フォーティネットジャパンの「FortiGate-VMX」は、VMware NSXのセキュリティ機能を補完する仮想アプライアンス型のUTM(統合脅威管理)製品である。ハイパーバイザー(ESXi)と連携して動作し、VM(仮想マシン)同士の通信トラフィックを監視し、各種のセキュリティ機能を追加する。 前提となるVMware NSXは、米VMwareのSDNソフト。オーバーレイ型のSDNを実現できるほか、負荷分散装置などのNFV(仮想アプライアンス型のネットワーク装置)機能を提供する。VMware NSXが標準で提供するファイアウォール機能はACL(アクセス制御リスト)によるフィルタリングのみ。これ以外の機能はAPIを介してサードパーティ製のセキュリティ機能を追加する。 FortiGate-VMXはサードパーティ製品の1つで、大きく3つの要素で成り立つ。ESXiホスト上では、仮想アプライアンスとし
