2016.08.12 女性の持つ破壊衝動や暴力性を認めること~女性客が大半であった『シリアルキラー展』から考える、欲望と抑圧 ひと月ほど前のことですが、東京銀座のヴァニラ画廊で開催された『シリアルキラー展』(6月9日〜7月10日)に行ってきました。最終日に足を運んだのですが、会場は長蛇の列で大盛況、男女比はおおよそ男3:女7という割合でした。 SNSなどで検索すると、『シリアルキラー展』は連日大賑わいであり、かつ大半が女性客であるという情報が散見されていましたので、この日も連日と変わらぬ賑わいを見せていたのでしょう。 この展示のパンフレットに記載されていた作品所有者であるコレクターH・N氏によれば、「誰かに見せるわけでもなく、ましてや自慢できるようなものではない、孤独に蒐集してきたコレクションであるが、これらのものを通じて、彼らの精神世界を覗くことの意義はゼロではないと信じたい。犯罪者への