石井監督が22歳で発表したインディペンデント映画[映画.com ニュース]最新作「蜜のあわれ」が公開中の石井岳龍(石井聰亙)監督が、日本大学藝術学部映画学科在籍時、22歳の若さで卒業制作として発表したインディペンデント映画「狂い咲きサンダーロード」(80)の完全復活プロジェクトが、5月19日から始動することになった。 日本が世界に誇る近未来バイオレンス映画で、今なお伝説として語り継がれ各界に影響を与え続けている本作。撮影当時のオリジナル16ミリネガフィルムは、長らく紛失したとされてきたが昨夏、奇跡的にある倉庫から再発見された。この素材は、現在視聴可能な画質を遥かに上回るものだったが、同時に経年の傷や埃による汚れも数多く見受けられた。そこで、石井監督は撮影監督である笠松則通とともに1コマずつ丹念に精査し、最新技術を用いて修正を加え、ハイクオリティな「狂い咲きサンダーロード」を復活し、ブルーレ