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赤色巨星の検索結果1 - 40 件 / 55件

  • 星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

    赤色超巨星が死期を迎え、ガスを噴出していることを表したイメージ画/The Astrophysical Journal/Northwestern University (CNN) 死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。 観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。 恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。 ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超

      星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初
    • まもなく「新星」が夜空に見えるようになる…観測するために知っておくべきこと | Business Insider Japan

      「今回の天体イベントは楽しくわくわくするものになるだろう」とルイジアナ州立大学の天体物理学者、ブラッドリー・シャーファー(Bradley Schaefer)は、ニューヨーク・タイムズに語った。 天体観測が好きな人にとっては、すでに盛りだくさんな2024年の予定が、もう1つ増えることになる。 アメリカとカナダでは4月に、皆既日食、さらには珍しい、緑色の巨大彗星が見られる。彗星の方はすでに見え始めている。 数光年離れているから安全に見ることができる「水素爆弾」光り輝くのは「かんむり座T星(T Coronae Borealis)」という星だ。この宇宙における大爆発は、小さな白色矮星(死んでしまった星の核)が、赤色巨星の軌道に閉じ込められた時に起こる。 赤色巨星付近で爆発する、白色矮星のイメージ映像。NASA's Goddard Space Flight Center赤色巨星が近くの星を引き裂くと

        まもなく「新星」が夜空に見えるようになる…観測するために知っておくべきこと | Business Insider Japan
      • 「テクネチウム」 周期表で銀の手前なのに、自然界に存在しないひねくれた奴 - どこでもサイエンス(291)

        原子番号43、「テクネチウム」。テクニカルに作られた人類初の人工元素であるゆえ、この名前が付けられています。ちなみに42番はモリブテン、44番はルテニウム、46、47番には銀歯でおなじみパラジウムと銀であって、銀より原子番号が手前なのに、こんなところに人工元素!? なのがテクネチウムです。テクニカルだからテクネチウム。それだけ知っていれば10分はネタになるわけですが。今回、もうちょっとお話を膨らませておきますね。 周期表、かつては周期律表といっていましたが、周期表。periodic table。元素を、横18マスの表に原子番号順+性質で並べたものでございます。 ロシアの化学者、メンデレーエフさんが元素を軽い順に並べていくと、周期的に同じような性質の元素があるぞ。と気がついて、未発見の元素もふくめて表にしたのがはじまりでございます。1869年に提唱され、2019年は150年目ということでユネ

          「テクネチウム」 周期表で銀の手前なのに、自然界に存在しないひねくれた奴 - どこでもサイエンス(291)
        • ひこ星のメタボ進行、外層たるむ 織姫「コメント控える」

          七夕の7日夜に織姫(本名・ベガ)さんと1年ぶりに再会する予定の恒星・ひこ星(本名・アルタイル)さんのメタボ化が進んでいることが、千葉電波大学理学部の研究でわかった。加齢に伴う赤色巨星期に入ったことが原因とみられ、外層下部のたるみや自転の遅れなど、中年恒星化が進行しているという。 ひこ星さんは全天に21しかない1等星の1つ。同大が県内に所有する丸山電波観測所の電波望遠鏡を使って継続的に観測を行った結果、昨年末ごろから表面が赤く変色し、だらしなく膨張しはじめたことがわかった。 天体保健学科の肥田過多郎教授によると、膨張や自転の遅れは赤色巨星全般にみられるが、ひこ星さんの症状は一般的な赤色巨星より早いペースで進行しているという。また、ひこ星さんを取り巻いていた周囲の星が、年1光年ペースでひこ星さんから遠のいていることも観測されており、「加齢に伴うガス放出が影響しているのではないか」と推測する。

            ひこ星のメタボ進行、外層たるむ 織姫「コメント控える」
          • 超新星爆発が地球の近くで発生すると何が起こるのか?

            質量の大きい星は、一生の終わりに非常に明るい光を伴う超新星爆発を起こします。この超新星爆発が地球の近くで発生した場合、環境や生命にどのような影響があるかを教育系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが解説しています。 What If a Supernova Hits Earth? - YouTube 「爆発」と聞くとダイナマイトの爆発のような一瞬で終わる現象を想像しがちですが、超新星爆発は「火山が噴火して津波が発生する」といったような一連の現象として発生し、何万年もの間にわたって周囲に影響を与え続けます。 超新星爆発は、質量の大きな星が核融合の燃料となる物質を使い果たした際や、赤色巨星が白色矮星に吸い込まれる際に発生します。発生直後から1カ月程度は、非常に明るい光りを周囲に放ちます。 光が収まった後は、高温のガスが数万年間にわたって周囲に広がり続けます。 超新星爆発が地球に及ぼす影

              超新星爆発が地球の近くで発生すると何が起こるのか?
            • SF工業自動化シム『Dyson Sphere Program』早期アクセス配信開始。星ひとつ丸ごと資源化する「ダイソン球」を建造せよ - AUTOMATON

