は精神をすり減らし、不安やうつ病などの精神健康問題を引き起こす可能性があります。 またポルノに対する依存は、他の興奮剤や依存性物質と同様の脳内報酬システムを活性化させることが示唆されており、依存のしすぎは報酬系に混乱をもたらし、日常生活で小さな喜びを見出せなくなる可能性があります。 一方で、他の研究では、適度なポルノの使用がストレス解消や性的満足の向上に寄与する場合もあります。 また興味深い研究の一つに、ポルノの使用がカップルの性的関係に与える影響を調べた実験があります。 この研究では、ポルノを共に視聴することでカップル間のコミュニケーション

                          好きなポルノジャンルはリア充度と関連していた - ナゾロジー
                        • 【漫画あり】「男女における『わかりやすいすれ違い』は、もう描かなくていい」漫画家・よしながふみが”16年寝かせた”最新作で変えたもの | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

                          ——『環と周』の第1話は、母親が「娘が女の子とキスをしているところを目撃する」シーンから始まります。これはどういう意図があったのですか? 同性愛が主軸にくるのかなと思ったのですが、そうではありませんでした。 『環と周』は、ひとことで言うと、環と周が輪廻転生しては、いろいろな関係で出会い、さまざまな「好き」で繋がっていくオムニバスです。なので、同性愛がメインテーマではありません。さまざまな「好きのかたち」のひとつ……といいましょうか。 冒頭のシーンは、「親目線で言うと、子どもがキスしている姿を見るのは驚くよね」という“あるある”です。 ——たしかに、第1話が現代の夫婦、第2話は明治時代の女学生同士、第3話はアパートのご近所さん……それぞれが多様な「好き」で繋がっていますね。どういうきっかけで連載が決まったんですか? 実は『環と周』は、16年前に連載をしようという話になっていて、すでに骨子はで

                            【漫画あり】「男女における『わかりやすいすれ違い』は、もう描かなくていい」漫画家・よしながふみが”16年寝かせた”最新作で変えたもの | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
                          • 『水星の魔女』に期待していいのだろうか~恋愛匂わせ百合アニメの20年史~ - 青い月のためいき

                            ※色々な作品の致命的なネタバレを続々するので適時気をつけてください。 百合オタクになってから10年強と経ちますが正直なところ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に恋愛百合を期待していいものかどうか、未だにわかりません。 だって今までずっとそれは期待してはいけないものだったから。 だって、 いくら事後の雰囲気出していようが、 『NOIR』8話 いくら殺し愛をしようが、 『喰霊-零-』12話 いくら世界を敵に回してでも愛する人一筋になろうが、 『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』 いくら殺されてもいいとまっすぐ愛の告白をしようが、 『響け!ユーフォニアム』11話 いくら独占欲にまみれて押し倒そうが、 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』11話 それでもその関係を恋愛とは呼んでくれたことはなかったから。思春期一過性と切り捨てられてきたから。 恋愛かと思えばふたりは別れるかふたりが世界に

                              『水星の魔女』に期待していいのだろうか~恋愛匂わせ百合アニメの20年史~ - 青い月のためいき
                            • 夫、恋愛感情なしで結婚したんだって。私もその感じ薄いなと思いながら暮..

                              夫、恋愛感情なしで結婚したんだって。私もその感じ薄いなと思いながら暮らしてたけど、薄いんじゃなくて最初から私っていう異性に対する愛情を感じずに暮らしてたんだって。五年も。 そりゃ色々すれ違い起こるよね。こっちは多少なりともある前提で話すんだから。 あなたの一番になれたらって思うのは恋愛脳なんだって。 私これからどうしよう。セがないから子供もいないけど、病気で仕事してないし、年齢も40過ぎてるし、今別れたらのたれ死んでしまうな… なんかうまく考えられない。 ちゃんと異性として愛されたかったよ。 手を繋ぎたいとかハグしたいとか自分からだけじゃなく、相手からも思われたかったよ。 眠れないから追記する。 五年も無職の女を養ってくれたのはほんとに感謝だし、夫本人が自覚してないところに情や親愛があるんだろうと思う。 私だってこの年で燃えるような恋やときめきがほしいわけじゃない。 これから時間をかけてゆ

                                夫、恋愛感情なしで結婚したんだって。私もその感じ薄いなと思いながら暮..
                              • なんでLGBTQ+は「社会に認められる事」=「常識であり普通であり一般的」になってんの?

