政府の資産と負債を対照させたバランスシートは最近どうなっているか。小泉改革の2003年度から、企業会計に準じたバランスシートが公開されています。一般会計(歳出96兆円:15年度)と、複雑な特別会計(歳出純計195兆円:15年度)の資産・負債を連結したものです。 この貸借対照表を最初に作った2002年3月末の資産は765.3兆円、負債は992.7兆円、債務超過は227.4兆円と、まだ穏やかな金額でした。その後、2013年3月末までの11年間で、債務超過額は490.4兆円へと263兆円増加しました。1年平均で23.9兆円です。 政府の債務超過額は、資産の増加より負債の増加の速度が速いため、1年にほぼ23.9兆円平均で増加します。 政府の債務超過は、2020年までの近い将来に問題になるのか。問題になるとすれば、どういった内容か。問題でないとすれば、それはどういったことか。政府の資産と負債の内容を