高畑勲・宮崎駿をアニメーションへと誘った、アンデルセン原作の『王と鳥』。ジブリの原点、映画『王と鳥』公式サイト。 ジャック・プレヴェールは愛の詩人だった。しかしなによりもまず自由と友愛の詩人であり、徹底した反権力の詩人だった。あらゆる抑圧や戦争や破壊に反対し、常にその犠牲になる子どもや女性、貧しい人々、動物や木々の味方でありつづけた。その愛は女性の自由を最大限に尊重するものであり、その反抗は裸の子どもの心で武装されていた。そしてプレヴェールのユーモアは、平凡な日常に自由の風を吹き込んで、わたしたちを生きやすくしてくれるのだ。 ジャック・プレヴェールは、1900年2月4日、パリ近郊のヌイイ・シュル・セーヌに生まれ、激動の20世紀の歩みとともに生き、そのときどきを作品に刻印しつつ、1977年4月11日、77歳でブルターニュ半島の村、オモンヴィル・ラ・プティトに没した。 プレヴェールは15歳から