安倍首相、二階氏の幹事長起用で安定重視=任期延長めぐり党内警戒も-自民人事 自民党役員会に向かう二階俊博総務会長=1日午後、国会内 安倍晋三 首相(自民党総裁)が、入院中の 谷垣禎一 幹事長の続投をあきらめ、後任に 二階俊博 総務会長を充てる方針を決めた。公明党とパイプが太く、調整力に定評がある重量級を党の要に据え、引き続き安定的な政権運営を図るのが狙いだ。残り2年となった首相の党総裁任期延長に向けた布石との見方もあり、党内には警戒感も出ている。 二階氏は1日、首相と官邸で二人きりで約20分間、会談した。二階氏はこの後、「党のこと(人事)はまだこれからだ。日を改めてとなる」と記者団をけむに巻いたが、首相と人事構想を話し合ったとの観測が一気に広がった。 自転車で転倒し負傷した谷垣氏の早期復帰が困難視される中、幹事長ポストには 岸田文雄 外相も取り沙汰されていた。ただ、ある閣僚は「最初から