皆々様大変長らくお待たせしました!怒涛の展開を迎えたサパーンレック編、最新にして最終のエピソード遂に登場です! 去る9月28日、サパーンレック撤去という報道を受けて、このアジア最強の海賊盤市場が完全に終了することに衝撃を受けた読者諸兄も多かっただろう。しかし、すでに本連載の前2回分の記事でも触れているように、この違法占拠された市場の行く末は決して安泰ではなかった。来るべき時が唐突に来たというだけである。再開発によって変わりゆく中華街ヤワラーの現状を目の当たりにして筆者が抱いた悪い予感は不幸にもズバリ的中してしまったたわけだが、取材が滑り込みセーフで間に合ったのは神の思し召しという他ない。 今回は引き続きサパーンレックに巣食う様々な店舗から聞き出した、今となっては貴重な証言をお届けしたい。まずは、70年前の水瓶市場時代の面影を残す金魚屋の店主に創業当時の話を伺った。 かつての面影を残す店と、