                                いや、マイノリティで普通じゃないからこそのLGBTQ+だろ? ここでいう普通はマジョリティで異性愛としてみるけど 異性愛を普通としない社会って・・・人類滅亡しとるやんけー!(ズコー) 異性愛者が半分、LGBTQ+が半分で男女・男女・女女・男男の組合で仮定しても 全人類の4分の1しかパートナーの子どもを産めないんだけど・・・ 1異性愛夫婦でLGBTQ+2組が産まない分を最低4人産まないと人類存続できませんけど・・・? これは義務化して単純に計算したもので実際は結婚しても子ども産まない異性愛家庭はどんどん増えるから、 「子どもを産む異性愛家庭」の方が本当の意味で保護しないといけないマイノリティになっていくんじゃないの? というか今の時点で少数派だから先進国で減少してるんじゃないの・・・・・・??? 「ゲイのカップルでも養子を育てられる!」その養子を産む子宮の数の話してるんだが。誰かゲイに子宮を

                                  なんでLGBTQ+は「社会に認められる事」=「常識であり普通であり一般的」になってんの?
                                • オタクは存在するか?  フィクトセクシュアル当事者による「内面化されたフィクトフォビア」論考。|海燕(オタクライター)

                                  「フィクトセクシュアル」とは 「フィクトセクシュアル」をご存知でしょうか? 廖希文と松浦優の共著による「増補フィクトセクシュア宣言」によると、このような内実の性愛形態を指す概念です。 フィクトセクシュアルとは、架空の対象へ惹かれる人々の性的アイデンティティです。「架空の対象への性的惹かれを経験するが、生身の人間に対して同様の感覚を持つことはほとんどないこと」、あるいはより広く「架空のキャラクターに対して性的/恋愛的/結婚への魅力や欲望を感じること」を指して使われます。 https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/7236466/13_p001.pdf つまり、美少女や美青年のフィクション・キャラクターを欲望するいわゆる「(萌え)オタク」を含む幅広い層の性愛がそこに含まれることになります。 この概念の面白さは、いままで当事者である男

                                    オタクは存在するか?  フィクトセクシュアル当事者による「内面化されたフィクトフォビア」論考。|海燕(オタクライター)
                                  • BLの影に隠れがちなTLのススメ

                                    例のBL作家の暴言で男女間のエロ作品に強烈な分断が起き、BL規制論も吹き上がってる昨今いかがお過ごしでしょうか。 言い争いの中でふと気になるのは、「女性向けエロ漫画」というものがまるでBLしか存在していないかのように語られているのが非常に気になってしまいました そこで、女性向けエロ=BLという偏見を解くべく、もう一つの女性向けエロジャンル「TL」にスポットを当てたいと思います。 なお、当方は生物学的にも性自認的にも男です。男の目線から見るTLを語らせて頂きます。 TLとはティーンズラブの事です。用は女性向けの異性愛エロ漫画の事です。ティーン同士だけではなく社会人物も沢山あるので、ティーンという概念は別に気にしなくていいです(他にいい名前考えるべきだよな) 言葉の響きから、男性向けエロ漫画よりもマイルドでより女性目線で女性に配慮したような内容のジャンルかと思われますが それは半分は正解で半分

                                      BLの影に隠れがちなTLのススメ
                                    • 女性は何故「嘘松」をつく…だけでなくバズらせるのか?|rei

                                      最近Xでは連日連夜女性発のデマが万バズを繰り返してる。曰く「ブルマは昔のエロ親父が嫌がる女子に強引に着せた」「本屋のBLコーナーが児童書の近くにあるのは腐女子を狙う不審者が多い為」「経口避妊薬は男性の反対で承認まで半世紀かかった」「大学入試で女性であることを理由に減点された」etcと枚挙に暇がない。この光景を見て皆様はこんな疑問を抱かれたことだろう。 「女性って嘘をつきすぎじゃない?」「というか何故冷静に考えればおかしいと分かる嘘を広めるの?」「同性で誰か嘘と指摘する方はいないの?」と。 勿論男性も嘘をつかないわけではない。実際、各種研究では後述するように男女の嘘をつく頻度の性差は殆どない或るいは男性がやや多い事が示唆されている。しかし広範囲に及ぶ嘘をつき、尚且つソレが爆発的に広まる頻度と同性から突っ込まれない率には明らかな性差があるのは疑いようがない。この記事では、何故そのような所謂「嘘