              パブリッシャーのGamera Gameは1月21日、惑星開拓&自動化シム『Dyson Sphere Program』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。1月28日までセールを実施しており、定価2050円のところ10%オフの1845円で入手することができる。早期アクセス配信期間は1年を予定しているが、開発状況により変動する可能性があるとのこと。 『Dyson Sphere Program』は宇宙を舞台とした、探索&工業自動化シミュレーションだ。遠い未来、究極のスーパーコンピューターを生み出した人類はひとつの問題に直面していた。惑星丸ごとのエネルギーを注ぎこんでも、マシンを稼働させ続けることができないのだ。そこで宇宙エンジニアである主人公は、宇宙同盟COSMOからある大きな任務を託される。天体の丸ごとひとつを覆い、エネルギーを抽出する巨大構造体「ダイソン球」を

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              • 夜空に輝く「新星」、9月までに現れる見通し 生涯に一度の天体ショー

                新星が誕生する新星爆発のイメージを描いたイラスト/NASA/Conceptual Image Lab/Goddard Space Flight Center (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、今から9月までのいずれかの時点で夜空に「新星」が現れる見通しだと発表した。生涯に一度の天体ショーが期待できるとしている。 明るく輝く新星は、うしかい座とヘルクレス座の間に位置するかんむり座に現れる見通し。 死にゆく巨大な恒星の爆発で起きる超新星に対し、新星は白色矮星(わいせい)と呼ばれる崩壊した恒星が爆発して突然明るくなる現象をいう。 かんむり座には、死んだ白色矮星と晩年期の赤色巨星で構成される2連星の「T星」があり、79年ごとに爆発が起きている。 2連星は近距離にあって互いに激しい反応を引き起こす。赤色巨星の温度が高まって不安定さが増すと、外側の物質が吹き飛ばされて白色矮星に降り注ぐ。 これに

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                • 宇宙論は転換点を迎えている、あと数年で「人類は新しい物理学に遭遇するかもしれない」と天体物理学者

                  これまで観測誤差だと片付けられてきた、宇宙に関する理論と実際の観測記録の間にある食い違いが、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡といった最新鋭の観測技術により誤差ではなかったことが判明しつつあります。長年にわたり、世界中の天文学者の間で論争となってきたこの矛盾の全容が明らかになり、人類が既存の宇宙観の再考を余儀なくされる時が目前に迫っていると、専門家が提唱しました。 Cosmology is at a tipping point – we may be on the verge of discovering new physics https://theconversation.com/cosmology-is-at-a-tipping-point-we-may-be-on-the-verge-of-discovering-new-physics-237695 現行の宇宙論の中で最も有力な標準モ

                    宇宙論は転換点を迎えている、あと数年で「人類は新しい物理学に遭遇するかもしれない」と天体物理学者
                  • 【ダークフィグマの毒舌日記:その18】宇宙のチリに戻るまで - すなおのひろば

                    俺らが住んでるこの宇宙は、138億年前に生まれたらしいで。 太陽系、すなわち地球の誕生は46億年前や。 現生人類(ホモ・サピエンス)は今から30~20万年前に現れたんやって。 宇宙の長い長い歴史からすると、ほんのちょっと前のことなんやなぁ。 人類、そして俺自身は、あとどれぐらい地球に居られるんやろか…。 《スポンサーリンク》 1. 西暦2051年 2. 1億年後 3. 10億年後 4. 70億年後 5.ずっと一緒に 1. 西暦2051年 すなおさんが旅立った。80歳やった。 はてなブログ『すなおのひろば』は、とうの昔に終わってた。 ブログの画像モデルをやってた俺も、ここ30年はのんびりと心静かに日々を送ってたわけや。 でも、すなおさんが亡くなって、悠々自適の隠居生活もこれまでやな。 俺はすなおさんと一緒に火葬されることを望んだ。 ネットショップで売れ残ってた俺を救い出してくれたすなおさんが

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                    • 天文学者が「存在しないはずの惑星」を発見

                      これまでの考えでは惑星が存在するはずのない場所に、太陽系外惑星が存在することが明らかになりました。 A close-in giant planet escapes engulfment by its star | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-023-06029-0 Astronomers find a planet that shouldn't exist https://phys.org/news/2023-06-astronomers-planet-shouldnt.html Astronomers puzzled by 'planet that shouldn't exist' https://theconversation.com/astronomers-puzzled-by-planet-that-shouldnt-

                        天文学者が「存在しないはずの惑星」を発見
                      • 西暦13446204年には素数がない - Shironetsu Blog

                        この記事はなに 用語の約束 経緯 適当な数の総積による構成 1231 !(3272桁) mmddの総積(1001桁) 2か5の倍数を除いたmmddの総積(412桁) 1より大きい最小の公約数のみ共有(167桁) 乱択アルゴリズム(~12桁) 中国剰余定理 全ての日に制約(367桁) 関係式を減らす + 乱択(~9桁) 0から探す(8桁:13446204) なぜこんなに小さいか? この記事はなに グレゴリオ暦の年月日を十進法で表現された数として読むと素数になることがある(例:2022年1月3日→20220103は素数)。グレゴリオ暦が未来永劫に有効であるとして、このような素数が含まれない年は13446204年に初めて訪れる。本記事では、この値を最終的に発見するまでに試みた探索の過程を説明する。 コードは github.com に上げています。 バージョンは、 Rust: 1.55.0 Pyt

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                        • 惑星の「自殺」を観測することに成功 - ナゾロジー

