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こんにちは、インフラストラクチャ本部の大山です。 このエントリはGREE Advent Calendar 2013 22日目の記事です。 はじめに "ネットワークプログラミング" という言葉は、恐らくシステム屋さんにとって TCP/UDP あるいは IP といった L4, L3 の世界のプログラミングを想起させるのではないかと思います。ですが OpenFlow によって、そのレイヤが一気に L1 まで落ちました。つまり Layer-1 (物理層)までがプログラマブルに扱える領域になったということです。 これは主に Ethernet と IP に限定されるものの、従来 L1 から L3 の領域はネットワーク屋さんの領分で L4 以上がシステム屋さん、あるいはアプリケーション屋さんの領分という暗黙の了解を OpenFlow が無くしてしまいました。 今日は OpenFlow ネットワークを制御
NTT持ち株会社は2014年6月6日、同社が開発したOpenFlow対応のソフトウエアスイッチ「Lagopus」(ラゴパス)を、7月にもオープンソースソフトウエア(OSS)として公開すると発表した。併せて、すでにOSSとして提供を始めているSDNコントローラー「Ryu SDN Framework」(以下、Ryu)を活用した、OpenFlowスイッチのテストセンターを設立する。 「Lagopus」は、NTTが2013年12月に発表したプロトタイプのソフトウエアスイッチを改良したもの(関連記事:NTT、10万フローを10Gビット/秒で処理できるOpenFlow対応ソフトスイッチを開発)。Lagopusは雷鳥を意味し、クラウド(雲)の中で活用されるソフトウエアスイッチを目指して命名された。 制御用プロトコルとしてOpenFlowプロトコルに対応し、OpenFlowのフローエントリーを100万行程
OSS(オープンソースソフトウエア)のSDN(ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング)ツールである「OpenDaylight」の商用展開が進んでいる。2014年11月にはブロケードコミュニケーションズシステムズがOpenDaylightのディストリビューション(検証済みパッケージ)である「Vyatta Controller」を出荷する。クラウドOS「OpenStack」との連携を強化することで、SDNツールの本命の座を目指す。 OpenDaylightは、Linuxファウンデーションが2013年4月から開発を開始したOSSのSDN製品群。ネットワークの構成や機器設定をソフトウエアで集中制御する「SDNコントローラー」を軸に、管理対象のネットワーク機器を増やすための「プラグイン」や、SDNコントローラーの機能を外部のプログラムから利用可能にする「OpenDaylight API(アプリ
NECは2014年8月27日、企業や官公庁、データセンター市場向けのSDN(ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング)事業を強化すると発表した。これまで提供してきたOpenFlow対応の製品群に加え、既存のネットワークシステムから段階的にSDNに移行できる「SDN Ready」製品を順次、提供開始する。導入の際のコンサルティングサービスも開始、営業体制も強化する。 SDNは、スイッチやルーターなどのネットワーク機器をソフトウエアによって集中的に制御すること。専用のコントローラーを用いることで仮想ネットワークを構成し、簡単に管理できることを目指す技術だ。 NECが算出した、SDN関連の製品やサービスなどを含めた市場規模予測は2014年に5000億円。2017年には4兆7000億円にまで成長すると予測している。NECシステムプラットフォームビジネスユニットの福田公彦執行役員は「ネットワーク
近年の仮想化技術の進化に伴い、ネットワークをソフトウェアによって柔軟に設計、構築、運用するSoftware-Defined Networking(SDN)が適用され始め、これを実現するための様々なSDNコントローラやプラットフォームが台頭してきています。 OpenDaylight は、 Linux Foundation 内で発足した、オープンソースのSDNコントローラプラットフォームの協業開発プロジェクト、およびそのソフトウェアです。プロジェクトには著名な通信機器関連企業を始め、数多くのコミッタが参加しており、米国時間の2014年2月4日に初期リリースであるHydrogenが公開され、話題になりました。 今回の記事では、OpenDaylightの簡単な概要と、アーキテクチャやOpenDaylightアプリケーションの作成方法を中心にご紹介します。 OpenDaylightとは OpenDa
西日本高速道路(NEXCO西日本)は2014年4月30日、OpenFlow/SDNを採用した新たなネットワークの構築を今年3月に完了したと発表した。OpenFlow 1.3.0対応のスイッチを採用している。NEXCO西日本は今回構築したOpenFlow/SDNネットワークを活用し、災害による致命的なダメージにも対応できる新しい交通管制システムを実現する計画。 NEXCO西日本ではこれまで、道路管制センター単位で複数台の装置を設置することで、被災しても機能が停止しないように備えていた。さらに今回、交通管制システムのサーバーを仮想化技術により統合・共通化するとともに、全45拠点をOpenFlow/SDNネットワークで接続。ある道路管制センターが致命的なダメージを被った場合、OpenFlowの集中制御機能を活用し、情報板などの本線設備の接続先を被災していない他支社の道路管制センターに切り替える。
