僕が買うレコードのほとんどは、60年代70年代にリリースされた中古盤だ。だからモノによっては、かなり汚れている(目に見えるホコリだけでなく、目に見えない指の脂やタバコのヤニなども)。いくら優良録音のマト1(マト1の意味は過去記事参照)でも、いい音で聴くためには汚れを落とさなければならない。古いレコードを集め始めた当初は、レコードクリーナー液をディスクに垂らし、専用のクロスで拭き上げていた。使用したのは、中古レコード店の大手・ディスクユニオンが市販している「レコクリン」(税込1512円)と「レコクロス」(税込648円)だ。拭いてみると、見た目は似たり寄ったりのレコードでも、クロスがほとんど汚れない盤もあれば、3回拭いても茶色い汚れ(推定ヤニ)がつく盤もあった。もちろん、こうした汚れがクロスにつかなくなるまで、何度でも拭く。このクリーナー液はディスクユニオンでも使用している商品であり、これで拭