                                        女性は何故「嘘松」をつく…だけでなくバズらせるのか?|rei
                                      • スレミオしか語らん『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1クール全話感想&レビュー - 沼の見える街

                                        【注意と前書き】11話まで見た段階で記事の大部分を書き終えており、あとは第1クール目の最終回となる12話を残すだけだったのだが、その12話で(それまでの積み上げの多くをひっくり返すような)ショッキングな出来事があって、率直に言って全然好きじゃない展開だったのでかなり冷めてしまい、もう記事を丸ごと封印したろかと思いつつも、やはりせっかく2万字も書いたのでもったいないし、こんな感情落差があるのもリアタイ視聴ならではのめったにない経験だし、記録として残す価値も多少あるかと思ったので、「11話まで見て書いた感想ほぼそのまま」+「12話を見た後の率直な感想」とつなげる形で公開してみます。12話の感想は本当にかなりとても率直というか辛辣なので、本作を普通に楽しめてる人はこんなド長文を無理に読まずに今すぐ引き返そう! 全てが面倒くさくなったら急に消すかもしれないので、あしからず。 何もわざわざ2万字超え

                                          スレミオしか語らん『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1クール全話感想&レビュー - 沼の見える街
                                        • アイドルや声優における「腐営業」「百合営業」について(返信)

                                          男子校の”姫ポジ”の実態をその姫本人が描いた漫画がとてもリアル「定位置はみんなの膝の上」「生存競争がとても過酷」 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2246254 この記事を見て思い出したんだけど、アイドルや声優に 「腐営業(腐売り)」 「百合営業」 といった概念があって、それは何かというと、アイドルや声優が仲の良い同性のメンバーや友人としきりにイチャイチャしてみせる言動のことである。 なんでそんなことをするかというと、メイン顧客である異性ファンにウケるから。 アイドルや声優に夢を見たい人たちは、異性のパートナーの発覚を恐れている。ゆるく同性愛っぽさを演出することで、そういう余計なノイズ(隠れて異性の恋人や伴侶がいるかも?)が浮かびにくくなるのだろう。 「この人は熱愛とか結婚とかの報道が出ることはないに違いない。だって○○の事が一

                                            アイドルや声優における「腐営業」「百合営業」について(返信)
                                          • 反異性愛規範の人って生殖の概念を無視してない?(追記有り)

                                            日々ジェンダーの話で盛り上がる増田に自分の疑問をぼやく そこはこう思ってますよ!って意見があれば教えて欲しい。 当方二次元オタクなのでTwitterを徘徊するのが趣味であり、ある日『性差別反対・トランスジェンダー差別反対』を掲げるオタクアカウントを見つけた。 そのアカウントは色々なコンテンツに触れてさまざまなBL・BG・GLに萌えつつ、「この作品は家父長制度がキツくて悪」とか、「ここのシーンはミソジニーが作者に刷り込まれているのだなと感じる」といった風なコメントをしていて、そのフォロワー達もそれらの意見に賛同する集団で形成されているようだ。(いわゆるオタクツイフェミと呼ばれる存在なのだろうか) 私も「男だからしゃんとしろ、女だから健気であれ」とかの描写は押し付けでよくないなあと思うし、同性同士の距離が近いシーンに「男同士で気持ち悪い」などと揶揄するようなセリフが入っていたら差別だろ、と感じ

                                              反異性愛規範の人って生殖の概念を無視してない?(追記有り)
                                            • 水星のカップリング界隈

