カイコ(蚕)がつむぐシルク(絹)は,古来より衣服の材料として人間に利用されてきた。シルクは,肌に優しく,低CO2排出量の天然タンパク質長繊維として見直されつつある素材である。カイコを育てて繭からシルクをとる「養蚕」は,明治時代以降の日本の主要な外貨獲得産業となり,日本の近代化を支えた。しかし,世界恐慌や代替品の化学繊維の登場,さらに国際価格競争の激化や農家の高齢化により,日本の養蚕業は深刻な存亡の危機に立たされている。そこで近年,日本に蓄積された高度な養蚕技術と,遺伝子組換え等の新たなバイオテクノロジー技術を組み合わせることで,従来の養蚕業を新たな産業(新蚕業)に転換する試みが進められている。その象徴が,「ひかるシルク」である。ひかるタンパク質=蛍光タンパク質をシルクに組み込んで,ひかるシルクをつくる技術は,これまでにないシルクと新素材をつくり出すことができるだけでなく,カイコを医薬品の製
【お知らせ】 「ちきゅう」一般公開及び寄港記念イベントは終了いたしました。 たくさんのご来場ありがとうございました。 この度、清水港日の出ふ頭にて地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開を開催します。 「ちきゅう」は海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する日本最大の科学掘削船です。 清水港での一般公開は実に7年ぶりとなります。 静岡市内にお住まいの方のみならず、市外、県外にお住まいの方もご見学いただけます。 この機会にぜひ、清水港にお越しいただき、海底下の世界を研究する「ちきゅう」の船内見学をお楽しみください。 開催日:平成29年12月23日(土・祝)~24日(日) 見学申込:事前申込制 【「ちきゅう」はこんな船】 「ちきゅう」は、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする世界初のライザー式科学掘削船です。国際深海科学掘削計画(IODP)の主力船として地球探査をおこな
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