【ワシントン=小雲規生】米紙ワシントン・ポストとABCテレビが30日に発表した共同世論調査で、大統領選の共和党候補トランプ氏の支持率が45%となり、民主党のクリントン候補の46%に1ポイント差まで迫った。23日に発表されたABCテレビ単独の世論調査ではクリントン氏のリードは12ポイントだったが、最終盤戦でクリントン氏批判を過熱させているトランプ氏が猛追しているかたちだ。 一方、米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(RCP)による最新の世論調査の支持率平均値は30日現在、クリントン氏が45・0%でトランプ氏(41・6%)を3・4ポイント差でリード。こちらも17日時点の7・1ポイント差から縮小傾向にある。 今回の世論調査では、連邦捜査局(FBI)がクリントン氏の私的メールアカウント問題の捜査を再開したことが及ぼす影響についても質問。480人のうち63%がクリントン氏に投票する可能性