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  • TBSバラエティ好調の立役者・藤井健太郎に訊く「サンプリング世代のテレビの作り方」

    ちょっぴり下世話、ほどよい悪意、わかりやすさと深さの両立……。好調をキープするTBSバラエティの中心にいる男、藤井健太郎。『クイズ☆タレント名鑑』『水曜日のダウンタウン』『クイズ☆正解は一年後』など多くの人気番組を手がける彼が、このたび初の著書『悪意とこだわりの演出術』(双葉社)を上梓した。「日のバラエティ界を担う若手ディレクターの雄」などと書かれるのを一番嫌がりそうな彼に、あえて聞いてきました。「今のテレビって、どうなんですか?」 *** ――書の中に「100人が1面白いと感じたことと、1人が100面白いと感じたことには同じ価値がある」とあって、藤井さんの番組の根底にあるものはこれだよなぁと、勝手に納得してしまいました。 藤井健太郎(以下、藤井) 面積論でいったら、一緒ですよね。どっちをよしとするかは人それぞれだし、テレビ局の商売としては広く浅くのほうがいいのかもしれないけど、有料の

    TBSバラエティ好調の立役者・藤井健太郎に訊く「サンプリング世代のテレビの作り方」
  • 中居正広という、世界にひとりだけのMC 日本テレビ『ナカイの窓』(1月22日放送)を徹底検証!

    2016年の芸能界は、1月から騒がしい。数多くの芸能ニュースやスキャンダルが立て続けに起きているわけだが、その中でも日国民が固唾をのんで見守ったのがSMAPの解散報道だろう。連日、テレビや新聞はトップニュースとして取り上げ、1月18日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、緊急生放送としてメンバーの肉声を伝えた。そこで何が行われたのかは、すでに皆さんの知る通りだ。 いったい何が正しいのかとか、誰がどうしてどうなったのかなどということは、ここでは述べない。そんなことを書いていても、キリがないだろうから。その代わりにここでは、SMAPの中居正広が、いかに特別なMCであるかを書き記してみる。 1月20日に放送された『ナカイの窓』(日テレビ系)は「ラッパーSP」と題して放送された。この番組がいつ収録されたのかは知るよしもないが、そこにはいつもの中居がいた。だって、一言目からこう

    中居正広という、世界にひとりだけのMC 日本テレビ『ナカイの窓』(1月22日放送)を徹底検証!
    kobayasiikumi
    kobayasiikumi 2016/01/25
    ナカイの窓は司会者中居正広を定義させた番組だと思うそのことがわかる記事。
  • めちゃ×2イケてる中居正広のオトし方 フジ『FNS27時間テレビ』(7月25日&26日放送)を徹底検証!

    めちゃ×2イケてる中居正広のオトし方 フジ『FNS27時間テレビ』(7月25日&26日放送)を徹底検証! 今年の『27時間テレビ』のテーマは「めちゃ×2ピンチってるッ!気になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!」というものだった。番組の全体的な内容や、あるいはそもそもテレビはピンチなのか、といったことにはここでは触れない。この連載はタレントに焦点を当てるものであり、そして今年も『27時間テレビ』では数多くのタレントが活躍した。その中でも、最も素晴らしい働きをしていたのは、紛れもなく中居正広だろう。 『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のメンバーをメインに据えた今年の『27時間テレビ』だったが、MCのナインティナインと共にほぼ出ずっぱりで番組を支えていたのは中居正広だった。時にナインティナインを立ててフォローに回り、時に自らが出ていって番組を進行し、さらにSMAPのメンバーとしての仕事

    めちゃ×2イケてる中居正広のオトし方 フジ『FNS27時間テレビ』(7月25日&26日放送)を徹底検証!
  • 『ど根性ガエル』原作モノの連続ドラマが、第1話で描くべきこととは

