日本通信の米国現地法人であるCSCTが、米携帯事業者Sprintとの間でレイヤー2接続によるMVNO(仮想移動体通信事業者)契約を3月17日付けで締結した。日本通信が3月23日に明らかにしたもので、国内と同じ料金で米国でもモバイルデータ通信が使えるサービスを提供する方針だ。 日本通信は2009年3月より、レイヤー2接続でNTTドコモ網を利用したモバイル通信サービスを提供している。通常のレイヤー3接続(IP接続)と異なり、交換網(GGSN)を自社で持つことで、さまざまなサービスが実現可能になったとのこと。日本通信によると携帯電話網をレイヤー2接続でMVNOが借りたのは世界初の事例といい、今回のSprintとの契約はこれを世界に広げた形となる。 Sprintは米国全土に通信網を持つ米国第3位の携帯電話事業者。加入契約数は4800万人に達する。日本通信はSprintのネットワーク内であれば、国内