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ブックマーク / toyokeizai.net (347)

  • 岩田健太郎「よく走る人ほど風邪ひきやすい訳」

    巷では「〇〇をべたら治った!」みたいな話が出回っているようですが、基的に取るに足りません。今のところ、新型コロナウイルスに関して「これをやったら治る」とか「予防に効く」ような品はありません。 何しろ、現在の段階では、堅牢な臨床試験で証明された治療薬が存在しないわけですから、「私はこれ飲んだら大丈夫だった」みたいな納豆とかヨーグルトとか、ホメオパシーのレメディみたいなやつも全部でたらめだと思っていい。 そもそも、一般論として「免疫力アップ」という言葉はだいたいインチキだと思っていいんです。 ステロイドとか免疫抑制剤のように、免疫力を「下げるもの」の候補は世の中にたくさんあります。あとで説明しますが、免疫力を下げる行動もたくさんあります。 そもそも「免疫力」とは何か? でも、免疫力を総合的に上げる方法って、ないんです。それを理解してもらうために、「そもそも免疫力とは何なのか」についてお話

    岩田健太郎「よく走る人ほど風邪ひきやすい訳」
    kisiritooru
    kisiritooru 2020/05/10
    なんかアレな雑誌とタイトルだなー。
  • コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30

    緊急事態宣言に伴う巣ごもりが格化して1カ月。料品や医薬品、化粧品など生活必需品の売れ筋は大きく変わった。 市場調査会社のインテージは、消費動向への新型コロナ禍の影響を示すデータとして、2月3日以降、品目別に売上金額の前年同期比の増減率を週単位で公表している。直近は4月27日公表の4月13~19日分だ。 ファミリー層の動向が大きく影響 増加率トップはうがい薬で、対前年比は359.1%。5位の殺菌消毒剤(228.3%)、13位の体温計(183.7%)、19位のマスク(161.2%)なども含め、ドラッグストア店頭ではすでに3月の段階で品薄もしくは品切れで入手が困難になっていたことを考えると、商品がもっと供給されていれば、伸び率はもっと上がっただろう。 ランキング上位に顔をそろえたのは、子どもが家にいることで必要量が激増し、なおかつ店頭で買える品目だ。 お菓子作りに欠かせないバニラエッセンスな

    コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30
  • コロナ禍で明暗「留学終了」高校生の過酷な現状

    海外で活躍する若者を増やそうと、令和4年度に日人高校生の海外留学を6万人にする目標を掲げ、国を挙げて後押ししてきた日。文部科学省の「トビタテ! 留学JAPANプログラム」などの活動もあり、昨年8月には高校生の留学者数は4万7千人(文部科学省公表)となり、過去最高を記録した。 ところが新型コロナウイルスが猛威を振るう中、急遽帰国になるなど、留学が不意な形で中断されるケースが多数出ている。休校や帰国はやむをえないとしても、問題は、突然の帰国で現地での成績証明が取得できなかったり、留学エージェントに対処してもらえなかったり、十分なフォローもなく放り出されるケースが出ていることだ。 1年間在学の認定が取れない…? 「チケットが取れ次第、帰国になります」 3月下旬の夜、高校3年生の中田陽菜さん(仮名)のアメリカ留学生活は、1の電話で突然の打ち切りが決まった。 昨年8月に渡米して、テネシー州の

    コロナ禍で明暗「留学終了」高校生の過酷な現状
  • コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点

    私は30年間救急医療に携わっている。1994年には、挿管法を指導する画像システムを考案した。呼吸を助けるための管を挿入するプロセスを指導するものだ。これを契機に私は挿管法のリサーチを行うようになり、その後、過去20年は世界各地の医師たちに向けて気管処置の講座を行っている。 3月末、新型コロナウイルス感染患者がニューヨークの病院にあふれ返るようになり、ベルビュー病院で10日間、ボランティアで支援にあたった。この間私は、このウイルスによって致命的となる肺炎の早期発見ができていないこと、そして患者を、人工呼吸器を使わずに回復させるための方法がもっとあるはずだと考えるようになった。 肺炎症状が出ているのに、息切れ感じない ニューハンプシャー州の自宅からニューヨークまでの長距離運転中、友人のニック・カプトに連絡をした。彼はブロンクスに勤務する救急医で、すでに新型コロナ騒ぎの渦中で奮闘していた。私は今

    コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点
  • 休校中の「闇部活」コロナ禍でも強行される異様

    「部活禁止の通達が出ている中で、部活を普通にやっていた学校がありましたよ」 小池百合子都知事が緊急記者会見で、「感染爆発の重大局面にある」と話し、週末の不要不急の外出自粛を訴えた3月25日。関西で私立の中高一貫校に勤務する男性の話に驚かされた。 聞けば、同じ関西にある他の私立校の顧問が「うちはやってますよ」と話していたという。バスケットボールに剣道、バレーボール、ラグビーも。 「(今も)いろんなところでやってます。学校が休校になっても、1度も部活を休んでいないところもあると聞きました」 都道府県により、部活再開するかはまちまち 文部科学省は3月24日、小中高校における「教育活動の再開等について」という文書を、各都道府県・指定都市教育委員会教育長・各都道府県知事に通達。 休校を延長しない考えを示す一方、各地域の感染状況を十分踏まえながら「春季休業期間中はもとより、新学期以降も」感染症対策に万

    休校中の「闇部活」コロナ禍でも強行される異様
  • 10~20代が調べるときに「ググらない」真の理由

    ネットショッピングがこれまで右肩上がりで発展してきた理由は、主にその「便利さ」にあった。検索をすれば欲しいものがあり、購入したものを家まで届けてくれる。一定額以上を買えば配送無料というのも当然のようになっている。 しかし、最近の消費者は、便利であることに慣れてしまっている。もちろん、便利なのは絶対条件ではあるものの、それはもはや空気のように当たり前の存在で、他社と差別化できるポイントにはなっていない。「便利さ」は、もはや価値ではなくなっているのだ。 では、今の消費者が便利さにも増して求めているものは何か? 答えは「時間」である。拙著『2025年、人は「買い物」をしなくなる』でも詳しく述べているが、少しでもストレスのかかる時間を減らして、快適な時間、楽しい時間をもっと増やしたい。SNSなどの投稿を見ても、今はそれを生活の優先順位としている人が非常に増えている。 若い世代は「ググらない」 30

    10~20代が調べるときに「ググらない」真の理由
  • 三菱電機「8年で自殺5人」何とも異常すぎる職場

    パワハラ防止対策は事業者の義務となるが、パワハラが蔓延する企業はその体質を変えることができるのだろうか。 『週刊東洋経済』3月16日発売号は「三菱150年目の名門財閥」を特集。幅広い事業分野に根を張る日最大の企業グループの強さと、足もとで山積する課題を追った。その中で、三菱電機で蔓延するパワハラ問題を取り上げた。 2019年8月、三菱電機の男性社員(20代)が自ら命を絶った。男性は同年4月に入社し、兵庫県尼崎市の生産技術センターに配属された新人だった。残されたメモにつづられていたのは、指導員から受けた暴言の数々だ。 「飛び降りるのにちょうどいい窓あるで」 「次、同じ質問して答えられんかったら殺すからな」 「お前が飛び降りるのにちょうどいい窓あるで、死んどいたほうがいいんちゃう?」 2019年8月に自殺した男性新入社員が残したメモ。指導員から言われたという「殺すからな」「自殺しろ」などの言

    三菱電機「8年で自殺5人」何とも異常すぎる職場
  • コロナショックがもたらす「上場延期」の深刻度

    新型コロナウイルスの感染拡大による「コロナショック」が東京証券取引所への新規上場にも影響し始めた。株価急落で上場を延期するベンチャー企業が増え、財務改善のためのリストラの動きが強まりそうだ。一方、キャッシュが豊富な企業にはM&Aで業容拡大の好機にもなりそうだ。 今の新規上場は狂気の沙汰 「歴史的な下落相場の中で新規上場なんて狂気の沙汰ですよ」――。 近く、上場を予定していたベンチャー企業の男性社長は、こう話し上場を来年度以降に見送った。 日経平均株価は年明けから2月20日ごろまで2万3000~2万4000円の水準を維持していたが、日での感染者数増加もあり、2月末になり急落。3月11日にはWHOから新型コロナウイルスのパンデミック(世界的感染爆発)が宣言され、収束の見通しは立っていない。3月16日の終値ベースで1万7002円となった。 2012年に発足した第2次安倍政権によるアベノミクスの