    今クールのドラマの中から、注目の作品を1ピックアップし、毎週追っていく新コーナー。 言うまでもないことだが、テレビドラマには2種類ある。すでに小説やマンガなどで原作が存在しているものと、そうではないオリジナル作品だ。昨今のテレビドラマでは前者が優勢であり、2015年7月クール作品でも『花咲舞が黙ってない』『デスノート』『婚活刑事』(日テレビ系)や『エイジハラスメント』(テレビ朝日系)などなど、原作のドラマ化作品は数多い。 そして、日テレビの土曜夜9時枠でスタートした『ど根性ガエル』もその一つだ。オリジナル作品ではなく、原作をドラマ化するメリットはいくつか存在する。すでに作品としての面白さがある程度保証されていることや、それゆえに企画が通りやすいということ、あるいは放送前からの話題性というメリットも大きいだろう。だがその分、デメリットもあり、特に原作のファンが多い場合は、そのドラマの内

    『ど根性ガエル』原作モノの連続ドラマが、第1話で描くべきこととは
  • ネクストブレーク芸人・おかずクラブが語る、「ブスいじり」の終焉と新たなる女芸人の道

    一度見たら忘れられないほどの強烈な個性を放つオカリナと、若手離れした驚異的な掌握力でトークをコントロールするゆいP。「おかずクラブ」は年末のネタ番組でブレークして以降、現在はトークやバラエティにひっぱりだこである。出世の階段を華麗に駆け上っているように見える2人だが、2度のメンバー脱退、下ネタ迷走期、公園野宿生活など、乗り越えた苦悩は数知れず。女芸人飽和状態の今、おかずクラブが見据える未来とは? ■ゆいPの憧れは、藤井隆 ――年末の『ぐるぐるナインティナイン おもしろ荘』から、先日はあの『しゃべくり007』(ともに日テレビ系)まで……。このブレークを、ご自身ではどのように分析していますか? ゆいP たぶん『おもしろ荘』で優勝しなければ、今こうして取材していただくこともなかったと思います。1月の半ばくらいから、日テレ系の番組にオーディションなしで呼んでもらえるようになって。それから『ゴッド

    ネクストブレーク芸人・おかずクラブが語る、「ブスいじり」の終焉と新たなる女芸人の道
  • 京さま慎ちゃんが教える本当の旅の楽しさとは 日本テレビ『火曜サプライズ』(1月20日放送)を徹底検証!

    京さま慎ちゃんが教える当の旅の楽しさとは 日テレビ『火曜サプライズ』(1月20日放送)を徹底検証! 1月20日に日テレビ『火曜サプライズ』が放送される数日前から、番組宣伝のスポットがオンエアされていた。人気コーナー「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」では、山陰線の大岩駅でおいしいケーキ屋を探すようだ。だがそのスポットの中で、おいしそうなケーキは一切出てこない。おそらく店を探す途中であろう、京政樹と柳沢慎吾と付き添いのDAIGOが「今日は風が強い」と言っているだけだ。台風でもないし、見た感じ、まあまあ強いなという程度の風だが、京さま慎ちゃんの二人は大パニック。大はしゃぎである。そして、ナレーションが引き取る。「一体どうなってしまうのか!?」と。知らんがな! しかし、この光景こそが「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」の魅力だ。あくまでも旅番組であり、日全国の隠れご当

    京さま慎ちゃんが教える本当の旅の楽しさとは 日本テレビ『火曜サプライズ』(1月20日放送)を徹底検証!
  • 太川陽介が示す、日本の美徳とは――テレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(1月3日放送)を徹底検証!

    太川陽介が示す、日の美徳とは――テレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(1月3日放送)を徹底検証! かつて日人は、控えめさと几帳面さを美徳としていた。そしてまた、和をもって尊しとなるという考え方は言葉にせずとも共有のものであった。そんな時代が、確かにあった。そう昔の話ではない。隣国の悪口を叫びながら街を練り歩いたり、早く子どもを産めと議会でヤジを飛ばしたり、東京駅の記念Suicaを求めて「それじゃ、転売できねえんだよ!」と言いだすような人々が出現する少し前までは、確かにそういう時代だったのだ。 それでは、控えめさと几帳面さという日人の美徳は、誰からも失われてしまったのか? もちろん、そんなことはない。少なくとも太川陽介にはそれがある。テレビ東京の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のリーダー役。決して自分が出しゃばらない控えめさ。常に地図を広げて路線をさぐる几帳面さ。そして、

    太川陽介が示す、日本の美徳とは――テレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(1月3日放送)を徹底検証!
  • 『笑っていいとも!』終了で迎えたテレビの大きな転換期 カギを握る「タレント」は?

