農水省は6月23日、「平成26年度蜜蜂被害事例調査の結果と今後の対策について」をテーマに記者ブリーフィングを開催した。 農林水産省は、平成25年度から3年間、農薬による蜜蜂の被害事例に関する調査を実施している。今回は平成26年度に報告のあった被害事例について取り纏め、今後の対策と併せて公表したものだ。概要については、消費・安全局農産安全管理課の瀬川雅裕課長が説明した。 調査期間中、79件の蜜蜂被害が報告されたが、25年度と同様に水稲の開花期とその前後に被害が多いことから、水稲のカメムシ防除に使用された殺虫剤を、直接浴びたことが原因と考えられるとした。 周辺に水稲が栽培されていない地域などでも被害事例が報告され、蜜蜂から殺虫剤成分が検出されたが、周辺農作物との関係を解析するためには使用された農薬の情報が不十分だった。 26年度に呼びかけを行った結果、水稲のカメムシ防除時期には、農薬使用者から
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