中国国防省当局者は15日、中国が新型の超高速ミサイルの実験を行ったとする外国メディアの報道について「計画に従って科学実験を実施するのは正常なことだ」と述べ、事実上認めた。国営ラジオの中国国際放送(電子版)が伝えた。 当局者は「これらの実験はいかなる国や特定の目標に向けたものではない」と指摘した。 米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」はこのほど、中国が今月9日に米国のミサイル防衛(MD)網を破ることを狙って、音速の10倍で飛ぶミサイルの飛行実験を行った、と伝えた。中国の戦略兵器開発の「大きな前進」と位置付けている。 同サイトによると、同様の超高速ミサイルは中国のほかに、米国、ロシアが開発を進めており、インドも類似の巡航ミサイル開発を行っている。(共同)