SDNやOpenFlowのソリューションが注目され始めたのは、2年前のInteropあたりからだろうか。当時は、クラウド時代の仮想サーバーやマルチテナントサーバーとの親和性が注目され、主にデータセンター向けの製品や通信事業者向けのソリューションが多かった。 しかし、ここにきてSDNの応用範囲がエンタープライズ領域にまで広がってきている。具体的には企業や病院・自治体のLAN環境にOpenFlow対応機器を活用して、管理コストの低減やセキュリティの向上などを実現するソリューションに注目が集まっている。 そんな中、2月18日から開催される「SDNカンファレンス」の講演者のひとり、NEC ソリューションプラットフォーム統括本部 シニアエキスパート 宮永直樹氏に、SDNの最新技術動向や事例などについて話を聞いた。 宮永氏によれば、NECは3年ほど前からSDN関連の製品を手掛けており、すでに100社1
米オラクルがSDN関連技術を持つ企業を買収。WAN環境を経由してデータセンターとクラウド環境を安全に接続する技術を手に入れた。 米オラクルは2014年1月7日、WAN向けのソフトウェア定義ネットワーク(SDN)技術を手がけるCorenteの買収で合意したと発表した。 CorenteはあらゆるIPネットワークを介して、どんなサイトへも分散型アプリケーションの配信や管理ができる「Cloud Services Exchange」などの製品を提供している。 同社のソフトウェア定義型WAN仮想化プラットフォームでは、あらゆるサイトへのグローバルなプライベートネットワーク接続をセキュアな環境で実装・管理でき、クラウドベースのアプリケーションやサービスの導入を加速できるとオラクルでは説明している。 米オラクルはCorenteの買収を通じて、クラウド導入のための完成された技術ポートフォリオの提供を目指し、
OpenFlow/SDNはなぜ誕生したのか、OpenFlow以前にあった問題とは。生みの親カサド氏が壇上で語る。SDN Japan 2013 世界で最もセキュリティの高い米諜報機関のネットワーク管理の経験から生まれたのがOpenFlowおよびSoftware-Defined Networkingの技術だった。 OpenFlowの生みの親として知られ、現在はVMwareでネットワークチーフアーキテクトを務めるマーティン・カサド(Martin Casado)氏は、9月18日から3日間、都内で開催されたイベント「SDN Japan」において、OpenFlow開発の経緯について基調講演「SDN、ネットワーク仮想化、そして無限の彼方へ」で語りました。 その内容をダイジェストで紹介しましょう。 SDN、ネットワーク仮想化、そして無限の彼方へ VMware Inc, Martin Casado氏。 まず
TOP > ブログ > SDN ShowCase、NTTコミュニケーションズの展示内容 [Interop Tokyo 2013] Interop Tokyo 2013のSDN ShowCaseでのNTTコミュニケーションズのブースで、OpenFlowベースとMPLSベースの二つのSDNのデモンストレーションを展示していました。 OpenFlowデモはOpenFlowそのものというよりも、VOLTというツールの可視化部分がカッコイイ(展示会ウケしやすそう)という感想でした。 MPLSデモは、凄く新鮮な印象を持つと同時に凄く懐かしい印象も受けるという不思議な空間だったのではないかという感想です。 OpenFlowによるSDNデモ VOLTという汎用OpenFlow解析ツールを展示されていました。 3DなUIで、とにかくカッコイイので展示会向きだと思いました。 概要としては以下のような内容でした
「マイクロソフトはサーバ仮想化に寄り添うネットワーク仮想化を提供している」マイクロソフトがネットワーク仮想化とSDNへの取り組みを説明 ネットワークの分野では、ネットワーク仮想化やSoftware-Defined Networkへの注目が高まっています。サーバ仮想化市場でトップを走るVMwarはネットワークの仮想化についてもNiciraを買収するなど非常に積極的な取り組みを見せているのに対し、同市場でライバルのマイクロソフトからは、ネットワーク仮想化やSoftware-Defined Networkにどう取り組んでいるのか、情報はあまり耳に入ってきません。 しかしマイクロソフトがこの分野で何もしていないわけではありません。「サーバ仮想化に寄り添うネットワーク仮想化を提供している」(日本マイクロソフト エバンジェリスト 高添修氏)と、Windows Server 2012において基本的な機能
シスコが4月23日、同社SDN戦略の進展を説明した。その骨子は、提供開始済みの同社製品に共通のAPIである「onePK」に加え、SDNコントローラの展開の道筋がはっきりしたことで、より抽象化されたレベルでのプログラマビリティを提供し、顧客におけるネットワーク関連の問題を解決していけるようになるということだ。 シスコシステムズはOpenDaylightプロジェクトの発表を受け、4月23日に都内で同社のSoftware Defined Networking(SDN)戦略の進捗を説明、国内でも今後積極的に推進活動を行っていくことを明らかにした。戦略関連の説明の骨子は、提供開始済みの同社製品に共通のAPIである「onePK」に加え、SDNコントローラの展開の道筋がはっきりしたことで、より抽象化されたレベルでのプログラマビリティを提供し、顧客におけるネットワーク関連の問題を解決していけるようになると
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