長男武田タケルさん、右近の二代目名乗り 歌舞伎俳優の市川右近さん(52)が、来年1月の東京・新橋演舞場公演「寿 新春大歌舞伎」で市川右団次を三代目として襲名し、長男武田タケルさん(6)も初舞台を踏み、右近の二代目を名乗ることが26日に発表された。 右近さんは二代目市川猿翁さん門下の立ち役で大阪出身。…
長男武田タケルさん、右近の二代目名乗り 歌舞伎俳優の市川右近さん(52)が、来年1月の東京・新橋演舞場公演「寿 新春大歌舞伎」で市川右団次を三代目として襲名し、長男武田タケルさん(6)も初舞台を踏み、右近の二代目を名乗ることが26日に発表された。 右近さんは二代目市川猿翁さん門下の立ち役で大阪出身。…
日本相撲協会は26日、理事会を開き、朝日山親方(元関脇・琴錦)が6月1日付で尾車部屋から独立し、朝日山部屋を新設することを承認した。力士3人も転属する。朝日山部屋は先代親方(元大関・大受)が定年前の昨年初場所後に閉鎖されていた。 また、2018年の大相撲各場所の日程を決めた。日程は以下の通り。 ▽初場所 1月14〜28日(両国国技館…
セブン&アイ・ホールディングス(HD)の新経営体制発足会見で、抱負を語る井阪隆一HD社長(左)=東京都千代田区で、2016年5月26日午後3時49分、浜中慎哉撮影 26日に株主総会を開いたセブン&アイ・ホールディングス(HD)は、中核子会社セブン−イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)がHD社長に昇格するなど新体制をスタートさせた。強力なリーダーシップでグループを24年間率いてきた鈴木敏文会長(83)は退任し、名誉顧問に就任。経営体制の転換に挑む井阪氏がグループの成長を継続できるか、手腕が注目される。 「鈴木会長には感謝している」「退任を延期してほしい」。株主総会では株主であるコンビニエンスストアなどの店舗オーナーらから鈴木氏に対する感謝や慰労の言葉が相次いだ。その一方で「鈴木氏の追い出し方が許せない」などと、井阪氏ら新経営陣に怒りや不満をぶつける場面も見られた。
第74期名人戦第4局を制し、感想戦で笑みを浮かべる佐藤天彦八段=広島県福山市の福寿会館で2016年5月26日午後7時40分、加古信志撮影 広島県福山市の福寿会館で25日から指された第74期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、名人戦福山開催実行委員会協力)は26日午後7時27分、129手で挑戦者の佐藤天彦(あまひこ)八段(28)が羽生善治名人(45)に勝ち、対戦成績を3勝1敗として初の名人位にあと1勝に迫った。残り時間は佐藤30分、羽生1時間18分。第5局は30、31日、山形県天童市の天童ホテルで指される。 こう着したかに見えた中盤戦から見事な構想を見せた佐藤が鮮やかに寄せ切り、3連勝を飾った。
伊勢志摩サミットの記念撮影に向かう安倍晋三首相(左から2人目)らG7首脳=三重県志摩市の志摩観光ホテルで2016年5月26日午後3時59分(代表撮影) 金融政策、財政出動、構造改革の3政策手段の総動員一致 主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)は26日、三重県志摩市のホテルで焦点の世界経済について議論した。金融政策、財政出動、構造改革の三つの政策手段を総動員することで一致し、停滞する世界経済をG7がけん引していくことを確認した。「伊勢志摩経済イニシアチブ」として首脳宣言に盛り込む。ただ、安倍晋三首相が重視する積極的な財政出動を巡り、実施時期や規模は各国の事情に委ねられた。サミットは27日、首脳宣言などを採択して閉幕する。 首相はG7の役割に関する議論で「世界経済の持続的かつ力強い成長のため、リーダーシップを発揮しなければならない」と強調。財政出動について「日本が先頭を切りたいが、経
生命保険主要12社の2016年3月期決算が26日、出そろった。売上高に当たる保険料等収入は、日本生命保険が前期比16.6%増の6兆2620億円と、第一生命保険を6760億円上回り、2年ぶりに国内トップを奪回した。ただ、金利低下などが響いて12社中9社で営業利益にあたる基礎利益が減少。日銀のマイナス金利導入の影響などで17年3月期も苦戦が予想される。 日本生命は昨年7月に銀行窓販向けの新商品として、外貨建て終身保険を投入した効果で収入を伸ばした。さらに、昨年12月に経営統合した三井生命の1〜3月期分の収益(保険料等収入1473億円、基礎利益74億円)が上乗せされた。17年3月期は三井生命の収益が通期で加算される。日本生命の児島一裕常務は決算会見で「安定的なナンバーワンであり続けることを目指して努力する」と国内首位を堅持する姿勢を強調した。