                                              スレミオ:本編での結婚を祝福し創作を続けている人もいれば、「スレミオ大勝利」宣言してグエスレ民の悲鳴ツイートを晒して嘲笑したりする攻撃的な無産もいる。クラスタの人数が多いため、害悪オタの人数もそれなりにいる。 グエスレ:前から同性愛ヘイター・ミオリネアンチが多いクラスタではあったが、最終回でスレミオが結婚してから激化。本編を無視してグエスレ成立if時空の創作を続けている人もいるけど、グエスレ創作をRTしながら本編や「百合豚」への呪詛を吐き散らし続ける人も多い。本編でスレッタからグエルへの恋愛的関心が皆無であり、エラスレやシャディミオと違って成立可能性がまったく無かったため、同性愛蔑視とミオリネ叩きくらいしか本編に対して言えることが無くなっている。「本編は地雷なので観ません」宣言する人も。害悪スレミオ民から最も喧嘩を売られ攻撃されているクラスタだが、グエスレ民からスレミオにもしょっちゅう喧嘩

                                                水星のカップリング界隈
                                              • 書いたな、俺の前で、雑な百合語りを!

                                                https://anond.hatelabo.jp/20210301183005 だらだら書いてっけどさ。結局のところお前は百合が好きなんじゃなく「『男がいない理想空間』を求め、かといってそこに自分が存在してしまっては『男がいない理想空間』ではなくなるから、自分は存在したくない」っていうワガママな男性嫌悪&性嫌悪マンで、求めてるものが結果的に百合なだけなんだろ?じゃあ瞑想でもして勝手に自分の存在を無にしてろよ。ふたなりに八つ当たりすんな。 本当ならこれで話は終わるんだけど、ふたなりのことボロクソに貶してくれたお礼くらいはしてやろうか。 なぜこれを男を排除して初めて成立する「百合」にブチ込んでしまうのか。 のっけからこれかよ。かつて宮澤伊織も指摘したところだが、百合は男が存在したとしても成立する。『百合が俺を人間にしてくれた』における宮澤の論は未だ古びない。なぜなら、あの文章によってアップデ

                                                  書いたな、俺の前で、雑な百合語りを!
                                                • 腐女子って「同性愛」に寛容な代わりに「異性愛」に厳しい人なんじゃないかな?と思った。

                                                  最近、国内外問わず実写で同性愛を題材にした作品が増えてきている、と感じる。 日本国内では「おっさんずラブ」が非常に高い人気を博した事は記憶に新しいし、タイBLこと「2gether」は世界中で大反響を得ているらしい。 ネットで感想に触れるとそれらの作品は主に女性、それも男性同士の同性愛を嗜好する所謂「腐女子」と呼ばれる女性達に好まれているように思う。勿論全く男性が居ない訳では無いとも思う。 男性同士の恋愛を扱った所謂「BL」だからというだけではなく、性別は関係なく愛し合う二人の恋愛ドラマ物として内容も面白いらしい。ドラマが面白くて人気があるならそれに越した事は無い。 それらのドラマは現実ではマイノリティー故に生きづらい思いをしているLGBT、その中の「ゲイ」の人々を描いている事もあって現実のLGBTの方達からも好評らしい。 「おっさんずラブ」も「2gether」も出演されている俳優さん達がカ

                                                    腐女子って「同性愛」に寛容な代わりに「異性愛」に厳しい人なんじゃないかな?と思った。
                                                  • 百合基調講演:「ガールズラブコメ」の戦略について

                                                    (※本記事は二〇二五年六月に京都市内某所でおこなれた講演を再構成したものです。以下に言及される「来月」といった日付等は六月時点からの言葉であることにご注意ください。) むっしゅ『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』(原作・みかみてれん)より。 (話者、壇上に立ち、聴衆にむかって一礼する。) どうも、今年はひどく変則的な気候ですね。 一度は消えたと思えた梅雨前線が、最近になってようやく戻ってきて、列島に雨粒たちを落とし、しとしとと、みどりの枝垂る夕暮れがやってきたようです。 本日この会場に来る途中、近所の公園では向日葵がすでに明るい芥子色に染まった小ぶりの輪っかをぽつりと咲かせているのを見ましたが、そのすぐそばでは、一度は枯れはじめた紫陽花たちもまた淡い色のふくらみを見せており、どうも街の景色は雨にさそわれ、季節のあわいをただよっているようです。 あるい

                                                      百合基調講演:「ガールズラブコメ」の戦略について
                                                    • 「枠組み」にとらわれるのをやめた|アイドル・和田彩花 #わたしがやめたこと - りっすん by イーアイデム