                          私たちが夜空を見上げるとき、そこで繰り広げられる物語は多彩です。 星々が一生を終えて爆発する「超新星」や、恒星同士の衝突・合体を示唆する「赤色新星」など、天文学の世界には壮大なドラマが数えきれないほどあります。 ところが今、これまでで最も直接的に捉えられたかもしれない、新たなショッキングな幕が開いた可能性があります。 アメリカ国立科学財団(NSF)で行われた研究により、惑星がまるで自ら飛び込むかのように恒星へ向かい落下する――「惑星の自殺」とでも呼ばれる現象が報告されたのです。 近年の観測技術の飛躍的進歩により、私たちはこれまで想像もできなかったような宇宙の瞬間を捉えられるようになりました。 惑星という存在は、恒星の寿命が尽きる(赤色巨星化する)まで元気に公転を続けるイメージが強いかもしれません。 けれども、この新しい観測結果は必ずしもそうとは限らない、より過激なシナリオを示唆しています。

                            惑星の「自殺」を観測することに成功 - ナゾロジー
                          • ビッグバン直後から存在する「原始ブラックホール」が星を内側からむさぼり食っているとの研究結果

                            宇宙の誕生とほぼ同時に生まれた極小サイズのブラックホールが、恒星の中に捕捉されて星を内側から飲み込んでいるとの仮説を提唱する研究が、2023年12月付けの学術雑誌・The Astrophysical Journalで発表されました。ブラックホールを内部に有する星の存在が実証されれば、はぐれ星と呼ばれる、通常では考えられない位置に存在する星についての理解が深まると期待されています。 Atom-size black holes from the dawn of time could be devouring stars from the inside out, new research suggests | Live Science https://www.livescience.com/space/black-holes/atom-size-black-holes-from-the-dawn

                              ビッグバン直後から存在する「原始ブラックホール」が星を内側からむさぼり食っているとの研究結果
                            • 宇宙版『Factrio』ことダイソン球運営シミュレーション『Dyson Sphere Program』がSteamで人気。発売4日で販売本数20万本突破、4000件以上のレビューは「圧倒的に好評」に

                              中国のゲーム開発会社Youthcat Studioの開発したダイソン球運営シミュレーション『Dyson Sphere Program』の早期アクセス配信が1月21日からSteamにてスタートした。セールスは非常に好調で、ユーザーからは高い評価も得ているようだ。 Steamの公式データによると、1月26日(火)現在のピークプレイヤー数は2万6000人。ゲームの公式Twitterアカウントは、ゲームの販売本数が発売から4日で20万本を突破したことを報告している。すでに4000件以上のレビューが投稿されており、96パーセント以上のプレイヤーがポジティブな評価を示し「圧倒的に好評」となっている。 『Dyson Sphere Program』は、宇宙、冒険、探検、工場の自動化要素を備えたSFシミュレーションゲームで、『Factrio』や『Satisfactory』と同じジャンルの作品となっている。ダ

                                宇宙版『Factrio』ことダイソン球運営シミュレーション『Dyson Sphere Program』がSteamで人気。発売4日で販売本数20万本突破、4000件以上のレビューは「圧倒的に好評」に
                              • 膨張の果てに赤色巨星化し寿命を終えるCOBOL、巻き込まれないためには?

                                英マイクロフォーカス(Micro Focus)が2022年2月に発表した調査結果によると、世界中の企業や組織で現在使われているCOBOLコードの総数は7750億〜8500億行で、これまで推定されていた規模の約3倍に相当するという。 同調査では、回答者の92%がCOBOLを戦略的な言語として捉え続けていることも明らかになった。また前年の調査では回答者の52%が、所属組織におけるCOBOLベースのアプリケーションが少なくとも今後10年間は残り続けると答えたという。 筆者はCOBOLプログラムが増殖する日本の現場を見てきた。 COBOLコードの行数はプログラム1本当たり平均1000行といわれるが、ある企業のシステムでは平均の10倍である1万行のプログラムが散見された。既存のプログラムを理解して修正するのは困難なため、改修のたびにGO TO文(飛越し文)による分岐を繰り返してコードを追加していた。

                                  膨張の果てに赤色巨星化し寿命を終えるCOBOL、巻き込まれないためには?
                                • 【6-2】逆襲のシャアラストシーン解説②君は知っていたか。知っているはずだ。ニュータイプの理想とは具体的にコレなのだ。|天野拓美

                                  【6-2】逆襲のシャアラストシーン解説②君は知っていたか。知っているはずだ。ニュータイプの理想とは具体的にコレなのだ。 友達が作れないシャアが嬉しそうに言う「それでこそ私のライバルだ」 理不尽に、たくさんの人の期待を乗せられてきたシャアが、逆に人類に理不尽を被せ返す。彼の「忌まわしい記憶」をアクシズに仮託して、人類にぶつける逆襲が、このアクシズ落としだ。(と、本解説では考えます) これを前提に、最後の戦闘を観ていこう。 クエスやギュネイ、ハサウェイ、そしてチェーンのことが描かれるが、本解説はシャアに焦点を当てたいので、これらは省略する。 チェーンが死んだ物語の最終戦闘から、彼の考えを読み解いていこう。 状況としては、落下するアクシズを破壊(分割)するため、ブライトたちが爆弾をもってその内部に侵入し、シャアのサザビーと、アムロのνガンダムが、アクシズの地表面で会敵するところからだ。 俗にいう

                                    【6-2】逆襲のシャアラストシーン解説②君は知っていたか。知っているはずだ。ニュータイプの理想とは具体的にコレなのだ。|天野拓美
                                  • 「ベテルギウスの大減光」の原因は「温度低下と星間塵」か