山岳遭難者の発見を想定した実証実験で、試験飛行を行うドローン=富士吉田市上吉田で2016年5月25日午前11時23分、松本光樹撮影 産業用ドローンの開発・販売を手がける「スカイロボット」(東京都中央区)が山岳遭難者の発見に小型無人機「ドローン」を活用する新たな救助システムを開発し、25日、山梨県富士吉田市の富士北麓(ほくろく)駐車場で実証実験を行った。登山者が持つ発信器からの電波を複数のドローンが受信し、正確な位置を割り出す仕組みで、世界遺産・富士山での活用も視野に入れているという。 あらかじめ登山者には重さ数グラムの特別な発信器を持ってもらう。特定の波長の電波を数秒間隔で発信し、同社によると、最大約1キロの範囲で受信が可能だという。
東京都江戸川区平井の平井運動公園内にある花壇で、約14万本のポピーが見ごろを迎えている。赤やピンク、白の色鮮やかな花が咲き誇り、公園を訪れた人たちは、ジョギングやサイクリングしながら眺めたり、カメラで撮影したりして楽しんでいる。文京区の男性(78)は「これだけ多くのポピーが咲いている場所は都内でも…
転落死亡事故があった御柱付近を捜査員が検証した=長野県諏訪市の諏訪大社上社本宮で5月6日午前、宮坂一則撮影 長野県・諏訪大社の「御柱(おんばしら)祭」で今年5月、氏子の男性(41)が転落死したのは、適切な安全措置を施さなかったためなどとして、弁護士2人が北島和孝宮司に対する業務上過失致死容疑での告発状を長野県警諏訪署に提出した。6年ごとに開かれる御柱祭では毎回のように死傷者が出ており、告発は祭りの安全対策に疑問を投げかけるものだ。 告発したのは、茨城県つくば市の坂本博之弁護士と、東京都北区の箱山由実子弁護士。告発は13日付。告発状などによると、5月5日の大木を垂直に立てる「建て御柱」で、高さ15メートルの木の上部から氏子の男性が転落し死亡した。祭りでは1968年以降、74、80、86、92、2010年に死亡事故が起きている。危険性が高く迫力のある祭りの様子が話題となり、集客や収益にはつなが
世界的に影響を及ぼす危険な感染症の発生時に、国連の関係機関が連携して対応するための新たな枠組みの創設方針が、伊勢志摩サミットの首脳宣言で表明されることが分かった。 2014年に西アフリカを中心にエボラ出血熱が発生した際には、世界保健機関(WHO)の初動が後手に回り、国際社会への情報発信が遅れた。これが感染拡大につながった経緯があり、教訓とした。 新枠組みは、感染症が発生すれば国連事務総長の下で、WHOだけでなく、国連人道問題調整事務所(OCHA)や国連児童基金(UNICEF)など関係機関が連携して対応できるよう行動計画を定めておく。医療関係者の派遣や医薬品などに充てる費用は、先進各国などの出資で世界銀行に新設される保険制度「パンデミック緊急ファシリティー」の活用を想定する。
千葉県大多喜町は、ふるさと納税の寄付者への返礼品の一つとしている商品券「ふるさと感謝券」を今月末で廃止する。寄付額に対する返礼率が7割と高く人気を呼んだが、感謝券がインターネットオークションで転売されるなど、「町内の店舗に来て使ってもらう」という本来の趣旨を逸脱して使われるケースが続発し、総務省からも対応を求められていた。 感謝券は2014年12月、返礼品の一つに加えられた。1万円を寄付すると感謝券7000円分がもらえる仕組みで、15年度の寄付額は前年度の40倍近い約18億円に達した。ところが、ネットオークションで転売を図る人が後を絶たず、さらには特産品ではなく町と無関係の高級ブランド品などを感謝券で販売する町内業者も現れ、総務省は2月、「制度の趣旨に反する」と指摘した。
東京都は26日、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で飼育されていた国内最高齢の雌のアジアゾウ、はな子(69歳)が死んだと発表した。老衰とみられ、27日にも解剖して詳しい死因を調べる。1949年に日本に贈られ、戦後長く親しまれたはな子の死を、関係者らは惜しんだ。 同園によると26日午前8時半ごろ、飼育員がゾウ舎内ではな子が横たわっているのを見つけた。内臓が体重で圧迫されないように体にロープを巻いて引っ張り、立たせようとしたが、立ち上がることができないまま午後3時過ぎ、死んだことが確認された。最期は1度大きく呼吸して、苦しむことなく息を引き取ったという。 はな子は47年春ごろタイで生まれ、2歳だった49年9月、タイの実業家、ソムアン・サラサス氏(故人)が「戦争で傷ついた子どもたちの心をいやそう」と私財を投じて日本に贈った。戦争中、逃走のリスクから餓死させられた上野動物園のゾウ「花子」にちなみ「