    2014年のテレビを振り返ろうとするなら、フジテレビ『笑っていいとも!』の終了に触れないわけにはいかないだろう。日に住むすべての人々にとって、そこにあることが当たり前の風景は、2014年3月をもって失われた。テレビ番組とは終わることを宿命付けられたものだと頭では理解していても、一つの時代の喪失を目の当たりにするというのはなかなかに寂しいものだ。しかしだからといって、もちろん「テレビ」そのものが終わってしまったわけではない。 『笑っていいとも!』の最後のセレモニーは、絶対に共演はあり得ないとされていた芸人たちを一つのフレームに収めた。あって当たり前の風景が失われたのならば、あり得ない風景を見ることができるかもしれない。喪失とは、次の誕生への第一歩である。『笑っていいとも!』のセレモニーは最後を告げる葬式であり、同時に新たな時代の誕生を呼ぶ祝祭でもあったはずだ。テレビは新しくなる。新しくなら

    『笑っていいとも!』終了で迎えたテレビの大きな転換期 カギを握る「タレント」は?
    kobayasiikumi
    kobayasiikumi 2014/12/31
    去年のテレビを賑わせた人々を総括した記事。非常に読みやすくて思わず頷いてしまうやつで良かった。
  • 月3,000人以上を動員する「K-PRO」児島気奈代表に聞いた、お笑いライブシーンの今 - 日刊サイゾー

    これだけお笑いの人気が高まっている現代でも、多くの人にとってなじみがないのが、お笑いライブの世界。東京では毎日複数のライブハウスや劇場でお笑いライブが行われている。その規模や内容はさまざまで、誰もが名前を知っている有名芸人からデビューしたばかりの新人まで、幅広い層の芸人がライブには出演している。 そんなお笑いライブシーンで最近、何かと話題になっているのが、お笑いライブ制作集団「K-PRO」。毎月30~40ものお笑いライブの制作を手がけており、ひと月に延べ3,000人以上を動員している。芸人やファンからの信頼も厚く、東京のお笑いライブシーンでK-PROを知らない人はいない。そんなK-PROの代表を務める児島気奈さんにインタビューを敢行。お笑いライブ一筋を貫く、その生き様に迫ります。 ――昔からお笑い好きだったんですか? 児島気奈(以下、児島) そうですね、子どもの頃からお笑い番組がすごく好

    月3,000人以上を動員する「K-PRO」児島気奈代表に聞いた、お笑いライブシーンの今 - 日刊サイゾー
  • 「なんとかしてくれる」男、勝俣州和の3つの武器 『ダウンタウンDX』(10月23日&10月30日放送)ほかを徹底検証!

    勝俣州和。1965年3月12日生まれ。劇男一世風靡(一世風靡セピアの母体)を経て、欽ちゃんファミリーの一員として活動。アイドルグループ「CHA-CHA」、お笑いユニット「K2」を結成し、その後はバラエティ番組を中心に活躍している。職業は、タレント。トークバラエティ全盛期の今、共演者を選ばない名バイプレイヤーとして欠かすことができない存在である。 TBS『水曜日のダウンタウン』では、早くからこの勝俣州和のあり方に注目している。「勝俣州和のファン0人説」を提唱し、ファンが一人もいないにもかかわらず、これほどまでにテレビから必要とされるのはなぜか? あるいは「タレント」とは根的にどのような存在なのか? という哲学的な問いまで、そこには見え隠れする。10月29日に放送された番組では、かなりの長尺とロケ時間を使って「勝俣州和の自伝が電車の網棚に置かれていても持って帰る人0人説」を検証。実際に勝俣州

    「なんとかしてくれる」男、勝俣州和の3つの武器 『ダウンタウンDX』(10月23日&10月30日放送)ほかを徹底検証!
  • オリラジ中田が熱弁「なりたくてなる天狗はいない」 『しくじり先生』の、成功するための教科書

