21日夜、長崎港で、海面が上下する「副振動」という現象が起き、市の中心部が冠水しました。長崎港は22日午前9時に満潮になるため、気象台は低い土地の浸水などに注意を呼びかけています。 気象台によりますと、21日午後8時すぎから長崎港で観測され、満潮と重なったため、海面が最大で1メートルあまり上昇して海水があふれ出し、市の中心部の複数の場所が冠水しました。 警察によりますと、場所によっては水深が30センチほどになりましたが、けがをした人はいないということです。 長崎港は午前9時に再び満潮になるため、気象台は係留されている船の被害や、低い土地の浸水に注意を呼びかけています。