法定協議会に出席した橋下大阪市長。市議委員の欠席で空席が並ぶ(3日午前10時1分、大阪市役所で)=野本裕人撮影 5か月に及ぶ空白を経て、大阪都構想の制度設計を行う法定協議会(20人)は3日、野党会派の議員が全員欠席という異常事態のまま再開した。 「自作自演の茶番」と、維新側の強引な手法に反発する野党側に対し、維新側は「議論から逃げている」と批判、両者の溝は深まったまま大阪の青写真が描かれていく。 「異議なし」 午前10時過ぎに始まった法定協議会は、市側の委員が並ぶはずの橋下徹大阪市長の横がすべて空席のままスタート。与野党の最大の対立点だった大阪市を特別区に分割する「区割り案」を元々の4案から、一つに絞り込むまでの時間は、開始からわずか15分だった。 この日は、維新の委員による「賛成一色の議論」と見られないための配慮が見られた。維新の委員は、区割り案の提案者にもかかわらず、「私がするのもヘン