著: OKP 突然ですが、東京都『稲城市』をご存じですか? 多摩地区と呼ばれる東京都市部の南に位置し、府中市、調布市、多摩市、そして神奈川県の川崎市に囲まれた多摩川沿いの街になります。 市内にはJR南武線と、京王相模原線の2本の路線が走り、新宿まで電車で20〜30分程度の通勤圏。市内は南武線が走る多摩川沿いの平地から、主に多摩ニュータウンとして開発された丘陵部まで広く住宅地が広がっています。丘陵地には今も多くの緑が残され、里山エリアには、タカやチョウゲンポウといった大小の猛禽類やタヌキなどの野生動物も多く暮らしています。 京王線稲城駅の辺りから見渡した稲城の市街地。中央右手に見える大きな建物が稲城市役所、点在する緑はこの後で紹介する梨畑です。そして、写真では見えませんが市役所前の向こうに通っているのが、自転車ファンにはお馴染みの「南多摩尾根幹線」。稲城市の真ん中を東西に横切り、多摩丘陵の尾