                                                      文 和田彩花 誰かの「やめた」ことに焦点を当てるシリーズ企画「わたしがやめたこと」。今回は「アイドル」の和田彩花さんに寄稿いただきました。 和田さんがやめたことは「枠組みにとらわれる」こと。 ハロー!プロジェクトや浜崎あゆみさんが好きだったという理由から、芸能の道を歩み始めた和田さん。ハロプロで「スマイレージ(現アンジュルム)」として活動する中で、「アイドル」や「芸能人」はこうあるべきという周囲の価値観が、自然と自分の中にも組み込まれていったそう。 美術との出会いで自身の「価値観」に疑問を感じたことなどから、グループを卒業。特別扱いされがちな「アイドル」「芸能人」という枠組みにとらわれるのをやめた和田さんが、今の素直な思いを綴ります。 ***小学4年生で「アイドルの研修生」になった。 アイドルになりたいと思ったことはなかったけど、ハロプロやあゆが好きで始めた活動は、グループから卒業した今も

                                                        「枠組み」にとらわれるのをやめた|アイドル・和田彩花 #わたしがやめたこと - りっすん by イーアイデム
                                                      • VTuberの“BL同人誌朗読”、BL以外の同人誌だったら「炎上」しなかった

                                                        BL同人誌の内容をVTuberであるさくらみこさんと宝鐘マリンさんが配信内で「朗読」したとして「炎上」した件ですが、当初から腐女子界隈とVTuber界隈の抗争の様相を呈しており、一方を装った愉快犯が現れたり、誤情報が拡散されたりと、見るに堪えない状況です。 そこで、BLとVTuber両方が好きで、腐女子界隈とVTuber界隈いずれにもつながりのある私が、できるだけ客観的に彼女たちの「炎上」の経緯を整理しようと思いました。 以下では、この「炎上」の背景にある腐女子界隈の不文律としての「掟」や、一次情報であるVTuberの元配信について言及しつつ、実態を伝えられたらと思います。 また、そのうえで、百合やVTuber本人などBL以外の同人誌であれば「炎上」しなかったという考えの根拠を説明します。 やや長めですが、3日前の「作戦会議」の配信から経緯を把握している方も、後半部分には目を留めていただけ

                                                          VTuberの“BL同人誌朗読”、BL以外の同人誌だったら「炎上」しなかった
                                                        • 恋愛において男女二元論は不可避なのか――ゼロ年代恋愛塾(全3回)を終えて - 落ち着けMONOLOG

                                                          しかし常々おもうけど、ジェンダーを否定したら恋愛はできんわな。恋愛ってのはジェンダーを誇張して演じ合うプロレスみたいなもんだからな。奢らない男はモテないし、化粧しない女もモテない。私は男女平等主義者なので、そこに対するジレンマはいつも感じている。 — たにし (@Tanishi_tw) 2025年3月17日 たにしさんは僕の開催してきたゼロ年代恋愛塾(全3回)に毎回熱心に参加してくれていた。これはおそらく、それを踏まえたうえでのツイートだろう。 そこで、ゼロ年代恋愛塾の内容を振り返りつつ、僕からもこの問題について応答しておきたい。 現代にゼロ年代を〝実践〟するための一大企画を始めます。その名も「ゼロ年代恋愛塾」。はっきり言って現代の主流の恋愛観はクソなので、ゼロ年代に存在していた恋愛観の、その最良の部分を最大限引き出す講座です。… pic.twitter.com/9eYMXl7dfu —

                                                            恋愛において男女二元論は不可避なのか――ゼロ年代恋愛塾(全3回)を終えて - 落ち着けMONOLOG
                                                          • 異性愛の創話上のつまらなさは異常

                                                            ・社会的な抑圧が少なく、悩み=ドラマ、起承転結が生まれない ・現実に悩みや障害がないので、やたら人物の内面や青臭さにフォーカスするしかなく 新海映画とかのしょーもないエロゲ崩れ長編MVが生まれる ・作者の性別上、男女二つの価値観を合わせるのが難しく、片方のリアリティが必ず劣る (少女漫画の男、萌え漫画の女など特に) ・世の中にありふれすぎてテンプレなぞるしかない ・意外性がない サイドキックに女がいたら十中八九そいつは妻になる ・というかハリウッドではほぼ大衆向けノルマなので価値すら無い(脚本術の本とか、セーブザキャットとか見ろ 幻滅するから) ・基本、少年漫画の異性愛ヒロインは意思のない恋愛用ダッチワイフ ・男女の権力や自由度が拮抗してないから、絶対に流動性のない物語になる ・結婚した後、女は動きのない主婦になるので文鎮化 必然的に結婚以前の段階しか作れないか 高確率で殺されて退場 ・女

