漫画『進撃の巨人』作者・諌山創[前編]「中高時代、状況が許すなら引きこもっていた」 週プレNEWS 2月23日(水)0時9分配信 大人気作家は、真っすぐこちらを見ながらも、どこか居心地悪そうに話しだした。 「そうですねえ。あまりハードルが上がらないように……。ただの中二病漫画だとか言って、こうなんとか必死にハードルを下げようとしているところです」 諫山創は大分県の片田舎に生まれた。相撲の盛んな地域で、秋になれば神社でちびっこ相撲大会が夜な夜な行なわれ、小学生は強制参加だった。子供に相撲を取らせ、大人は酒を飲み、勝敗が決すると硬貨を入れた茶封筒を土俵に投げる。 「同世代の子より10kgくらい体重が軽くて、劣等感みたいなものを感じて。勝ったり負けたりだったんですけど、寒いのがイヤで、友達とガーッと取っ組み合いになる感じもイヤでした」 小学校時代にはサッカー少年団に入団するが、わずかひと