低気圧と体調の関係 自律神経の葛藤 天気が悪くなると体調がすぐれなくなるのは、珍しいことではありません。そのほとんどは自律神経の状態に起因するものと考えられています。自律神経の役目のひとつに、外部環境の変化に体を適応させる仕事があり、天気による体調の変化とは、気圧の変化に対応しようとする自律神経がちょうどいい加減をさぐって葛藤している状態ともいえるのです。 ■天気が悪い→低気圧 天気が悪くなるというのは、非常に簡単にいえば、高い気温で温められた海水や空気が蒸気となったり山にぶつかったりして上にあがっていき、冷たい上空で冷やされて水滴になって落ちてくる、という理屈です。この現象が強い勢いで発生し、地球の自転の力も加わわって渦となった状態が台風です。そして空気が上にあがってしまったあとは、当然空気の量が少ない、すなわち「気圧が低い」状態になります。こうして、「天気が悪い=気圧が低くなる」という