                                    地球から2番目に近い赤色超巨星であるベテルギウスで、2019年11月から2020年3月にかけて、歴史的な明るさの低下が観測されました。赤色巨星の最期を観測できるのではないかという見方を裏切るように、明るさは元に戻りました。このときの原因はさまざまな天文学者が研究を行っていて、「一時的な温度低下」と「星間塵(せいかんじん)」によるものだったという研究結果がNature誌に掲載されました。 A dusty veil shading Betelgeuse during its Great Dimming | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-021-03546-8 ベテルギウスの明るさの低下は2019年10月ごろから確認されていて、2019年12月には観測史上最低にまで低下。超新星爆発を起こすのではないかという予測もなされました。 超新星爆発の兆候を見せ

                                      「ベテルギウスの大減光」の原因は「温度低下と星間塵」か
                                    • 知的生命体は白色矮星を取り巻くダイソン球に必ず存在すると天文物理学者 | カラパイア

                                      この画像を大きなサイズで見る 今のところ、知的生命体が築いた地球外文明が存在する証拠は見つかっていない。だがどこかに存在すると信じている科学者は多く、効率的な探し方を模索している。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校の物理学と天文学の名誉教授、ベン・ザッカーマン氏は、彼らを見つけるなら、天の川銀河にいくつもある白色矮星を取り巻く「ダイソン球」を探すべきだと主張する。 ザッカーマン名誉教授によると、天の川に存在する白色矮星の中には、”最大”で900万もの高度な地球外文明が存在し得ると考えられるそうだ。 ダイソン球とは? どれほど高度に発展した文明であってもエネルギーは必要だ。食糧生産、輸送、紛争、快適な暮らしとあらゆる用途にそれが費やされる。 今日の地球は78億の人口が年間580兆ジュールのエネルギーを費やしていると言われている。これは、140億トンの石油に相当する。 そして今のところ太陽系最

                                        知的生命体は白色矮星を取り巻くダイソン球に必ず存在すると天文物理学者 | カラパイア
                                      • 観測史上最大のブラックホールはどれほどの大きさなのか?

                                        光さえも脱出できないほどの強い重力を持ち、直接的な観測すら不可能なブラックホール。これまで人類が観測を行った中で最小・最大のブラックホールは何なのか、そしてそれらはどれほどの大きさなのかを、科学系コンテンツを多数投稿するYouTubeチャンネルの科学系コンテンツを多数投稿するYouTubeチャンネルのKurzgesagtが解説しています。 The Largest Black Hole in the Universe - Size Comparison - YouTube 古典物理学の観点からは、ブラックホールは周囲の物質を飲み込み続け、質量が無限大に増加していくとされています。 では、ブラックホールはどのように成長し、どれくらい大きく成長するのでしょうか? 最小クラスのブラックホールは、存在するかどうかすらわかりません。 存在するのであれば、それはおそらく宇宙の中で最も古く、ビッグバンの後

                                          観測史上最大のブラックホールはどれほどの大きさなのか?
                                        • フラーレンとサッカーボール ~炭素ボールの予測と発見~|Gelate(ジェレイト)

                                          その構造を見ただけで興味が出てくる不思議な物質。 1996年のノーベル化学賞は「フラーレンの発見」に贈られました。 受賞したのはアメリカとイギリスの3人の化学・物理学者。 リチャード・スモーレーとハロルド・クロトー、ロバート・カールの3氏です。 ハロルド・クロトー(Wikipedia) ロバート・カール(Wikipedia) リチャード・スモーレー(Wikipedia) 炭素にはグラファイトとダイヤモンドという同素体が存在します。 同素体は、同じ元素から構成される物質で、異なる化学的・物理的性質を示すもののことです。グラファイト(黒鉛)とダイヤモンドは同じ炭素から出来ていますが、構造は別物です(下図)。そのため、硬さや透明度も全く違います。 ダイヤモンドとグラファイト(Wikipedia) 多くの人は、炭素の同素体はグラファイトとダイヤモンドだけだと考えていました。 1970年、北海道大学

                                            フラーレンとサッカーボール ~炭素ボールの予測と発見~|Gelate(ジェレイト)
                                          • 2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~

                                            【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された惑星状星雲「環状星雲(M57)」(Credit: ESA/Webb, NASA, CSA, M. Barlow, N. Cox, R. Wesson)】 soraeでは今年も宇宙開発や天文に関する注目のニュースをお伝えしてきました。そこで、2023年にお伝えしたニュースのなかから注目された話題をピックアップしてみたいと思います。今回は2023年7月で科学観測開始1周年を迎えた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)」で観測された天体の数々から一部をピックアップしてみたいと思います! ※本記事は2023年12月21日時点での情報をもとにしています ▼死にゆく恒星が残した惑星状星雲と超新星残骸【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam

                                              2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~
                                            • 2021年3月地球さんの夜空イベント ♫♫♫  - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来