被爆者の声を聞いて 実体験に基づき原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さん(2012年に73歳で死去)が、オバマ米大統領に宛てて09年に書いた手紙が見つかった。核なき世界を訴えた演説への感銘をつづり、広島と長崎を訪ねて被爆者の声を聞くよう求めている。手紙は当時大統領に届かなかったとみられるが、中沢さんの妻ミサヨさん(73)は「夫が『見つけてほしい』と訴えたのかもしれない」と話し、大統領の広島訪問実現を喜んでいる。【石川裕士】 手紙はワープロ書きの1枚で、末尾に手書きの署名がある。09年夏に完訳した「はだしのゲン」英語版を監修した東京都在住の米国人翻訳家、アラン・グリースンさんが手紙も英訳し、日本語のコピーを手元に残していた。
全米バターン・コレヒドール防衛兵記念協会のジャン・トンプソン代表=米バージニア州で2016年4月22日、西田進一郎撮影 オバマ米大統領が27日に現職米大統領として被爆地・広島を初訪問する際に第二次世界大戦中の元米兵捕虜が立ち会う計画が見送られることが26日、分かった。1942年にフィリピン・バターン半島で米兵捕虜ら多数が死亡した「バターン死の行進」の生存者らで作る「全米バターン・コレヒドール防衛兵記念協会」が発表した。 協会のジャン・トンプソン代表によると、米国家安全保障会議(NSC)から立ち会える元米兵捕虜を1人代表で出してほしいと要請があり、ダニエル・クローリーさん(94)を推薦した。だが、ホワイトハウスからクローリーさんは立ち会うメンバーには含まれないと連絡があった。
月2%の高配当をうたい、東北や関東地方の自営業者らから現金を預かっていた「しあわせ共済会リンクル」(東京都江東区)の配当がストップし、会員とトラブルになっていることが関係者への取材で分かった。宮城、福島両県と仙台市の消費生活センターには計約70件の相談が寄せられており、1億円以上を預けていた会員もいたという。国の許可なく預金を集めていたとすれば出資法などに抵触する可能性があり、一部の会員は刑事告訴も検討している。 「中小企業と社員の福利厚生」をうたって設立された。同共済会は会員数を7000人規模と宣伝していたが、実務を担っていたとみられる事務局長の男性(60)が今月6日に死亡。事務局とされたビルに法人登記はなく、業務実態は不明だ。
大津市、53歳の職員を懲戒処分 大津市は25日、侮辱的言葉で注意するなどパワハラを繰り返したとして、企業局の男性課長補佐級職員(53)を減給10分の1(5カ月)の懲戒処分にしたと発表した。被害を受けた40代の男性職員は自宅で大量の薬を服用し、3日後に急性心不全で死亡しており、市は「大量服薬した責任の半分はパワハラにあるが、パワハラと死亡には因果関係はない」との調査結果を示した。 企業局によると、課長補佐級職員は40代職員が異動した直後の2014年4月から15年3月までの間、週に2、3日、約10分間、自分の机のそばに立たせて大声で「こんなこともわからへんのか、普通やったらできるぞ」など非難。侮辱するだけで業務の改善につながらない発言などを繰り返したという。
G7首脳、伊勢入り 日本で8年ぶりとなる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が26日、三重県で始まった。最初の公式行事は、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮(ないくう)訪問。この日朝、中部国際空港(愛知県常滑市)に到着した一部首脳が悪天候のためヘリコプターを使えず陸路で会場に向かうハプニングもあったが、地元の人たちは朝早くから参加国の国旗の小旗を手に街頭に出て、要人たちを歓迎した。 昨年6月、伊勢志摩サミット開催が決まった際、安倍晋三首相は「(主要国の)リーダーたちと伊勢神宮の荘厳でりんとした空気を共有できればよい」などとして、神宮訪問の意義を語っていた。
羽生善治名人(45)に佐藤天彦(あまひこ)八段(28)が挑戦し、佐藤の2勝1敗で迎えた第74期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、名人戦福山開催実行委員会協力)は26日、広島県福山市の福寿会館で2日目の対局が始まった。 佐藤、羽生の順に対局室入り。立会の井上慶太九段が封じ手を「2四歩です」と読み上げ、対局が再開された。 今期3回目となる横歩取りの序盤戦から、戦いが始まろうとしている局面。封じ手の2四歩は飛先の歩を伸ばす手で、羽生も予想していたのか、すぐに2二歩と受けた。佐藤が6、7筋で動きを見せたのに対し、羽生は駒を組み替え対応した。
