この本は難しい。5年ほど前に読んでみて、すごく面白かった覚えがある。それにしてはまったく内容を覚えていないので、また読んでみることにした。去年古本屋で柄谷行人「日本近代文学の起源」という本を見つけて買った。まだ読んでないが、裏表紙に「……新たな思考の視座を布置・構築して行く、最も現代的な”知の震源”柄谷行人の鮮やかにして果敢な知的力業。名著『マルクスその可能性の中心』に続く快著。」と書いてあるので、あああれはやはり名著だったのか、と思って、きっと一回読んだからまた読んだらスラスラ読めて今度は簡単に理解できるだろうと期待しながら読んだ。ところが読み進んでも、「あ、ここは読んだ」みたいな感じがあまりなくて、ほとんど初めての本を読むようだった。アンダーラインはいたるところにしてあって、しかもポイントを抑えている。時々してある書き込みも、それほど見当はずれのことも書いていない。なのにどうして覚えて
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