    「しくじらないで生きていける人間なんているのか!」 オリエンタルラジオの中田敦彦は、“生徒”たちを前にものすごい熱量で語った。10月2日からレギュラー放送が始まった『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)は、人生を「しくじった」経験がある人を講師に迎え、その失敗から「しくじらないための極意」を学んでいこうという番組である。昨年11月から不定期で放送された3回のパイロット版が好評を博し、レギュラー化したものだ。 たとえば、パイロット版の2回目となる3月14日の放送では、元フィギュアスケート・織田信成が講師として登場。大舞台でしくじってしまった過去を振り返りながら、それを回避する極意を教えた。信成は「20年間、あと一歩のところで天下を取り逃してきたんです」と語り、世界フィギュア選手権(2009年)、バンクーバー五輪(2010年)、グランプリシリーズ中国杯(2009年)を自ら「3大

    オリラジ中田が熱弁「なりたくてなる天狗はいない」 『しくじり先生』の、成功するための教科書
  • 松本人志も食い付いた!? 壮絶カオス美少女萌え4コマ『あいまいみー』とは?

    かのブルース・リーは、映画『燃えよドラゴン』で少年に「Don’t Think. Feel!」と言ったが、おそらくちょぼらうにょぽみ先生も我々に同じ言葉を投げ掛けているのだろう。 一部で熱狂的な支持を集める漫画家・ちょぼらうにょぽみ先生が、「まんがライフWIN」(竹書房)で連載中の萌え4コマ『あいまいみー』をご存じだろうか。作品自ら”常識にとらわれない4コマ”とうたっている通り、常識と無縁の個性的なキャラたちが、これまた浮世離れしたギャグを連発。独創的過ぎるその世界観に今、中毒者が続出しているのだ。 主な登場人物は、唯一のツッコミ役”愛”、無邪気過ぎる暴走少女”麻衣”、漫画を描くと触手が飛び出す”ミイ”、謎の壷を持ち歩くちょっぴりミステリアスな”ぽのか先輩”の4人。高校の漫研に所属する彼女たちの日常は、イキっぱなしで180ページの超大作エロ漫画を描いたり、撲殺されても壷に入ったら生き返ったり

    松本人志も食い付いた!? 壮絶カオス美少女萌え4コマ『あいまいみー』とは?
  • SMAP最強説を証明した、木村拓哉の3つの顔『FNS 27時間テレビ』(7月26日&27日放送)を徹底検証!|日刊サイゾー

    SMAP最強説を証明した、木村拓哉の3つの顔『FNS 27時間テレビ』(7月26日&27日放送)を徹底検証! 毎年恒例の『FNS27時間テレビ』。今年のキャッチコピーは「武器はテレビ。」という、少し気恥ずかしくなるほどに真っすぐなメッセージの込められたものだった。だが、これはあえて大上段に構えているわけではなく、むしろフジテレビの、あるいはテレビを生業としている職業人としての音であろう。世間に漂う閉塞感、深刻なテレビ離れ、そして何より『笑っていいとも!』が終了してから最初の『FNS27時間テレビ』だ。「楽しくなければテレビじゃない」をモットーとして常に新しい挑戦で視聴者を驚かせてきたフジテレビにとって、これが新たなスタートラインだと言ってもいい。そんな2014年の『FNS27時間テレビ』が総合司会に選んだのは、現在のテレビ業界における最強のタレント集団、SMAPであった。 そのフジテレビ

    SMAP最強説を証明した、木村拓哉の3つの顔『FNS 27時間テレビ』(7月26日&27日放送)を徹底検証!|日刊サイゾー
  • サッカー日本代表は小島瑠璃子を見習うべき!『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』(7月9日放送)を徹底検証!

