歴史のなかの中島飛行機 桂木洋二著(グランプリ出版) 定価:1800円(消費税抜き) ISBN978-4-87687-350-0 今でも国内ラリー選手権ではSUBARU(スバル)と三菱自動車はよきライバルだ。この関係を決定づけたのは、三菱が『ランサーエボリューション』を、スバルが『インプレッサ』を発売した1992年だろう。 両車はWRCのグループA車両としてワークス参戦に利用されただけでなく、欧州メーカーワークスとトップ争いを繰り広げた。国内では、競技利用を前提としたスペシャルモデルの「ランサーエボリューションRS」、「インプレッサWRX-RA」が設定され、全日本ラリー選手権、ダートトライアル選手権を筆頭に、各種グラスルーツ競技車両としても活躍した。 1992年以前も、三菱は『コルト1000F』や『A73ランサー』、スバルは『レオーネ』や『レガシィ』でオーストラリアのラリーやサファリラリー