体に装着してスマートフォンなどと連携しながら利用する情報機器のウエアラブル端末が、ビジネスの現場などに導入され始めている。作業効率の改善など一定の成果を上げており、急速な普及が進むスマホの次を担うデジタル機器として期待が高まる。豊富なデータをインターネット経由で業務に活用しようとするニーズは大きい。半導体など電子部品技術の進展を背景に、さらなる小型化と高性能化を目指して開発競争は激しさを増している。個人だけでなく企業の利用も拡大することで市場は一気に広がりそうだ。 現場の評判は上々「便利でとても使いやすい」 「実験はもう終わりですか」 日本航空は平成26年5月と7月の2回にわたり、野村総合研究所と共同で実証実験を実施。ウエアラブル端末を装着して業務に当たった整備士や地上職員の反応は上々だった。 米ホノルル国際空港では、米グーグルの眼鏡型端末「グーグルグラス」を機体整備業務などに活用。機体の