こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 動物が殺された死骸が近所で見つかったからといって、「万が一のことを考えて」こどもたちに集団登下校をさせる日本の学校。 その一方で、年間6000件以上の事故が起きたことが報告されているのに人間ピラミッドは平気で続ける日本の学校。 なんなんでしょうね、このデタラメすぎる危機管理意識は。不審者がうろついているかもしれない通学路よりも、マヌケな指導をする先生がいる学校のほうが、こどもたちにとっては数千倍、数万倍危険です。 「他のスポーツでの事故に比べると、人間ピラミッドの事故件数は同じくらいだ。だから危険とはいえない」とする擁護論がありましたけど、それはデータの読みかたが浅すぎます。 他のスポーツは通年行われているのに対し、人間ピラミッドは運動会前のごく短期間しか行われてません。その短期間に大量のケガ人が出てるのですから、他のスポーツに比べてはるかに危険度