    コロナショックがもたらす「上場延期」の深刻度
  • 日米の株価が「底値圏」に達したと言えるワケ

    前回のコラム「日経平均株価は『2万円』では下げ止まらない」では、ひとことでいうと、以下のように述べた。すなわち、世界的な株価下落の質的な要因は「ブラックスワン」(具体的には新型コロナウイルスの流行)ではなく、日米の株価が高値にあった時に「それは織り込み済みだ」と多くの投資家が軽視していた「灰色のサイ」が暴れだしたことによるものだ、と分析した(ブラックスワン、灰色のサイについては前回のコラムを参照されたい)。 アメリカ株の「割高な状況」は「解消」した その灰色のサイとは、具体的には次の2つだと解説した。 1)アメリカの景気や企業収益が低迷しているにもかかわらず、過度の楽観から同国の株価が上昇し過ぎて、極めて割高な状況にあった。 2)新型肺炎が流行する前から、日経済や日企業の収益が、悪化基調を鮮明にしていた。 そして前回のコラムでは、1)と2)に基づいた下値の試算を提示した。前回と一部重

    日米の株価が「底値圏」に達したと言えるワケ
  • FRBの金融緩和にみるコロナショックの深刻度

    アメリカの連邦準備理事会(FRB)は3月15日の日曜日、緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートを一気に1.0%引き下げ、事実上のゼロ金利政策を約4年ぶりに復活させた。 同時に今後数カ月でアメリカ国債を少なくとも5000億ドル買い入れる。住宅ローン担保証券(MBS)も同じく2000億ドル購入することを決め、量的緩和政策(QE)も再開した。 市場の混乱回避へ政策を総動員 「アメリカの家族、ビジネス、経済全体を支え、コロナウイルスによる混乱をしのいで資金の流れを促進するため、FRBは数多くの対策をとった」。パウエルFRB議長は15日の記者会見でそう語った。 中央銀行が金融機関に資金を貸し出す際の基準金利である公定歩合も一気に1.5%引き下げ0.25%にして貸出期間を90日間へ長期化したほか、預金準備率は従来の10%から0%へ引き下げた。また、預

    FRBの金融緩和にみるコロナショックの深刻度
  • 五輪中止なら「新国立競技場」はどうすべきか

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    五輪中止なら「新国立競技場」はどうすべきか
  • 岩田健太郎「非科学的なコロナ対策が危ない」

    クルーズ船での対応は失敗した ――日政府は3月9日から、中国韓国からの入国者に対する入国制限を強化し、2週間の検疫を開始しました。 流行している国からの入国を拒むというのは現段階でも有効だ。ただ、流行していない地域や、流行が終わりつつある地域からの入国も拒むのは有効性としてどうかと思う。現段階では、対象の国や地域に合理的な整合性がとれているのか、それとも政治的な思惑で入国制限が決まっているかが不明確だ。 例えば、感染者数の拡大が著しいイタリアを対象から外した判断は合理的なのか。一方で、検疫を全土に広げた中国での新規感染者は実は非常に減っている。武漢では依然として拡大が続いているが、北京や上海と比べれば日のほうが感染者の増え方は多い。 中国韓国からの入国者数にもよるが、2週間の検疫を行う施設があるのか。検疫を行うだけの人的リソースがあるのか、疑問が残る。 ――新型コロナウイルス対策が