    サッカー日本代表は小島瑠璃子を見習うべき!『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』(7月9日放送)を徹底検証! 2014年7月。4年に一度の祭典、サッカーワールドカップが幕を下した。田圭佑をはじめとして海外のビッグクラブに所属する選手を多数そろえた日本代表は、間違いなく史上最強という戦前の期待も虚しくグループリーグで涙をのんだ。おそらく高校時代、サッカー部のマネジャーだった彼女も悔しい思いをしたことだろう。小島瑠璃子。弱冠20歳にして、バラエティアイドル業界の未来を担う、ネイマール級の逸材である。 小島瑠璃子は、さまざまな顔を持つタレントとして知られている。グラビアでは雑誌の表紙を飾り、全国の男子中高生に夢を与える。『S☆1』(TBS系)ではスポーツキャスターとして、そつのない進行を務める。どの顔を見ても一流なわけだが、しかし彼女の天賦の才が存分に生かされている場所は、やはりバラエティ番

    サッカー日本代表は小島瑠璃子を見習うべき!『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』(7月9日放送)を徹底検証!
  • ベッキーはなぜテレビから必要とされ続けるのか 『モニタリング』(5月15日放送分)のワイプ術を徹底検証!

    ベッキーはなぜテレビから必要とされ続けるのか 『モニタリング』(5月15日放送分)のワイプ術を徹底検証! 「バラエティタレント」の、地味ながらも優れた仕事ぶりを考察する連載。 ベッキーの職業は「タレント」である。そう言い切ってしまっても異論はないだろう。確かに映画やドラマに出演することもあるし、別名義で音楽活動も行っているが、しかし「女優」や「歌手」という肩書はしっくりこない。やはり「タレント」なのだ、ベッキーは。「タレント」という言葉の定義は難しいが、ここでは仮に、どのポジションでもこなすことができ、かつ一定以上のプラスの効果を番組に与える存在、としよう。テレビにおける、ユーティリティプレイヤー。それが「タレント」である。 「タレント」は、特殊なキャラクターや、目に見えて分かりやすい芸を持っているわけではない。むしろ、そういった余計な要素は「タレント」には邪魔であり、空気のようにテレビ

    ベッキーはなぜテレビから必要とされ続けるのか 『モニタリング』(5月15日放送分)のワイプ術を徹底検証!
  • ビッグダディは本当にビッグなのか 『バイキング』(5月6日放送分)における全言動を徹底検証!

    「バラエティタレント」の、地味ながらも優れた仕事ぶりを考察する連載。 強い父親が日にいなくなって久しい。男はみな一様に草化し、「イクメン」という耳ざわりだけが良い言葉がもてはやされる昨今。そんな日社会に喝を入れるべく芸能界に飛び込んできたのが、ご存じビッグダディこと林下清志。身長以外はすべてビッグなこの男に、テレビ業界が飛びつかないわけはなく、この4月からスタートしたフジテレビ系『バイキング』の火曜レギュラーに抜擢されたのだった。 『バイキング』。フジテレビの命運を賭けたこの船に、強い男の代名詞でもあるビッグダディが選ばれたのは、言わば必然だったのかもしれない。もしくは「バンダナ姿が船乗りっぽいから」というシンプルな理由だけで選ばれた可能性もなくはないが、いずれにせよビッグなことだ。昼の帯番組のレギュラー出演というビッグな仕事を勝ち取っただけで、ビッグダディのビッグっぷりがよく分かる

    ビッグダディは本当にビッグなのか 『バイキング』(5月6日放送分)における全言動を徹底検証!
  • 「おもしろくてあたりまえ」という壁を越える、若手コント師の傍若無人ぶり『ANNお笑いオールスターウィーク』

    おもしろくてあたりまえ」という壁を越える、若手コント師の傍若無人ぶり『ANNお笑いオールスターウィーク』 しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。 夏休みの終わり、やり残した宿題などうっちゃっておけとばかりに、『オールナイトニッポン』を笑いの波が席巻した。「人気お笑い芸人12組総登場! おもしろくてあたりまえ!」という、恐ろしく逃げ場のないキャッチコピーを引っ提げ、『オールナイトニッポン45周年 お笑いオールスターウィーク』というこれまた大仰な名のもとに、8月27日(月)~9月1日(土)の一週間、ニッポン放送の深夜帯は芸人の声で埋め尽くされた。 いま現在、レギュラー編成されているナインティナイン、Hi-Hi、オードリーに加え、千原ジュニア、ハライチ、サンドウィッチマン、バカリズム……というラインナップを見ると、「特別な