安倍晋三首相は25日夜、三重県志摩市で行われたオバマ米大統領との会談で、在日米軍の法的地位や基地の管理・運用を定めた日米地位協定について「一つ一つ目に見える改善によって具体的な結果を積み重ねていくことが重要だ」と述べた。沖縄県うるま市の女性の遺体を遺棄したとして米軍属の男が逮捕された事件を受け、沖縄では地位協定の改定を求める声が高まっているが、首相は運用改善で対応す…
【パリ浅妻博之】テニスの4大大会第2戦、全仏オープン第4日は25日、当地で男子シングルス2回戦を行い、世界ランキング93位のダニエル太郎(エイブル)は、前回覇者で第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)に6−7、3−6、4−6で敗れた。第2シードのアンディ・マリー(英国)は、世界164位で主催者推薦のマティアス・ブルグ(フランス)を6−2、2−6、4−6、6−2、6−3のフルセットの末に降した。 女子シングルス2回戦は第4シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)がストレート勝ち。女子ダブルス1回戦は、日比野菜緒(フリー)穂積絵莉(エモテント)組がカリン・クナップ(イタリア)マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)組に6−1、6−7、6−4で勝ち、初戦を突破した。
熊本地震による住宅の倒壊などで住人が他所へ避難し、配達できなくなっている郵便物が県内で約4700通(24日現在)に上っている。宛名の人物の所在が分からない郵便物は一定期間保管するが、それを過ぎると差出人に返送するため、日本郵便は「避難先など今の居場所を郵便局に届け出てほしい」と呼びかけている。 日本郵便九州支社(熊本市)によると、4月下旬のピーク時には手紙や公共料金支払いのはがきなど県内全域で約1万3000通が配達不能になった。現在も、5000棟以上の住家が損壊した益城町で約3000通、400棟以上の住家が被害を受けた南阿蘇村で約1700通が配達できていない。 本来保管対象の郵便物は書留や宅配便だが、地震の場合、住宅のポストが破損したり、住人不在が明らかだったりすると、特例で手紙やはがきも保管。住人の居所が分かれば、そちらに転送している。
リニア中央新幹線を大阪に延伸する時期について、政府とJR東海が、従来予定の2045年から前倒しする検討をしていることが26日、分かった。政府は同社の財務負担を軽減するため低金利での融資を検討しており、延伸が最大で8年前倒しされる可能性がある。 政府はリニア中央新幹線の建設で、国の信用力を背景に低金利で長期資金を提供する「財…
セブン&アイ・ホールディングスの株主総会に出席する株主ら=東京都千代田区の同社本社で2016年5月26日午前9時53分、浜中慎哉撮影 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は26日午前、東京都千代田区の本社で株主総会を開いた。グループを24年間率いてきた鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO、83歳)が退任し、中核子会社セブン−イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO、58歳)がHD社長に昇格する人事案が賛成多数で可決された。 総会には昨年より約600人少ない1385人の株主が出席。鈴木氏は「長い間お世話になり、ありがとうございました。顧問として残るので今後もできることをやっていきたい」とあいさつ。井阪氏は「鈴木会長の精神を引き継ぎ、精いっぱい務めていきたい」と述べ、総会終了前に鈴木氏と握手を交わした。
過去最高額の2個300万円で競り落とされた夕張メロン=札幌市の中央卸売市場で2016年5月26日午前7時半、武市公孝撮影 北海道夕張市特産の「夕張メロン」の初競りが26日、札幌市中央卸売市場であった。2個入りの最高落札額は300万円で、2008年と14年の記録を50万円上回り、過去最高となった。 最高値で落札したのは、兵庫県尼崎市でスーパーを運営する「小西青果」。買い付け担当の小西幸丸さん(36)は「5、6年前からイ…
