筑波大付属小学校(東京都文京区、佐々木昭弘校長)で2023年度に6年生だった男児がいじめの訴えを担任に放置され内部進学を断念した問題で、いじめの内容や経緯をまとめた文書が担任のパソコンから少なくとも3人の児童に閲覧されていたことが、関係者への取材で判明した。 この情報漏えいは学校側がいじめを把握した直後で、児童へのアンケートや聞き取り前に起きており、保護者は「児童が口裏合わせできるようになった」と問題視している。筑付小と運営する筑波大は24年7月、「情報管理の重篤な不手際があった」と両親に謝罪した。 【関連記事】 ▽名門国立小、担任がいじめアンケ報告せず 被害男児は内部進学断念 ▽クラス替え一度の筑波大付属小 憤るいじめ被害児童の母「眠れない」 ▽なぜ国立大付属校はいじめ対応を誤るのか 内部進学控え意思疎通に壁 これらの記事は「つながる毎日新聞」に寄せられた情報を基に取材しました。 関係者
