図1 共鳴型ワイヤレス給電システムの構成要素 共振周波数を一致させた2つのコイルを結合させて電力を送る。図は、2009年10月号の本誌特集記事「ワイヤレス送電第二幕」に掲載したもの。 「共鳴(Resonance)」という興味深い現象を使ってワイヤレスで電力を供給する技術に注目が集まっている(図1)。 共鳴とは、2つの物体が何らかの形で離れたまま「結合」し、相互に強く影響し合っている状況を指す。送電側デバイスと受電側デバイスが共鳴によって結合した「共鳴型ワイヤレス給電技術」には、1m以上離れた場所に、50%を越えるような高い伝送効率で電力を送れるという特長がある。従来技術では実現できなかったため、「夢の技術」と称されることもあるようだ。現在、米WiTricity社や米Qualcomm社、長野日本無線、ソニー、東芝といった国内外の企業が実用化に向けた研究開発を進めている(図2)。 「無線電力
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を使った慣性センサーの初作品が登場したのは、だいぶ昔のことだ。しかし、米Analog Devices 社やドイツRobert Bosch 社、米Motorola 社、スイスSTMicroelectronics 社などが、角速度や加速度を測定するMEMS慣性センサーを市場に投入したのは、その後25年以上も経過した後だった。米国の研究機関であるDefence Advanced Research ProjectAgency(DARPA)によって、ナビゲーションに向けた研究開発が進められた慣性センサーだったが、実際には自動車のエアバッグ・システムの衝突検出器の分野で初めて市場が立ち上がった。 MEMS技術を使った慣性センサーの市場は、この20年の間に急速に広がった。当初は高級車のみが搭載していたエアバックは、今やありと
R. Colin Johnson:EE TimesTimes、翻訳 滝本麻貴、編集 EE Times Japan 米Massachusetts Institute of Technology(MIT)の研究チームは、燃料で覆ったカーボン・ナノチューブを「導火線」として利用し、燃焼することで発電する技術を開発した。この技術を使うと、1次電池のようにエネルギを保存でき、エネルギの保存期限はないという。MITの研究チームは今回、カーボン・ナノチューブを覆っている燃料に点火することで電力を生成した。ナノテクノロジと燃焼波(combustion waves)という1世紀以上も前に発見されていた現象を組み合わせたと言える。 MITのMichael Strano教授は、「この発電技術を使った電池は、従来の電池やコンデンサとは異なり自然放電することがない。さらに、エネルギ密度が非常に高いため小型機器に適し
国際会議で欧米の人のプレゼンテーションを聞いたとき、こんなことを思ったことはありませんか? 内容的には、それほど大したことないが、彼らはプレゼンテーションがうまい。大したことない話でも、いい話のように聞こえる。その点、日本人は下手だよなぁ、と。 実は、欧米の人たちは、子供の頃から、下記に述べる「構造的プレゼンテーション」の教育を受けているのです。下記は口頭プレゼンテーションを前提に述べますが、文章でも、基本は同じです。以前、ドイツで、小学校の時からドイツで暮らしている日本人の方から伺いましたが、ドイツでは小学校のときから、文章を書くときは構造を意識せよ、ということをしつこく叩き込まれるそうです。 プレゼンテーションの世界は実は非常に奥深く、極論すれば、内容に応じて、内容の数だけ、それにふさわしいプレゼンテーションのスタイルがあります。ですが、まずはプレゼンテーションの基本形を身に付けましょ
Augmented Reality in a Contact Lens A new generation of contact lenses built with very small circuits and LEDs promises bionic eyesight The human eye is a perceptual powerhouse. It can see millions of colors, adjust easily to shifting light conditions, and transmit information to the brain at a rate exceeding that of a high-speed Internet connection. But why stop there? In the Terminator movies, A
We are supporting the planning and delivery of railway infrastructure, enabling you to deliver safe, efficient, and sustainable operations.Our Intelligent Asset Management solution includes all systems, procedures, and tools to maximise asset availability for a minimum whole-life cost and risk. With its scalable, flexible, and agile nature, the Hitachi Rail intelligent asset management solution is
�Acrobat � Edition Thanks to special permission from Cambridge University Press, we are able to bring you the complete Numerical Recipes in C book On-Line! To utilize this resource, you will need an Adobe Acrobat viewer linked as a helper program to your WWW browser. Permission is granted by the copyright owners for users of the World Wide Web to make one paper copy of these PostScript files for t
IE7 or Firefox2 is required. Older browsers don't work proper. TeX-based equation image editor for PowerPoint on the web TeXclip is the web application for the people, who prefer TeX than PowerPoint's equation editor. After the time TeXPoint became shareware, I have been working on TeXclip and got good feedback from my colleague. And now TeXclip is released to public. Only web browser (IE7 or Fire
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻 教授。「知能を創る」ことを目的に、人工知能、特に深層学習に関する研究を行っています。 また、アカデミアの研究内容が、研究それ自体に閉じることなく、スタートアップやサービスという形で世の中に広がり、その経済活動の中で成長した人材や得られた知見や課題、そして未来のための資金が大学に還流され一層研究が進んでいく。このようなエコシステムを東大・本郷で実現したいと考え、松尾研究室では基礎研究、講義、共同研究、インキュベーションという4つの活動を進めています。 「知能を創る」ことをビジョンに掲げ、ディープラーニングの研究を推進しています。特に、世界モデルやロボット研究、大規模言語モデル、脳×AIに関する研究を進めています。 人工知能は約60年の歴史がある分野ですが、これまでの研究では、知能の仕組みや脳の構造についてほとんど分かって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く