デザイナー 高橋鴻介が「点字」を再発明するまで。 24歳の青年が「新しい点字」をつくった。この発明は、私たちの生活を少しずつ、でも、確実に変えていくだろう。 「Braille Neue(ブレイルノイエ)」 そう名付けられた新しい点字フォント。由来はさまざまなサインで用いられている標準的なフォントの「Helvetica Neue(ヘルベチカノイエ)」をもじっており、英語と日本語に対応する。なによりもすごいのが、これまでの点字に応用ができること。何が書かれているかわからなかった点字に上書きすることで、目で読める文字となる。 ブラジルのデザイナーから「SとIが読みにくいから直したほうがいい」と修正データを送ってもらうなど、リアルタイムでブラッシュアップされている「Braille Neue(ブレイルノイエ)」。また「青字が読みにくいから違う色のほうがいい」といった声もあり、これからもアップデートが