                                              3月の夜空 ♪♪♪ お月さまの向きに注目です ♫ 13日は新月で、西の空で15日頃から下の方が明るいお月さまに出会えます (^^♪ 春は下の方が明るく、秋になると右側が明るいお月さまの違いを楽しめそうです(^^♪ お月さまが火星さん、アルデバランさんに接近します ♫ 3月19日から20日にかけて、西の空 火星さんは、太陽さんに照らされていて、表面にある酸化鉄成分で赤っぽく見えますが、 アルデバランさん(おうし座)は、赤色巨星の恒星で表面温度が低い為にオレンジ色に見えます。 約1等の明るさで赤っぽい色の2つのお星さまとお月さまの共演楽しめそうです(^^♪ (国立天文台さまより) 曇りの日が多い月でした。 オリオン座さん、シリウスさん、火星さん、ふたご座のポルックスさん・カストルさん、プロキオンさん、エルナトさん、アルデバランさん、カシオペア座さん、北斗七星さん 朝方、ベガさん、デネブさん、ア

                                                2021年3月地球さんの夜空イベント ♫♫♫  - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 
                                              • 現代に再び目覚めた、『吾妻鏡』の超新星残骸

                                                史書『吾妻鏡』に記された超新星「SN 1181」の残骸がX線を出す複数の層からなることがわかり、その風変わりな性質を説明できる理論モデルが作られた。 【2024年7月12日 東京大学大学院理学系研究科・理学部】 質量が太陽の8倍以下の恒星は、核融合反応の燃料である水素やヘリウムが尽きると、炭素と酸素を主成分とする「白色矮星」となって一生を終える。しかし、白色矮星が別の星と連星になっている場合には、相手の星から白色矮星にガスが降り積もることで暴走的な核融合反応が始まり、Ia型超新星となって爆発する。 一方、質量が太陽の8倍以上の星は、赤色巨星の段階を経て最期に「II型超新星」という爆発を起こす。Ia型とII型はスペクトルなどの特徴に違いがあり、Ia型は爆発後に何も残らないのに対してII型では中性子星やブラックホールが爆発後に残されるという点も異なる。 天の川銀河で過去に起こった超新星の多くは

                                                  現代に再び目覚めた、『吾妻鏡』の超新星残骸
                                                • 皆既月食見たっー!(去り行く秋を眺めて…小さな風景をパシャリ♪) - げんさんのほげほげ日記

                                                  今朝の新河岸川を一枚パシャリ♪ 澄んだ青空が広がっておりました 東京は今日も晴れました。 ここしばらく、晴れる日が続いています。 とにかく乾燥してますねー! お肌がカサカサ…時々かゆいです。 (ここでお肌を掻いてしまうともっと大変になりますので、乳液をペタペタ♪) そろそろひと雨欲しいところですが、それはしばらく先になりそうです。 雨が続くと「秋雨だぁ~」とブツブツ言ったりしますし、人間さんは我がままな 生き物ですわなぁ~(あー、ひとりごと♪) 駅への道中、道端の小さなお花さんたちを眺めて… 今朝は少し時間がありましたので、駅にはちょっと遠回りしてお散歩しました。 皆が速足で駅へと向かうなか、ひとりのんびりと歩く…。 ちょっと時間の進み方が違うように感じて、面白かったです。 おや、こんな実が…食べれるのかしらん? ピンク色の小さなお花さん♪♪(あなたはなんというお名前なの?) 紫色はワタク

                                                    皆既月食見たっー!(去り行く秋を眺めて…小さな風景をパシャリ♪) - げんさんのほげほげ日記
                                                  • 太陽系の未来の姿? 燃え尽きた恒星の周りを回る惑星を発見

                                                    白色矮星の周りを回る巨大ガス惑星が発見された。遠い未来に太陽が膨張して赤色巨星になり、ほとんどの内惑星が破壊された後の太陽系は、このような姿になっているのかもしれない。(ILLUSTRATION BY ADAM MAKARENKO, W. M. KECK OBSERVATORY) 銀河系で最も幸運かもしれない惑星は、地球から約6500光年離れた、銀河系の中心に近いところに存在している。この巨大ガス惑星は、死にゆく主星の巻き添えになるのを辛うじて免れることができた。 10月13日付けで科学誌「ネイチャー」に発表された論文によると、この木星サイズの幸運な惑星は、小さな恒星の死骸の周りを回っている。この恒星は地球サイズの薄暗い白色矮星で、かつては太陽と同程度の大きさだった。恒星が老いると、高密度の白色矮星へと崩壊する前に、膨張して赤色巨星になるが、この過程で周りを公転する惑星を容易に破壊してしま

                                                      太陽系の未来の姿? 燃え尽きた恒星の周りを回る惑星を発見
                                                    • 「太陽に飲み込まれなかった80億年後の地球」に似た惑星が4000光年離れた場所で発見される

                                                      現在の地球と太陽は生命にとって程よい距離に保たれていますが、今後10億年ほどで地球上の水が蒸発するほど太陽放射が強くなり、75億年以内に太陽が現在の256倍に膨張して地球を飲み込んでしまうと予想されていますが、そうはならないとする学説もあります。新たに天文学者らが、地球から4000光年離れた位置にある恒星系で、「膨張した太陽に飲み込まれなかった場合の80億年後の地球」に似た惑星を見つけたと報告しました。 An Earth-mass planet and a brown dwarf in orbit around a white dwarf | Nature Astronomy https://www.nature.com/articles/s41550-024-02375-9 This rocky planet around a white dwarf resemb | EurekAler

