政府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の有識者議員懇談会(座長=上山隆大・政策研究大学院大客員教授)は21日、政府機関である日本学術会議について、今の組織形態を前提とせず、そのあり方を検討するよう政府に求める報告書をまとめた。小林鷹之・科学技術担当相は同日、学術会議の梶田隆章会長と会談し、夏までに政府としての方針を決めると伝えた。 菅義偉前首相が会員候補6人の任命を拒否した問題をきっかけに、政府は学術会議の改革に着手。財界人も交えたCSTIの有識者懇は2021年5月から学術会議のあり方を議論してきた。