こんにちは、月城です。 今回は、ほんの少しだけ同じお店で過ごし、その短い期間で、絶対に関わり合いになりたくないと思ったキャバ嬢「陽菜(ひな)さん」の話です。なぜ関わり合いになりたくなかったかというと、彼女は常にバッグにナイフを入れているちょっと危ない嬢だったからです。 危険なキャバ嬢 陽菜さんはいつもかばんに果物ナイフをいれていました。 そして、そのナイフを待機場所で時折取り出しては、触っていました。最初はあまりの異様な光景に凍りつきましたが、何度か陽菜さんと同じシフトで過ごすと、それが陽菜さんの癖のようなものだとわかるようになりました。 ナイフやカッターを持ち歩く場合、少なくとも私の経験では、リストカットなどの跡がある人が多かったのですが、陽菜さんにはその形跡はありませんでした。だから私は、陽菜さんがなぜナイフを持ち歩き、かつそれを見せびらかすようにしているのか、ずっと疑問だったのです