                                                              異性愛の創話上のつまらなさは異常
                                                            • BLは異性愛女性によるゲイ男性へのsexual objectificationです

                                                              1. 性的対象化とは何か:フェミニズム理論からの定義性的対象化(sexual objectification)とは、他者を独立した人格や意志を持つ存在としてではなく、性的欲望を満たすための対象として扱うことを指します。 フェミニズムにおいては、特に異性愛男性による女性の身体の対象化が問題視されてきました(例:広告、メディア、ポルノなどにおける「性的記号」としての女性の扱い)。 2. BLにおける対象化:誰のために描かれているのかBL(ボーイズラブ)はゲイ男性をモチーフとした男性同士の恋愛/性的関係を描くジャンルですが、 制作の中心は異性愛女性、かつ女性主体の消費者層であり、登場する「ゲイ的男性像」は、しばしば「女性の理想を投影する受け/攻めのキャラクター」に加工されており、フェティシズム的な「萌え記号」化、さらに性暴力的な描写を軽視している場合が多いことも、性的消費の主体が女性であることに

                                                                BLは異性愛女性によるゲイ男性へのsexual objectificationです
                                                              • 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒

                                                                はじめに 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義は密接に結びついているのではないか。トランスフォビアと萌えフォビアは同じ構造に根差しているのではないか。すでに何度か論文やTwitterでこの話をしてきたが、ここですこし具体的に説明しておこうと思う。 トランスフォビアと萌えフォビアは理論的に同根で、それを端的に示しているのがバトラーの言う「〈字義どおり化〉という幻想」だ。……という話を今までの論文でずっと示唆してきたんですが、これを初めて明示的に論じたのが今回の拙論だと思います。https://t.co/ry6JEekDQD — ゆう(wrmtrm)/『現代思想』メタバース特集寄稿 (@wrmtw) 2022年8月30日 なお以下では基本的に二次元の女性キャラクターをめぐる議論とトランス女性をめぐる議論に焦点を絞る。これは世間での「論争」で女性キャラクターとトランス女性にフォーカスされるこ

                                                                  対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒
                                                                • 第2回 「オタク差別」は存在するか?――「覇権的男性性」と「従属的男性性」

                                                                  「女が差別されている」「いや、男の方がつらい」などと、今日もネットではバトルが繰り広げられている。統計的事実からすれば、どちらの主張も可能であるにもかかわらず、お互いに攻撃し合い、対立の度合いを深めていく泥沼とも言える事態が生じているのが現在だ。かようにネットで展開しがちな男女論、フェミニズムとミソジニストの衝突に一見見える対立を解きほぐし、丁寧に中間の領域の議論を積み重ね、対立図式からの脱却を目指す新連載。その方法論となる「男性学2.0」とはいかなる理論か。女性・男性問わず読んでいただきたい考察。 「弱者男性」は「強者男性」と戦うためにフェミニストと手を組めるか? 第一回では、「弱者男性」という言葉・概念について検証した。それは定義が曖昧な言葉だが、「つらさ」や「ネガティブさ」を抱えている男性たちが集団意識を持つための概念であり、本質主義的でポピュリズム的なフェミニズムが「男性」を一枚岩

                                                                    第2回 「オタク差別」は存在するか?――「覇権的男性性」と「従属的男性性」
                                                                  • 『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』を葛藤しながら読みました - プール雨

                                                                    honto.jp ハロオタ人生も長くなりまして、いつも後ろめたさを感じています。青少年保護育成条例的に、労働基準法的に実際問題ダメなことを黙認しているんじゃないか、そしてこの表現自体有害なのではないかという疑いがいつも頭の半分くらいを占めています。さらに、「私結局、自分の性欲で求めているんじゃないか」という疑いがあり、一刻も早く足を洗いたいと願いながらもうこんなになってしまいました。 『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』は九人の執筆者がアイドルという仕事について、アイドルを「推す」ということ自体について、そしてアイドルのいる社会について葛藤を露わにしたものです。 第一章を飾るのは編者でもある香月孝史による「絶えざるまなざしのなかで」。アイドルをめぐるメディア環境について書いたものです。具体的にはアイドルの日常すらもドキュメンタリーとして消費対象になってしまうことについてで、SNS な

