ゲームの攻略本に差し込まれたライターの思い 80年台の掉尾を飾るアクションRPGに「サーク」という作品がある。 ファルコムの「イース」としばしば比較される作品だが、快適な操作性やゲームへの没入感を増す見事なBGM、そして作品の核を為す骨太なストーリーなど、隙なく作り込まれた名作であったと思う。 人気作であったためシリーズは3作目まで制作され、外伝まで発売されている。 僕自身かなりのめり込んだ作品だったし、今でも幾つかのBGMは口ずさむことができる。 だが、実はこの作品が深く記憶に残っているのは、このゲームの攻略本のおかげであったりする。 サークは別に難しいゲームというわけではない。 後半では何故かシューティングになる箇所があったりするのだが、アクションが苦手な人でもクリアできないような難易度でもないし、攻略本が必要なほど難解な謎解きなどはどこにもない。 にもかかわらず、僕がこのゲームの攻略