新年のお慶びを申し上げます。本年が良い年でありますように。 昨年4月に、国立国会図書館長に着任して初めての新年を迎えました。この間、国立国会図書館が、両院の国会議員の方々そして図書館関連の皆様をはじめ多くの方々からご支援とご協力をいただいていることを知り、改めて心から感謝申し上げます。同時に、多くのご期待をいただいておりますことは大変心強く有難く、そのご期待にお応えできますように努めてまいります。 新年度には新たな中期計画を開始することになっています。そこで、改めて国立国会図書館の存在意義について思い起こしておきたいと思います。 まず、国会法には、「議員の調査研究に資するため、別に定める法律により、国会に国立国会図書館を置く」(国会法 第130条)とあります。 そして国立国会図書館法の前文には高邁なその使命が掲げられています。 「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に