兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題に関連し、片山安孝副知事は12日、7月末で辞職する意向を明らかにした。文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡するなど、県政の混乱に対する引責で、12日中に退職届を提出する。報道陣の取材に「(11日までに)計5回、知事に『ご進退をお考えになりませんか』と進言した」と明かした。 斎藤知事の右腕的存在の副知事の辞職により、知事自身の進退問題への発展は避けられない情勢となった。 取材に対し、片山副知事は「県政の混乱を招いたことに対する責任を重く受け止める」としたうえで、「知事に『ご一緒に退職する考えはありませんか』と申し上げた。知事は『自分は選挙で負託を得た身なので任期を全うして頑張りたい』と。これは知事の判断なので尊重したい」と話した。
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