「ああ、これは脳卒中だな」。神戸大学に勤務していた2009年7月、神戸市三宮の路上で倒れ込みながら、そう感じていた。左足の力が抜け、目は右を向き、呼び掛けられても声が出ない。典型的な脳卒中の症状だった。意識は鮮明で、救急車に乗せられてゆっくりと流れていく町の様子をはっきりと覚えている。そんな状況の中でも「これで当事者の気持ちや置かれている世界が本質的に理解できるのではないか」と考えていた。運
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く