マックスは何処へ向かうのか マックスは、男性社会においてイモータンジョーのような「支配者」でも、ニュークスのような「搾取される弱者」でもない。 知恵と力を持った独立した男であり、女性たちを搾取することもない。 作中では彼女たち(特にフュリオサ)と友情を育み、彼女たちとジョーの戦いに協力する。 マックスは男性社会の中で、搾取することも搾取されることもない独立した存在として作中に存在する。序盤、「血液袋」にされかける(男性社会秩序に組み込まれかける)が、マックスは自力でそこから脱出する。 しかしそんなマックスも自由ではない。罪悪感という過去からの亡霊に苛まれ続けている。 作中、幾度と無くマックスを幻覚が襲う。 女の子のビジョン。「あなたのせいで死んだのよ」。ビジョンを見るたびマックスは苦しむ。 作中ではこのビジョンの原因となった事件について全く触れられていない。 これは何を意味するのだろうか。