                                                        「太陽に飲み込まれなかった80億年後の地球」に似た惑星が4000光年離れた場所で発見される
                                                      • 2月の天体イベント・・・「カノープス(Ⅽanopus)」 - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来

                                                        全天で一番明るいお星様は? 皆さんご存知の 今まさに夜空に輝く「シリウス」さんです。 それでは 二番手に控えますお星様は ご存知でしょうか? それは「カノープス」さんです♡ カノープス担当のまーしゃさん 僭越ながら お星様 紡がせてくださいませ(^^) この ☆お星様☆ 実は南半球の南天を代表するお星様のひとつです なので、ずーっと 会いたいけれど 無理っぽいな・・・と思っておりましたが 先週 地球環境回復活動の際に 出会うことが出来ました!(^^)! 南の空で 星が最も高く上がる時の高度を 南中高度といいます。 カノープスの南中高度は 日本国(北半球)では本当に低くて 見つけにくいです 福島県の北端から北では カノープスさん地平線から昇らず見えないのです。 そんな中 2月は 日本国の一部でも カノープスさんを見られるチャンス‼ ◎カノープスを見つけよう(2021年2月)・・・国立天文台さ

                                                          2月の天体イベント・・・「カノープス(Ⅽanopus)」 - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 
                                                        • あの頃のスーパーカーブーム - 叡智の三猿

                                                          1977年、小学校6年生のわたしは休み時間になるとスーパーカー消しゴムで遊んでいました。 ランボルギーニ・イオタやランボルギーニ・ミウラ・・・スーパーカーを型取りした消しゴムは、当時の小学生男子はみんな持っていたと思います。 boxy ボールペン(三菱鉛筆)のノック部分を使って、順番に消しゴムを弾き机から落としたり、机にコースを引いて、消しゴムでレースをする遊びをしました。 あの頃が懐かしく、いまもスーパーカー消しゴムって売っているのかと・・・Amazonを見てみると、コレクター商品として掲載がされ、価格はなんと1万を超えていました!集めていたカー消しをいまも持っていれば・・・。 スーパーカーブームの火付け役として有名なのは、漫画家・池沢さとしの「サーキットの狼」です。当時の小学生男子は、漫画に登場するスーパーカーに子どもは胸を躍らせたのです。 サーキットの狼:第1巻より転載 サーキットの

                                                            あの頃のスーパーカーブーム - 叡智の三猿
                                                          • ベテルギウスは何度? 赤色超巨星の表面温度を新たな手法で調べた研究成果

                                                            赤色超巨星の表面温度を測定するイメージ図(Credit: 東京大学) 東京大学大学院の谷口大輔氏らの研究グループは、オリオン座のベテルギウスに代表される赤色超巨星の正確な表面温度を調べる手法を開発したとする研究成果を発表しました。 ■ベテルギウスの表面温度は摂氏約3,338度と算出 質量が太陽の8倍よりも重い大質量星はやがて超新星爆発を起こしますが、その前に赤く輝く巨大な恒星である赤色超巨星に進化すると考えられています。発表によると、こうした星の進化や超新星爆発の時期を予測する上では赤色超巨星の正確な温度を知ることが重要なものの、赤色超巨星の上層大気は構造が複雑であり、その下にある表面の正確な温度を観測によって測定することは困難だったといいます。 今回、研究グループは後述する鉄(Fe)の原子を利用した手法を用いて、太陽に比較的近いベテルギウスを含む10個の赤色超巨星の表面温度を調べました。

                                                              ベテルギウスは何度? 赤色超巨星の表面温度を新たな手法で調べた研究成果
                                                            • 地球から最も近く、これまでで最も軽いブラックホールが発見される

                                                              <地球から1500光年先で、これまでで最も地球に近く、最も軽いブラックホールが発見され、「ユニコーン」と名付けられた...... > 天の川銀河内の一角獣(いっかくじゅう)座方向にある地球から1500光年先で、赤色巨星「V732 Mon」と連星をなす、太陽質量の約3.04倍のブラックホールが発見された。 「ユニコーン」と名付けられたこのブラックホールは、これまでで最も地球に近く、最も軽い。一連の研究成果は、2021年4月21日、学術雑誌「王立天文学会月報」で発表されている。 太陽質量の5倍未満のブラックホールは観測されていなかった ブラックホールの中で最も質量の小さい「恒星質量ブラックホール」は超大質量星が崩壊したときに生まれ、太陽質量の5倍から数十倍の質量を持つ。 太陽質量の5倍未満ではブラックホールが観測されておらず、これを「質量ギャップ」というが、米オハイオ州立大学らの研究チームは、

                                                                地球から最も近く、これまでで最も軽いブラックホールが発見される
                                                              • ダークマター不足の銀河、謎は深まる

                                                                銀河NGC 1052-DF2がダークマターをほとんど含まないという異常は、この銀河までの距離が見積もりより近ければ解消できるとされていた。ところが距離を精査した結果、むしろ見積もりより遠かった。 【2021年6月25日 NASA】 私たちが認識する銀河の姿は、恒星や星雲などの目に見える物質によるものだ。しかし、宇宙に存在する物質の大半は電磁波で観測できないダークマターであり、銀河も基本的に大部分がダークマターでできている。家が柱などの骨組みに沿って作られるように、星やその材料となる物質は、ダークマターの塊があって初めて銀河を形作るのだとされていた。 2018年、米・イェール大学のPieter van Dokkumさんたちの研究チームは、ダークマターをほとんど含まない銀河「NGC 1052-DF2」(以降DF2)をくじら座の方向に発見したと報告した(参照:「ダークマターのないシースルー銀河」