    岩田健太郎「非科学的なコロナ対策が危ない」
  • イラン「新型コロナ致死率」が突出して高い事情

    世界的に感染が広がる新型コロナウイルスは、中東のイランでも拡大、中国に次いで死者数をイタリアと争う展開になっている。イランはウイルスの「培養器」とも揶揄されており、中東で広がり始めたコロナウイルスの震源地だ。 イラン当局が発表したところでは、新型コロナウイルスの感染者数は7161人と、イランの31州すべてで確認されている。発表によると、死者数は237人に上るが、独立したメディアが存在せず、情報統制が行き届くイランの発表には重大な疑義が呈されており、実態はさらに深刻との見方が強い。 すでに数十万人が感染との見方も 感染者が拡大している背景には、アメリカのドナルド・トランプ政権による経済制裁に伴う経済悪化や、イスラム体制の専横的な政策や隠蔽体質、科学よりも宗教的な価値観を優先させる前近代的な土壌がある。 実際、国民のイスラム体制に対する不信感が高まる中、2月11日にイスラム革命記念日の行事を実

    イラン「新型コロナ致死率」が突出して高い事情
  • 宗教がわかってない人はこの4原則を知らない

    近代以前、社会は「宗教」の勢力下に置かれていた 宗教を理解するうえで大事なのは、「信じる」「信じない」ということは脇に置いて、それが近代以前の社会では当たり前の文化だったことを押さえておくことだと思います。 現代は科学の時代ですから、霊や神や奇跡やたたりの話が信じられないのは当然です。しかし、科学が主導権を握るようになったのはほんのここ1、2世紀のこと。ほとんど20世紀の初めまで、社会はどこでも宗教の勢力下に置かれていました。 21世紀の今日でも、イスラム圏のように宗教が大きな力をもっている社会があります。日や西欧のような先進国でも、霊を信じ、来世を信じ、神に祈る人々は大勢います。アメリカはノーベル賞最多獲得国ですが、キリスト教会の出席率が高いことでも有名です。世界全体を見渡すと、宗教はまだ現役で生きている文化だと言えるでしょう。 歴史を大きく振り返ると、人類が言語的コミュニケーションを

    宗教がわかってない人はこの4原則を知らない
  • ラオックス、あまりに痛い新型コロナの直撃

    「一時休業のおしらせ」――。新宿3丁目の交差点にあるラオックス新宿店。少し奥まった入り口のガラス扉には、3月1日からの一時休業を知らせる1枚の紙が貼られていた。 しばらく様子を見ていたが、休業を知らずに訪れる客はいなかった。新宿店がオープンしたのは2015年6月。ビルの5階から8階(総面積635坪)に商品をそろえ、「日の『美』をコンセプトにした店舗づくり」をアピールしていた。 中国人観光客をターゲットに「ラオックス」の免税店を展開するラオックスは、2月後半から3月前半にかけて次々と店舗の閉鎖・休業を実施している。閉鎖は大阪橋店など6、休業は新宿店など3(図参照)。これで2020年初に32あった国内店舗のうち、約3割が営業を停止したことになる。 店舗リストラの引き金をひいたのは新型コロナウイルス問題だ。1月27日に中国政府は国内外への団体ツアーを禁止。その影響だけでなく、個人の中

    ラオックス、あまりに痛い新型コロナの直撃
  • 「日本に多い神社仏閣名」トップ500

    「ウチの近所にある神社と同じ名称の神社を、外出先で見掛けたことがある」 こういう人は少なくないだろう。初詣やお宮参り、厄払いなどのお参りのほか、法事・仏事などで多くの人が訪れたり、世話になったりする神社仏閣。文化庁の調べによると、日には約18万の宗教法人がある。 株式会社や有限会社など、規模の大小を合わせて約410万の企業とともに、宗教法人についてもその登記にまつわる「法人番号データ」を国税庁が昨年秋から一般に公開している。毎日メンテナンスされており、誰でもダウンロードが可能だが、膨大な件数のため、なかなか一般的には集計・加工が難しい。 東洋経済は『会社四季報』に収載される約3600社の上場企業のさまざまな財務をはじめとする各種情報、業績予想などのほか、海外進出企業や有力な未上場企業、大型小売店・スーパー、地方自治体、大学などのデータを日々集計・加工・販売し、「東洋経済データベースサービ