                                                                      『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』を葛藤しながら読みました - プール雨
                                                                    • 少女革命ウテナが「クィア・カルト・アニメ」として支持されている理由

                                                                      欧米諸外国はもちろん、日本国内でも近年ジェンダーやセクシュアリティ、フェミニズムについての議論が盛んに行われるようになった。一方で、ファッションとして表層的にそれらを語っている人も少なくなく、一過性のブームであるという批判を聞くことも。そんな中、美術家の遠藤麻衣氏は「フェミニスト」という表象がいかに限定的に見られているかということ、「女性」という括りの中でも単純化されるものではないことなど、「日本のフェミニスト」というイメージを用いた作品を自分の身体を用いて制作。日本発のクィア系アートZINE「MULTIPLE SPIRITS/マルスピ」を創刊するなど、ジェンダーやセクシュアリティの造詣が深い人物としても知られている。 同氏はコロナ禍の2022年からニューヨークに滞在中。本連載ではそんな彼女がニューヨークを中心にクィアでフェミニストな芸術の活動をしているアーティストへのインタビューをベース

                                                                        少女革命ウテナが「クィア・カルト・アニメ」として支持されている理由
                                                                      • 問われているのは、排除 - ゆと里スペース

                                                                        記事を開いてくださりありがとうございます。この記事は、トランスジェンダーに対する差別や排除って、そもそもどういうこと?どうすれば差別や排除をなくしていける?と疑問に思っている方のために書きました。この記事を書いているわたし(高井ゆと里)は、昨年『トランスジェンダー問題』という本を翻訳し、今年は『トランスジェンダー入門』という新書を出す予定です。後者は周司あきらさんとの共著で7月の発売です。 これからいくつかのステップに分けて、トランスの人たちが生きやすくなる社会のあり方について、議論をします。とはいえ、わたしはトランスジェンダーのコミュニティの代表ではありません。当事者の方たちにも色々な考えがあり得るでしょう。ですから、これはあくまでわたしが皆さんと共有したいと思っている議論に過ぎません。しかし、できるだけ多くの人と共有できる前提から話を進めたつもりです。ですから、読み進めていくうちに??

                                                                          問われているのは、排除 - ゆと里スペース
                                                                        • 怒りを込めて共に正しい方向へ拳を振り上げるために――2021年メキシコ・トラスカラ州地方選挙における不正な性別変更申告とその決着をめぐる日本語圏SNSの流言の検証 - ふたたびまどろみのなかで

                                                                          はじめに 流言の典型 公的文書に基づく事実確認 ふたたび流言の典型を見つめる――直接の原因と対策 おわりに よくある質問と回答(2023.3.12追記) はじめに 私は本稿において、twitter 日本語ユーザーの一部で2021年5月以降拡散されてきたトランスジェンダー女性に関する流言のひとつが事実に反することを明らかにします。 その流言とは、「メキシコのある州で、男性政治家18人が、政党に男女同数の候補の擁立を要求する法規制を回避するため、選挙期間中または当選後に9人を女性として再登録し、当局から承認された」というものです。 現在最も流布しているトランスジェンダー女性に関する流言はまずトイレ、次にスポーツをめぐるものであって、選挙をめぐるこの流言はそれらほど広まっているわけではありません。にもかかわらず私が本稿でこの流言を特に取り上げる理由は、トランス女性差別につながるおそれがあるからだ

                                                                            怒りを込めて共に正しい方向へ拳を振り上げるために――2021年メキシコ・トラスカラ州地方選挙における不正な性別変更申告とその決着をめぐる日本語圏SNSの流言の検証 - ふたたびまどろみのなかで
                                                                          • 「男だけど男が好き」←わかる「女だけど女が好き」←わかる「女の体