                                                                  ダークマター不足の銀河、謎は深まる
                                                                • 白色矮星を公転する巨大惑星、82光年先で初めて発見

                                                                  系外惑星探査衛星「TESS(テス)」の想像図。米航空宇宙局(NASA)提供(2018年4月11日提供、資料画像)。(c)AFP PHOTO / NASA/HANDOUT 【9月17日 AFP】白色矮星(わいせい)となった恒星の近くを原形を保ったまま周回する系外惑星が初めて発見された。研究結果が16日、発表された。見つかった惑星「WD 1856b」は木星ほどの大きさがあり、研究者らは、この巨大惑星の運命をたどることにより、約50億年を経て太陽が白色矮星になる時の太陽系の姿を予想することができるとしている。 太陽のような恒星は、内部の水素が燃え尽きると「死の段階」に入る。最初に大きく膨張して光り輝く赤色巨星となり、近くにある惑星は膨張する赤色巨星にのみ込まれてしまう。 その後、赤色巨星は崩壊して縮小し、燃え尽きた中心核のみが残る。これが白色矮星だ。熱エネルギーの残りでかすかな光を放つこの超高密

                                                                    白色矮星を公転する巨大惑星、82光年先で初めて発見
                                                                  • 超新星爆発後の変化観測 115億光年先、重力レンズで―千葉大など国際チーム:時事ドットコム

                                                                    超新星爆発後の変化観測 115億光年先、重力レンズで―千葉大など国際チーム 2022年11月10日18時38分 115億光年先の超新星爆発をハッブル宇宙望遠鏡(画像左下)で観測した図解。途中にある銀河団の重力がレンズの役割を果たし、三つの画像に見えた(NASA、ESAなど提供) 地球からくじら座の方向に115億光年も離れた所にある年老いた恒星が、超新星爆発を起こして間もない様子をハッブル宇宙望遠鏡で捉えたと、米ミネソタ大や千葉大などの国際研究チームが10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。42億光年先にある銀河団の重力がレンズの役割を果たし、爆発後の明るさや色の変化を観測できたため、太陽の500倍大きい赤色巨星が爆発したと分かった。 〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト 赤色巨星は、水素の核融合反応で明るく輝いていた恒星が寿命に近づき、中心核が収縮して高温になる一方、周囲を取り巻くガス

                                                                      超新星爆発後の変化観測 115億光年先、重力レンズで―千葉大など国際チーム:時事ドットコム
                                                                    • 恒星の最後の輝きを見たい それは惑星状星雲 - そして男は時計を捨てた・・・

                                                                      NASAは2021年1月29日、NASA/ESA(ヨーロッパ宇宙機関)のハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された、さそり座にある惑星状星雲「ESO 455-10」の画像を今日の1枚として公開しました。 惑星状星雲は、昔のあまり性能が良くなかった望遠鏡で見ると、まるで惑星のように見えるために、このようにネーミングがされましたが、実は惑星とはなんの関係もありません。 恒星は水素を燃料にした核融合によって輝いています。しかし、歳を取ると、核融合の燃えカスであるヘリウムが中心部にたまり、塊を作るのです。 ヘリウムは、水素に比べると、非常に核融合が起こりにくいのです。そのため、このように恒星の中心部にヘリウムの塊ができると、恒星の中心部での核融合が停止し、ヘリウムの塊りの外側で水素が核融合するようになります。 しかし、やはりヘリウムの塊自体では核融合は起こっていません。そのため、このヘリウムの塊は、自分

                                                                        恒星の最後の輝きを見たい それは惑星状星雲 - そして男は時計を捨てた・・・
                                                                      • ベテルギウスの大減光を日本の気象衛星「ひまわり8号」がとらえていた | カラパイア

                                                                        この画像を大きなサイズで見る 新型コロナが本格的に流行する前、オリオン座の赤色巨星「ベテルギウス」の光が大きく陰った。「大減光」と呼ばれるこの現象は、超新星爆発を起こす前兆ではないかと、当時大きな話題となった。 このほど、東京大学の研究グループが気象衛星「ひまわり8号」を「宇宙望遠鏡」として活用する取り組みを行ったところ、暗くなったベテルギウスが地球の背後に映っていることを発見したそうだ。 その成果は『Nature Astronomy』(2022年5月30日付)で発表された。 超新星爆発の前兆か?ベテルギウスの大減光 2019年末から2020年初頭にかけて、地球から700光年離れた赤色巨星ベテルギウスが、突然普段の10倍も暗くなり世界を仰天させた。 当時、超新星爆発の前兆ではないかと大きな話題になったが、結局ベテルギウスの輝きは回復。その後の研究によって、どうやら2つの原因によるものである

                                                                          ベテルギウスの大減光を日本の気象衛星「ひまわり8号」がとらえていた | カラパイア
                                                                        • ティコの超新星の残骸、衝撃波の膨張速度が予想外に減速

