「歯ヨガ」は、かむ、飲み込む、話すなどに使う口周りの筋肉(口腔=こうくう=筋)をバランス良く動かせるよう、マッサージと体操を組み合わせたもので、口腔機能の改善を目指す。「歯ヨガ」を考案した小島歯科医院(大阪府貝塚市)の小島理恵副院長は「口腔筋機能が低下する高齢者だけでなく、子どもやストレスからの歯ぎしりが気になる方にも勧めています」と話す。 ▽口腔マッサージと体操 口腔筋機能が低下すると、歯並びや滑舌(かつぜつ)が悪くなる、顎(がく)関節症や歯ぎしり、さらに頭痛や肩凝り、誤嚥(ごえん)性肺炎など全身の健康に影響が及ぶこともある。口腔筋機能が衰え、かみにくくなる、むせが多くなるという状態をオーラルフレイルと呼ぶ。食事がしづらくなるため栄養状態が悪化し、全身の筋力が衰え、全身の機能も低下する。 「低下した口腔筋機能を改善させオーラルフレイルを防ぐことが、健康寿命の延伸につながると考えました」と
![口周りの筋肉の機能を改善―歯ヨガ 虫歯や歯周病を予防、免疫力アップ(小島歯科医院 小島理恵副院長)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8e3b80e67e5e51c89bffc24d662bbb15e8632d39/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedical.jiji.com%2Fimages%2Fimage%2Ftopics%2Fe08c8cb749cec84abbab6871480a7591.jpeg)