主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)は26日午前、議長の安倍晋三首相が三重県伊勢市の伊勢神宮に各国首脳を出迎え、開幕した。国内開催は2008年の北海道洞爺湖サミット以来8年ぶり。27日に採択される首脳宣言の概要が判明し、焦点の世界経済を巡って「財政上、金融上、構造上の政策の重要な役割を再確認する」と記し、G7が「成長を支える強固な対応を講じる用意がある」との姿勢を明記することが分かった。 首脳宣言では、金融政策、財政出動、構造改革の三つの政策手段を総動員するG7版「三本の矢」で経済を下支えする方針を明記する。中国など新興国の景気減速が続く中、G7が世界経済のけん引役となることをアピールする。
金属探知機を使い入念なボディーチェックを受ける女性。後ろには順番待ちで長蛇の列ができている=パリで2016年5月24日午後6時44分、浅妻博之撮影 【パリ浅妻博之】昨年11月に130人の犠牲者を出したパリ同時多発テロの影響で、テニスの4大大会、全仏オープンも厳戒態勢となっている。昨年はサッカーの国際親善試合も標的となり、スポーツイベントも懸念が拭えないからだ。女子の世界ランキング1位、セリーナ・ウィリアムズ選手(米国)は「手厚い警備は多くの選手が望んでいる。安全な中でテニスを楽しみたい」と語った。 会場のローランギャロスは最寄り駅から入り口まで通常は徒歩で約15分で到着するが、今年は倍くらいかかることもある。この間に金属探知機、警備関係者が直接体を触るボディーチェック、手荷物検査など3度の関門があり、会場周辺は数百メートルにわたって入場者の長蛇の列だ。2001年に同時多発テロがあった米ニュ
世界ALSデーを前に行われた、ALS患者の藤田正裕さん(手前)をモデルに行われた写生会で、描いた絵を藤田さんに見せる参加者=東京都千代田区で2016年5月25日午後2時13分、宮武祐希撮影 東京都千代田区丸の内のオフィス街の一角で22日、いっぷう変わったデッサン会があり、道行く人が足を止めた。モデルになったのは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う世田谷区の藤田正裕さん(36)。病の進行で体の自由が利かない自身をあえて「静物デッサンのモデル」とすることで、ALSへの理解を静かに、力強く呼びかけた。 イベントは藤田さんが創設した一般社団法人「END ALS」が主催した。ALSは知能や視力、聴力は維持されたまま、全身の筋肉が次第に動かなくなる過酷な難病だ。発症から6年目の藤田さんもかろうじて動く目だけで周囲とのコミュニケーションを続けている。
銀行とIT(情報技術)企業の連携を目指す改正銀行法が25日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。銀行持ち株会社や銀行によるIT関連企業への出資制限を緩和するのが柱。仮想通貨の不正利用を防止するための新たな規制も導入する。銀行とIT企業が提携する環境が整うことで、新たな金融サービス「フィンテック」の普及が加速しそうだ。 従来の銀行法は、銀行から一般企業に対する出資を5%(持ち株会社は15%)までに制限していた。改正法では、金融庁の認可を前提に、金融関連のIT企業に対して制限を超えた出資が可能となる。改正法は1年以内に施行され、金融庁が具体的な認可条件について基準を定める。銀行がベンチャー企業を買収したり、資本提携したりすることで新しいサービスに進出しやすくなり、ベンチャー側も資金調達や販路の拡大につながる。
共同記者会見を終え、握手するオバマ米大統領(左)と安倍晋三首相=三重県志摩市で2016年5月25日午後11時32分(代表撮影) 安倍晋三首相とオバマ米大統領は25日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が26日に開幕するのに先立ち三重県志摩市のホテルで会談し、その後に共同記者会見した。沖縄県うるま市の女性の死体遺棄容疑で米軍属の男が逮捕された事件について、首相は「卑劣極まりない犯行」と抗議し、実効性ある再発防止策を要求。オバマ大統領も「心からのお悔やみと深い遺憾の意」を示し、再発防止に全力を挙げる考えを表明した。そのうえで日米同盟を「希望の同盟」(首相)として強化する方針で一致した。 オバマ大統領は25日夜、ベトナム訪問を終えて中部国際空港に到着。ヘリで志摩市に入った直後に首相との会談に臨み、当初30分を予定した会談は1時間近くに及んだ。このうち約20分は大統領ら少人数の会合で行われ、沖縄の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く