                                                                          ティコの超新星残骸。X線観測衛星「チャンドラ」によるX線の観測データ(中央)と、可視光線で撮影された星々の画像(背景)を合成したもの。外縁部のなめらかな筋が衝撃波に対応する(Credit: X-ray: NASA/CXC/RIKEN & GSFC/T. Sato et al; Optical: DSS)京都大学の田中孝明氏らの研究グループは、16世紀に観測された「ティコの超新星」の残骸における衝撃波の膨張速度が、予想を上回るペースで減速していることが判明したとする研究成果を発表しました。研究グループは今回の成果について、標準光源として宇宙の距離測定にも利用されている「Ia型超新星」のメカニズムを解明する上で重要な役割を果たすものとしています。 1572年11月、カシオペヤ座にまばゆく輝く「新星」が出現し、多くの人々に目撃されました。なかでも詳細な記録を残した天文学者ティコ・ブラーエにちなみ

                                                                            ティコの超新星の残骸、衝撃波の膨張速度が予想外に減速
                                                                          • 爆発が近づいてきた再帰新星かんむり座T

                                                                            再帰新星のかんむり座Tの新星爆発がいよいよ近づいてきたとみられています。来年には爆発し、2等級で輝く様子が目撃できるかもしれません。 【2023年7月5日 高橋進さん】 かんむり座Tは再帰新星と呼ばれる新星で、これまでに1866年と1946年に増光が観測されています。平常光度は約10等ですが、爆発を起こすと2等近くにまで明るく輝きます。 このような新星爆発を起こす天体の正体は近接連星で、片方の星からもう一つの星へ流入したガスが核融合反応で爆発することによって起こります。一般の近接連星では伴星から白色矮星に直接ガスが流れ込んでいきますが、「共生星」であるかんむり座Tの場合、赤色巨星から流出した水素ガスが連星系全体を取り巻きながら白色矮星の周りに降着円盤を形成し、やがて白色矮星の表面に溜まっていきます。 かんむり座Tの模式図(作成:高橋さん) 溜まった水素ガスが臨界量を超えて核融合爆発を起こす

                                                                              爆発が近づいてきた再帰新星かんむり座T
                                                                            • もしも太陽の中心に原始ブラックホールがあったら? 「ホーキング星」の可能性を探索

                                                                              【▲図1: 恒星の中心部に原始ブラックホールが存在するホーキング星の模式図 (Credit: Max-Planck-Institut für Astrophysik) 】 宇宙誕生の直後、非常に小さな質量の「原始ブラックホール」が生成されたという説がありますが、その実物は現在1つも発見されていません。では仮に、恒星が原始ブラックホールを捕獲し、中心部に保持した場合、どのようなことが起こるのでしょうか? マックス・プランク天体物理学研究所のEarl P. Bellinger氏などの研究チームは、太陽の中心部に原始ブラックホールがあると仮定した場合にどのような影響があるのかをシミュレーションしました。その結果、原始ブラックホールが小さい場合には、太陽に観測可能な変化を及ぼすことなく存在できることが分かりました。また、条件によっては恒星に変化をもたらすことも分かったため、恒星の観測を通じて、間接

                                                                                もしも太陽の中心に原始ブラックホールがあったら? 「ホーキング星」の可能性を探索
                                                                              • 遠い未来、太陽系は接近する恒星によって解体されてしまうかもしれない

                                                                                惑星を飲み込みつつある赤色超巨星を描いた想像図(Credit: Penn State)人間のタイムスケールからすれば永遠に輝き続けるように思える太陽も、今のままで存在し続けることはありません。誕生からおよそ46億年が経ったとされる太陽は数十億年後には大きく膨張し、赤色巨星となって外層からガスや塵などの物質を放出。その後、残った中心部分が白色矮星に進化することで、恒星としての一生を終えることになるとされています。 赤色巨星になった太陽は地球の公転軌道付近まで膨張し、今後70億年の間に質量のおよそ半分を損失するとみられています。地球をはじめとした太陽の近くを周回する惑星は姿を消してしまうと思われるいっぽうで、木星から海王星までの太陽から離れた軌道を周回する惑星は生き延びるのではないかと考えられています。 では、白色矮星になった太陽を中心とした太陽系は、その後も存続するのでしょうか。カリフォルニ

                                                                                  遠い未来、太陽系は接近する恒星によって解体されてしまうかもしれない
                                                                                • ベテルギウス「大減光」の謎、新たな画像で解明 塵の雲が原因

                                                                                  (CNN) 夜空に明るく輝くオリオン座のベテルギウス。2019年後半以降に明るさが大きく落ち、研究者たちを当惑させていたが、新たな画像で減光の謎が解明した。 ベテルギウスは寿命の晩年にある赤色巨星で、19年後半から2度にわたって明るさが大幅に低下。これを受け一部の天文学者は、星の最期が近づいており、超新星爆発を起こす可能性があるとの見方を示していた。超新星爆発が前回観測されたのは17世紀にさかのぼる。 ただ、研究者たちは現在、減光の原因は塵(ちり)の雲だったとみている。星の表面を捉えた新たな画像には、明るさの変化する過程がはっきりと写っており、天文学者はこれを手がかりに「大減光」の原因解明にこぎ着けた。 新たな画像は2020年1月と3月、チリのアタカマ砂漠にある欧州南天天文台の超大型望遠鏡VLTで撮影された。19年1月と12月に撮影された別の画像と合わせると、星の表面が南側を中心に時間の経

                                                                                    ベテルギウス「大減光」の謎、新たな画像で解明 塵の雲が原因