    「おもしろくてあたりまえ」という壁を越える、若手コント師の傍若無人ぶり『ANNお笑いオールスターウィーク』
    kobayasiikumi
    kobayasiikumi 2014/04/05
    ラブレターズ溜口がカリスマになったきっかけの記事。
  • キング・オブ・スタジオドキュメント『笑っていいとも!』の終わり方 - 日刊サイゾー

    「見たことがないのでわからない」 タモリは「『笑っていいとも!』とは?」という問いに、そう答えた。 思えば、日に住んでいれば誰もが一度は見たことがあるであろう国民的長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を見たことがない稀有な人間は、ほかならぬタモリなのだ。そんな番組が、3月31日をもって32年間の歴史に幕を閉じた。 『グランドフィナーレ感謝の超特大号』と名付けられた最後の特別番組には、歴代レギュラー陣77人あまりが集まり、そのラストを見届けた。番組の終盤には、現レギュラー陣からタモリへ感謝の言葉が贈られたが、そのスピーチで「バラエティって非常に残酷なものだなとも思います」と涙ながらに話したのは、SMAPの中居正広だ。 映画やドラマ、ライブでは、終わりはあらかじめ決められている。ゴールを目指して進むことができる。しかし、バラエティにゴールはない。「バラエティは、終わらないことを目指し

    キング・オブ・スタジオドキュメント『笑っていいとも!』の終わり方 - 日刊サイゾー
    kobayasiikumi
    kobayasiikumi 2014/04/01
    内容のみがアップされていることがネット記事が多いけどこういう物語としての視点の記事はなかなかないので必見です。
  • 「やってみよう」内村光良が『LIFE!人生に捧げるコント』に捧げた芸人の矜持

    「どうしてその道に足を踏み入れたんだ? お前それで良かったのか? もっと違う選択肢があったんじゃないのか?」 ガウン姿の内村光良が、楽屋でテレビを見ながらセリフの練習をしている。 これは『LIFE!人生に捧げるコント』(NHK総合)で、3月18日に放送されたコント「やってみよう」の一幕だ。 『LIFE!』は、2012年9月にNHK BSプレミアムで放送が開始され、翌年6月から不定期レギュラー化。今年4月からは、毎週のレギュラー化が決まったコント番組である。 出演は、座長のウッチャンナンチャン・内村光良のほか、ココリコ・田中直樹、ドランクドラゴン・塚地武雅、我が家・坪倉由幸、しずる・池田一真の中堅から若手のお笑い芸人勢に加え、西田尚美、塚高史、星野源、ムロツヨシ、石橋杏奈といった俳優勢が名を連ねている。 作家陣も、内村の盟友である内村宏幸や平松政俊、劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」の倉持

    「やってみよう」内村光良が『LIFE!人生に捧げるコント』に捧げた芸人の矜持
  • 芸人顔負けの話術でリスナーを引き込む 鈴木おさむ『よんぱち~WEEKEND MEISTER~』

    ラジオ解説者・豊田拓臣がラジオ難民に贈る、オススメの番組ガイド いきなりのボヤキで恐縮だが、我ながら中途半端な時期に連載を始めてしまったと思う。ラジオ業界は4月と10月に番組改編が行われるからだ。つまり、次回を含む4回の原稿で取り上げた番組が、今月いっぱいで終了……なんて事態もあり得る。そんな恐怖心と戦いながら、オススメ番組を紹介させてもらおう。 今回は『よんぱち~WEEKEND MEISTER~』。TOKYO FMで金曜日の午後1時から4時30分まで放送されており、放送作家の鈴木おさむと、タレントの木夏リオがパーソナリティーを務めている。 タイトルの「よんぱち」とは、放送後に訪れる土曜日、日曜日のこと。その「48時間」をより盛り上げるエンタテインメントを提案するのが趣旨である。番組開始は2004年。今年で10年目、2月28日で放送500回を迎えた長寿番組であるが、「ラジオ関連の企画で取り

    芸人顔負けの話術でリスナーを引き込む 鈴木おさむ『よんぱち~WEEKEND MEISTER~』