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2015年9月11日のブックマーク (1件)

  • 呼吸器疾患に対するβ遮断薬が孕むジレンマ | 呼吸器内科医

    ・使いにくいβ遮断薬 「呼吸器内科医はβ遮断薬が嫌い」という格言(?)があります。気管支平滑筋を収縮させるワケですから、COPDなどの閉塞性肺疾患がある患者さんに対しては基的に禁忌と考えられるためです。β遮断薬の添付文書をザっとながめてみると、たとえば気管支喘息の患者さんには使いにくいようになっています。最近の循環器内科事情には精通していませんが、循環器疾患においてエビデンスが豊富なビソプロロール(メインテート®)やカルベジロール(アーチスト®)などの薬剤では、前者は呼吸器疾患(特に気管支喘息)に対しては慎重投与ですが、後者はなんと禁忌とされています。 ・COPDには使ってもよい? 2011年にBMJに衝撃的な報告がなされました。6000人近いCOPD患者さんを解析したコホート研究において、β遮断薬の使用はCOPD全体で死亡率を低下させたのです1)。また、心臓選択性のβ遮断薬を使用しても

    呼吸器疾患に対するβ遮断薬が孕むジレンマ | 呼吸器内科医
    kssm
    kssm 2015/09/11