    「日本に多い神社仏閣名」トップ500
  • 日本の「樽生ビール」時代遅れになりかねない訳

    「樽生」というのは何ともいい響きで、仕事帰りに飲店で飲む生ビールは何にも代えがたいものです。全国各地にクラフトビールの樽生専門店も増えていて、大手の生ビールだけでなく、さまざまなタイプのものを飲むことができるようになってきました。 さて、そんな樽生の世界におけるイノベーションによって、樽生ビールの流通が大きく変わろうとしています。その“主役”が「One way keg(ワンウェイケグ)」と呼ばれる樽容器で、これがビール業界のゲームチェンジャーになる可能性を秘めています。 ワンウェイケグを使うメリット 従来、ビールはステンレス製の容器に詰められて飲店に運ばれ、使い終わるとメーカーに返して再び利用されます。対してワンウェイケグはリサイクル可能なPET素材などで作られており、ワンウェイという名の通り、メーカー側に返す必要はありません。すでに欧米では主流になりつつあり、キーケグ、ユニケグ、ペテ

    日本の「樽生ビール」時代遅れになりかねない訳
  • 大人気「業務スーパー」売れ筋商品のすごい裏側

    「毎日がお買い得」をコンセプトに全国851店舗(2019年12月現在)を展開する「業務スーパー」。節約の味方の代表格として、存在感を放っている。 運営元である神戸物産の売り上げの9割を占める主力事業で、2019年も好調に推移。同年10月期の同社決算は連結売上高2996億円、純利益120億円と、ともに過去最高を記録した。 人気の理由は安さだけではない。4000点に及ぶ品ぞろえ、とくに全体売り上げの3割を占めるプライベートブランド(PB)商品にはユニークなものが多く、人気を博している。「このPB商品が弊社の利益の多くをまかなっています」と、同社の経営企画部IR・広報課長の花房篤史さんは話す。 ではいかにして、バラエティ豊かなPB商品が生まれているのか。取材をすると、次々と独自の仕組みが見えてきた。 「豆腐屋で豆腐だけを作るな」

    大人気「業務スーパー」売れ筋商品のすごい裏側
  • 「Amazonやらせレビュー」中国企業の呆れた手口

    昨今、やらせレビューで優れた製品だと見せかける手法について、テレビ番組や各種記事で話題になっているが、問題はレビュー評価の水増しだけに留まらない。なぜなら、現代のネットショッピングモールは、商品の動きや購買動向に応じて、購買者に見せる情報の優先順位を自動調整しているからだ。 つまり、やらせレビューなどで“作られた”利用者の動きが入力されることで、プラットフォームのアルゴリズムがはじき出す答えが代わり、消費者に露出される商品までが変化する。 その結果起きているのが「悪貨は良貨を駆逐する」状況だ。 「やらせレビュー」が優良製品の埋没をもたらす レビューの点数や数などが“あてにならない”ことは、薄々感じている読者も多いのではないだろうか。とりわけ多いのが、モバイルバッテリー、USBケーブル、ワイヤレスイヤホン、ドライブレコーダーといったデジタル製品である。 特定製品を指名買いするのではなく「メー

    「Amazonやらせレビュー」中国企業の呆れた手口
  • 精神病院に4年閉じ込められた彼女の壮絶体験

    退院から10日ほどたった1月半ば。取材に応じた米田さんは、そう笑顔で話した。病院では週に1度しかべられなかった好物の麺類を好きなときにべたり、少し夜更かしをしてテレビを見たりすることに、幸せを覚える日々だという。「何よりいちばんの幸せは、家族や友人と自由に連絡が取れることです」。 「逆に今のほうが当は夢で、目が覚めたらやっぱり現実は閉鎖病棟内のままだった、と想像すると、怖くなって泣き出しそうになります。入院しているときは外で生活しているイメージがまったくできなくて、声を上げても誰も助けてくれず、2度とここから出られないと思ったこともありましたから」 米田さんはそう振り返ったあと、語気を強める。 「この4年間、家族とは面会はおろか、声を聞くことすらかないませんでした。入院当時、中学1年生だった次男は今では高校生。すっかり声変わりしていて成長がうれしい半面、一緒にいられなかった悲しみもあ

    精神病院に4年閉じ込められた彼女の壮絶体験