                                                                            追記: ちょこちょこ意見貰ってるしなんか返そうかと思ったので返す。 「お前が理解できないだけだよ」なんかこう凄いな……。「トランスジェンダーを理解するために皆で考えましょう」って最近の風潮とは全く真逆だな。「馬鹿は無理に理解しようとするなよ」「トランスジェンダーとかそもそも理解する必要なし」みたいな思想が透けて見える。流石だよはてな。言論の自由が守られていて評価する。 「社会が求める役割が合わないんだよ」それってつまりは「男だけど休日はゴスロリで街に繰り出したいぜ!」「女だけどスッピンで出社したいぜ!」みたいなこと?まあその悩みは分からなくはない。でもさ、それって性自認が一致してないんじゃなくて、社会が求めてくるジェンダーロールが自分の求めている人生と一致してないだけでは?性自認の不一致というのとは違うと思う。 「恋愛とかのことだけしかないと思ってるようだね」本文を読まずにコメントする自由

                                                                              「男だけど男が好き」←わかる「女だけど女が好き」←わかる「女の体
                                                                            • 他人のキャラを勝手に同性愛者にするのはアリか?

                                                                              年取るにつれてBLコンプライアンスがどんどん厳しくなり「風邪ひいた受が色っぽくて抱く」「仕事中に会議室で」「温泉の露天風呂で」などの昔は読めたものがコンプライアンス違反で読めなくなってしまってきた🙅🏻‍♀️ BLコンプライアンス、別にいいっスけど、このひとナルトのカカシ先生とイルカ先生のカップリングやってるんだよな カカシ先生とイルカ先生、俺の記憶だと同性愛者とは読めなかった というかまあそれだけならまだ許せるんだけど(追記:一貫性を保つならやっぱここ許しちゃダメだな!)、カカシ先生の方はどちらかというと異性愛者に見えたぞ イチャイチャタクティクスとか好んで読んでたし(まあ同性愛者でも異性愛の恋愛本くらい読むだろうけど!) アニオリでカカシ恋歌なる回があったという情報もあり、とにかく同性愛者とは看做しにくい ええのか?勝手に定めたあんまり原作に沿ってるとは言えないセクシャリティをキャラ

                                                                                他人のキャラを勝手に同性愛者にするのはアリか?
                                                                              • 書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                                進化が同性愛を用意した: ジェンダーの生物学 作者:坂口 菊恵創元社Amazon 本書は進化心理学者坂口菊恵による同性愛を扱った一冊.坂口は進化心理学的に性淘汰産物としてのヒトの行動性差,個人差について探究し,その後その至近要因にも踏み込んで内分泌行動の研究も行ってきた研究者だ.単著としてはナンパや痴漢のされやすさの個人差に関する「ナンパを科学する」に続く2冊目ということになる. 本書は同性愛を科学的に考察するものだが,まず同性愛行動そのものが複雑で多層的な側面を持つこと,またラディカルなフェミニズムや社会正義運動の吹き荒れる昨今,同性愛はなかなか社会的に微妙なテーマとなっていること,さらに(環境要因として)同性愛の社会史や文化史まで視野に入れていることから,かなり複雑で込み入った構成となっている. Part 1 同性愛でいっぱいの地球 第1章では動物界に同性愛行動がありふれていることが強

                                                                                  書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                                • 脳に電極を突き刺して刺激したら精神疾患が治ったという話

                                                                                  本書は脳に電極を突き刺し、電気で刺激を与える治療の創始者であるロバート・ヒースの生い立ちを追ったものである。 「脳に電極を突き刺す」だなんて…いかにもマッド・サイエンティスト的だが、実はこの深部脳刺激(DBS)という治療はいま現在最もホットな治療法として注目を集めているものだ。 今まで治療法が無かった精神疾患や神経疾患に対して抜群の効果があるとの事でかなり真剣に協議されているのだという。 本書の主人公ともいえるロバート・ヒースがこの治療法を始めたのは今から60年近く前の1950年代だ。 そしてその治療内容が実に凄い。 何が凄いって治療を通じて人間の人格すら変革させているのである。 多くの読者は冒頭に出てくる”治療された”同性愛者の姿をみてぶったまげるだろう。 同性愛者に深部脳刺激(DBS)を用いて治療すると、なんと異性愛を目覚めたというのである。 脳に電極をぶっ刺して刺激すれば、人間は性的

                                                                                    脳に電極を突き刺して刺激したら精神疾患が治ったという話